
川瀬良子が全国の様々な地域を訪れ、

あぐり紀行の取材で、番組パーソナリティーの川瀬良子さんが
初めて兵庫県豊岡市を訪れたのは2017年。
一時は日本から姿を消したコウノトリを目にすることができた感動☆
それは今も川瀬さんの胸に強く刻まれています。
そして9年が経った今、再びその地を訪問。
現在のコウノトリの様子やその礎となる地域の農業を取材しました。
今回川瀬さんを案内してくださったJAたじまの枚田昌樹(ひらたまさき)さんが、
稲刈り作業中の田んぼを指差して言います。
「あそこに小さい鳥が集まってるから、そのうちコウノトリも来ますよ」
稲刈りで、田んぼに暮らす昆虫などの生きものの姿が露わとなって、
それを狙う鳥たちが集まってくるのです。
やがて、枚田さんの言葉通り一段と大きな鳥の姿が。
コウノトリです。
かつては国内各地で見られたものの、明治時代からの乱獲や、
戦後の農薬・化学肥料使用などで餌となる生きものが激減。
そういった状況下でコウノトリの絶滅が伝えられます。
当時、その最後の生息地となったのが豊岡市でした。
しかし地域の人々のコウノトリに対する想いは強く、
これを機に野生復帰に向けた挑戦が始まります。
やがて、「コウノトリも住める豊かな環境は、人間にとっても持続可能で
健康的に暮らせる素晴らしい環境である」という考えから、
農薬や化学肥料に頼らずに、“美味しいお米”と“多様な生態系”を同時に育てる
「コウノトリ育む農法」に取り組み、見事その願いを叶えます。
この農法から誕生したお米が「コウノトリ育むお米」です。
9年前の取材の時は、半信半疑で飛来を待ったコウノトリですが、
枚田さんによると、「今では、どこでも見られる日常の風景」だとか。
両翼を広げると2メートル、立ち姿での身長は1メートル10センチ程。
概ね小学生ぐらいの大きさは、鳥としてはかなりの大型。
「初めて見る人の多くは“デカっ!”と反応する」…と、
枚田さんは笑顔で語ります。
そんなコウノトリの前を、ほぼ同じ大きさの小学生たちが通学
…それが、この地域の当たり前の光景になったほど、
今、コウノトリは但馬の暮らしに溶け込んでいるそうです。
それはまた、地元生産者さんの誇りでもあります。
「コウノトリ育む農法」は2005年に体系化されましたが、
地域では、すでにそれ以前から環境に配慮したお米作りが
続けられていました。
そうした想いの継承がコウノトリ復活に繋がり、
これを支える生物多様性と合わせて、
但馬の豊かな自然環境を示すシンボルへと結実したのです。
田んぼが、生きものの連鎖とお米作りの両方を支える…
その中から生まれたお米が「コウノトリ育むお米」です。
私たちがこれを食べる…ということは、回りまわって、
私たち自身もこの大きな循環の一つになれるということ。
そのストーリーを感じながら口に含む「コウノトリ育むお米」は、
「味」以上の美味しさを噛みしめることができるのです。
そんな「コウノトリ育むお米」に今年は大きな出来事が!
これを但馬で美味しく味わえる場所を作りたいとの想いから、
9月3日、JAたじまの直売所「たじまんま」の隣に
レストラン「たべまんま」がオープンしました!
早速ランチタイムを中心に大賑わいを見せているそうです
川瀬さんは「塩鶏レモン野菜炒め定食」を注文!
お米はもちろん、同じ地元の名産「但馬どり」の味にも
舌鼓を連打していました。
そうです!ここは、「コウノトリ育むお米」の他にも、
但馬どり、但馬牛、様々な野菜もまた美味しい“夢の里”。
ぜひ足を運んで、彩り豊かなこれらの食材を、
そして、コウノトリ舞う風景を楽しんで欲しいと思いました。