オリンピックが終わると、なんだかちょっとむなしい感じになりませんか?

日本人選手のメダルに一喜一憂した熱狂の日々が去り、
またいつもの日々が戻ってくるからでしょうか。

そんな日常と、非日常の間で鈴木さんはこう思うのかもしれません。

オリンピックとは何か?

加藤さんならどう思うんだろうって。

そんな風に鈴木さんがいつもたよりにしていた加藤周一さんは
2008年12月に亡くなられました。

でも加藤さんはなんだかまだこの世にいるみたいです。

あるドキュメンタリー映画が昨日公開されたからです。

『しかし、それだけではない。加藤周一幽霊と語る』
というタイトルの映画です。

今夜れんが屋で加藤周一の不思議な魅力を語っているのは、
この映画のプロデューサー桜井均さん。

そして高畑さんとの対談も集録されている加藤さんの本、
日本・そのこころとかたち、を出版したジブリ出版部の田居因さんです。

『しかし、それだけではない。加藤周一幽霊と語る』は、
渋谷シネマアンジェリカで公開中です。

スクリーンの中で加藤周一さんはもう幽霊です、

鈴木敏夫のジブリ汗まみれ。
今夜の出演は、スタジオジブリ鈴木敏夫、田居因、伊平容子、
そして、映像ドキュメント.com・桜井均さんでした。
寒い冬の夜、新宿駅東口から紀伊国屋書店へ。

この夜、紀伊国屋ホールで、
ある人物をめぐるシンポジウムが開かれていました。

シンポジウムの前半では、
あの、姜尚中さんが、1年あまり前に亡くなったその人物の
不思議な魅力について語りました。

そして、シンポジウムの後半に登場する人が、
会場の控え室で、こんな話をしてくれました。

何のてらいもなく、当然のように、
ペレストロイカとホタルの墓を同じ出来事として語るその人は、
高畑さん、宮崎さん、鈴木さんというつわものたちが、
よりどころにしたり、影響を受けたり、羅針盤になってもらったりした人。

とにかく、みんな大好きみたいです。
加藤周一という人物の、何かが。。。

そういえば、姜尚中さんは学生時代から加藤周一さんに憧れていたそうです。
このシンポジウムの司会をかって出た、岩波書店の山口昭男社長は、
加藤さんを知る為に、全10巻の加藤周一自薦集を出版し続けています。

あ、そろそろ鈴木さんが登場する、後半が始まります。

鈴木敏夫のジブリ汗まみれ。
今週はこの1月、紀伊国屋ホールで開かれた、
新宿セミナー、加藤周一・人と仕事にお邪魔します。

加藤周一さんは、2008年の冬に亡くなられました。
そして今週土曜日、2月27日から渋谷のシネマアンジェリカでは、
加藤さんのドキュメンタリー映画
『しかし、それだけではない。加藤周一 幽霊と語る』が公開されます。

新宿・紀伊国屋書店の一階には、小さな鉱物や化石のお店があります。
ショウウィンドゥから、アンモナイトが新宿の街を見つめています。



加藤周一
「日本その心とかたち」
作品紹介ページ(DVD)
http://wdshe.jp/ghibli/product/index.jsp?cid=619

作品紹介ページ(書籍)
http://www.tokuma.jp/book/tokumabooks/1176093979990
セントバレンタインデーの夜にお届けする、鈴木敏夫のジブリ汗まみれ。

今夜のゲストは、ジブリチャンネルで長年、
鈴木さんを取り続けてきた女性堂園佑子さん、高橋竜也さんです。

高橋竜也、佑子さんご夫妻。
お二人はかなりパチンコが好きな、
でも、何でもないただの、まるで、とても普通な人です。

ただの、まるで、とても普通のおふたりの話が、
こんなに胸に染み込んでくるのは、なぜなんでしょう?

鈴木敏夫のジブリ汗まみれ!
今夜の出演は,スタジオジブリ鈴木敏夫、伊平容子、
そして堂園佑子さんと、高橋竜也さんでした。

あ、すみません、高橋竜也さん、佑子さんご夫妻でした!



右:鈴木敏夫さん
中:高橋(堂園)佑子さん
左:高橋竜也さん
二月の寒い夜。れんが屋には、なんだかとても、あたたかい空気がながれています。

その暖かさは、たとえば、懐かしい火鉢や薪ストーブの暖かさかもしれません。

穏やかで静かな、でも、カラダの奥で何かがよみがえるような、
記憶のスクリーンに大好きだった映画が映し出されるような、暖かな時間です。

そう、今夜れんが屋で、そんな暖かかくて懐かしい映画の話をしているのは、
東宝株式会社・代表取締役社長・高井英幸さん、
かつてジブリ作品のプロデューサーだった、東宝の市川南さん、
いまは東宝アドの矢部勝さん、そして、日本テレビ・奥田誠治さんもいます!

矢部さんは、2月6日から全国で始まった、ある素敵な映画祭の事務局長でもあるんです。

高井社長も自ら映画の選考に参加したという、その映画祭のタイトルは、
午前10時の映画祭!何度観てもすごい50本!

暗闇のスクリーンに、ここではないどこか、非日常な時間と空間の入口が映し出される映画館。
それは、かつて遠い人類の祖先が、壁画を描いたりしたほの暗い洞窟の名残り?
という説もあるそうです。

いまは、DVDやダウンロードで映画が暗闇と分かたれようとしている時代です。
でも高井さんたちは、声を荒げで何かを叫ぶわけではありません。
パチパチ燃える穏やかな火のように、
かつて映画館で観た映画のお話があたたかくあふれつづけただけです。

たぶん、高井さんや鈴木さんは、信じているんだと思います。
それでも私たちには、あの暗闇の時間が必要だということを!

鈴木敏夫のジブリ汗まみれ!
今夜の出演は、スタジオジブリ鈴木敏夫、伊平容子、
東宝株式会社・代表取締役社長・高井英幸さん、
東宝映像本部・映画調整部部長 市川南さん、
東宝アド株式会社・常務取締役・矢部勝さん、
そして、日本テレビ・奥田誠治さんでした。

ぜひあなたも、午前10時の暗闇にでかけてみてください!

http://asa10.eiga.com/