
川瀬良子が全国の様々な地域を訪れ、

日本最高レベルのキュウリの収量を実現した「ゆめファーム全農SAGA」。
栃木・高知に続く、全国3ヶ所目のJA全農による大規模ハウスです。
そして、この「ゆめファーム全農」の新たな施設が来年埼玉県にオープン。
今度は一体どんな「ゆめファーム全農」が生まれるのかを取材しました。
今回訪れた「ゆめファーム全農SAGA」で、新施設のお話を伺ったのは、
JA全農の加勢友梨子さん。
埼玉県幸手市に来年オープンする「ゆめファーム全農トレーニングセンター幸手」の
研修者募集を担当されています。
そう、「トレーニングセンター」「研修者」という言葉が示す通り、
新たに誕生するこの施設は、新規就農者を育成するための研修施設です。
2014年に誕生した「ゆめファーム全農とちぎ」ではトマトを、
続いて、2017年に「ゆめファーム全農こうち」でナス、
そして、2019年に「ゆめファーム全農SAGA」でキュウリ…と、
JA全農は各施設で大規模栽培の実証を進めてきました。
そこで得られた知見を集め、新たな農業の担い手を育てていくのが
「ゆめファーム全農トレーニングセンター幸手」です。
一体どんな研修が行われるのかを加勢さんに伺ってビックリ!
今回訪れて、規模の大きさに驚いた「ゆめファーム全農SAGA」の面積は1ha。
しかし「ゆめファーム全農トレーニングセンター幸手」は、その3倍の3ha!
これを4つの区画に分け、募集人員4人という研修者の一人一人が、
各区画でトマト・ナス・キュウリを栽培するんだそうです。
一区画は70a。それでもかなりの広さですが、
その栽培を研修者が1人で担うという、大胆過ぎるチャレンジ!
加勢さん曰く、「これだけの大きな規模で研修を受けられる場は中々ない」
とのこと。考えようによっては、これ以上ないチャンスの場とも言えそうです。
それも、新たに建設されるピカピカの施設ですから、
モチベーションもグッとアップするに違いありません。
1年目は主に栽培技術の習得を目指し、2年目は農場の運営面を学びます。
研修期間は2〜3年とされていて、3年目は各々の事情で応相談とのこと。
さらに、研修費用は無料。研修中は全農の臨時職員として給与も支払われ、
社会保険完備で、交通費も支給されるそうです(上限あり)。
こうした研修環境の中で、各地の「ゆめファーム全農」で実証されてきた
高収量の栽培技術を学ぶのですから、やり甲斐たっぷりですね。
応募資格は、普通自動車の運転免許があれば、
農業経験の有無に関わらず誰でもOKとのことですから、
少しでも興味がある方は、こちらのページをご覧ください。
https://www.zennoh.or.jp/about/research/horticulture/
加勢さんに、どんな方に応募して欲しいか?を伺ったところ
「パッションが重要です!」とズバリ一言。
「日本の農業、地域の農業を自分が支えてみせる!」という
熱い想いを持っている方、ぜひご応募ください。
あなたの力が、日本そのものを支える力になるはずです。