語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2015年06月07日(日)

撲滅!ジェネレーション・ギャップ

ボクの宿ぬしは45歳の課長さんです。

仕事も家庭も絶好調〜!と、言いたいところだけど、
最近は、若手社員に悩まされっぱなし。
まわりは「褒めて伸ばせ」って言うけれど、
何を考えているのか、さっぱりわからないんだよね。

今日は、そんな新人と、はじめての挨拶まわり。
お得意先で、粗相がないか心配していると…。

新人:「あっ! 電話だ。」
宿主:「おい! マナーモードにしとけよ」
ところが…。
お得意様:「おっ!それ、ジェームス・ブラウンの曲だよね。キミみたいな若い子が聴くなんて、驚きだね。」
と、お得意様。
新人:「はい、父の影響で!この曲聴くと、超やる気が出るんですよね!」
お得意様:「わかるわかる。いいね、キミ!」
あは! これは意外!
ここから話は盛り上がり、挨拶まわりは大成功!

そして、帰り道。
新人:「課長、今日、わたし、はじめて仕事が楽しいって思えた。」
宿主:「おい、タメ口かよ」
まだまだ、ジェネレーション・ギャップを埋めるには、
時間がかかりそうだね。

でも、きっと、前進しているはず。
大切なのは、日々のコミュニケーションの積み重ね。

おなかの調子も、大切なのは、日々の積み重ね。
ぼくら乳酸菌が、
良い菌と悪い菌のギャップを埋める、お手伝いをするからね。

じゃあ、また、日曜のお昼に。