語り手:乳酸菌

トンネルを抜けるとそこはおなかの中だった…。 乳酸菌は今日も人と生きている。 ボクらは乳酸菌。古くからこの星に住み、 人間や動物の体に宿り、日々活動しています。 そんな乳酸菌たちが宿主と一緒に喜んだり、悲しんだり。 時には励ましたり…おなかの中から 語りかけるストーリィをお楽しみください。

メッセージ

番組ではメッセージを募集しています!番組の感想や乳酸菌くん(語り手)へのメッセージをお寄せください。

2015年07月19日(日)

駿くんが知りたいこと

ボクの宿主は35歳のパパです。

息子の駿くんは、“なんで?”“どうして?”と
やたらと聞いてくるお年頃。
宿主:「好奇心旺盛で結構! この子は将来、大物になるぞ!」
…なんて、親バカなパパ。
でも、いつも忙しくて遊んであげられないから、質問にはきちんと答えてあげたいんだよね。

明日は久しぶりに家族で海へ。

「なんで海は青いの?」「どうして海には波があるの?」
こんな質問にも、答えは準備万全!
ところが翌日、ビーチでは…。

駿くん:「パパー!ボール、投げてー!」
駿くん:「パパ! 水鉄砲しよー!」
駿くん:「パパー! 砂のお城つくってー!」

あれれ? 期待していた「なんで?」「どうして?」は、なし?

帰りの車の中。

駿くん:「ねぇ、パパァー」
宿主:「おっ! いよいよきたかぁ〜?」
と、バックミラー越しに後ろのシートを覗くと…。

宿主:「なんだぁ、寝言か…。」
駿くん:「パパ…、パパはどうしてパパなの?」
宿主:「え!?」

あは!パパも予想外の「どうして」だ。
これに答えてあげるのは、カンタンじゃないね。

ボクら乳酸菌が「どうしておなかにいいの?」と聞かれたら、ちゃんと答えてあげられるけどね〜。

じゃあ、また日曜のお昼に!