2017.10.29

「俺は星じゃない、太陽!」諸星和己が語る、光GENJIの解散、そして今!

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。10月29日(日)の放送は、前回に引き続き、諸星和己さんが登場。
30年来の友人であるふたりだからこその仲睦まじいトークで、諸星さんのパーソナルな魅力に迫りました。

諸星和己さん(右)と、パーソナリティの丸山茂樹



◆人気絶頂で光GENJI解散

丸山:光GENJIは1987年にデビューして1995年に解散。メンバーそれぞれの道を歩んでいますけど。スゴい人気だったのに、どうしてこんなに(活動期間が)短かったの?

諸星:“伝説”って自分でいうのもイヤなんだけど、例えばピンクレディーのように“伝説”っていわれるアイドルはみんな短いのよ。

丸山:そうなの? あと他にもいる?

諸星:他? そこで流しちゃってよ、もう(笑)。

丸山:だって、そうやっていうから4~5組ぐらいいるのかと(笑)。

諸星:“伝説”ってそんなにいないんだって。ピンクレディーと光GENJIっていわれてる。少ないんだから。

丸山:そうなんだ……。光GENJIでの大活躍からソロになっていろいろと考えたことというか、俺は流れをよく知ってるんだけど(リスナーのために)、かーくんの口から聞きたいなと。

諸星:まず、チャレンジという感覚よりも今までやったことのないことに触れていきたかった。チャレンジしてもことごとく成功ってあまりないのよ、俺の場合。

丸山:なるほど(笑)。

諸星:だけど気付いたのは、結果だけじゃなくてチャレンジすることによって自分に自信が持てる、それがものすごく大事だなと思った。

丸山:何でもやってみないとわからないからチャレンジしてみると。かーくんがニューヨークにひとりで行ったとき、焦ったもん。

諸星:何で焦るのよ。

丸山:血迷ったのかと。

諸星:紙袋ひとつで行ったからね。

丸山:そう! ビックリして(笑)。

諸星:「マル、じゃあ行ってくるわ!」ってね。

丸山:ニューヨークで何やってたの?

諸星:いろんなチャレンジをしてみようと思って行ったわけなんだけどね。曲も作ったし、ニューヨークのど真ん中42ndストリートにある「B.B.キング(ブルース クラブ&グリル)」っていうライブハウスで日本人で初めてやったの、俺。

丸山:マジで!? 今、ちょっとだけ尊敬した。

諸星:一応やることやってるのよ、コツコツと。

丸山:(ライブに)呼ばれていないけど?

諸星:何でいちいち呼ばなきゃいけないんだよ(笑)。ニューヨークに呼んだってどうせ来ないじゃん。

丸山:ニューヨークの冬は、ゴルファーには寒すぎます!練習できないし。

◆ニューヨークに惹かれる理由

丸山:かーくんはしょっちゅうニューヨークに行ってるけど、それほど惹かれる理由って何なの?

諸星:女がいるわけじゃないよ(笑)。

丸山:聞いてない、もう……朝からややこしい(苦笑)。

諸星:居心地がいいのよ。フィットするというか。
それこそ東京と一緒で、自分が住んでいる場所だからそんなに外に出なくてもいいんだ。新しいミュージカルをやっていたりしたら観に行くけど。

丸山:ニューヨークは間違いなく刺激がある街だよね。やっぱり刺激を求めているのもある?

諸星:アイドルを辞めて独立していろいろやってきたけど、まだ芸能界にいるような、いないようなっていう感じでしょ? でもね、たぶん日本にいたらずっともがいちゃって気持ちが重くなっていたと思う。

丸山:かーくんは、まずものすごくファンを大事にするよね。いつも変なことばかりいっているけど、基本大事なことを考えている。だから住み慣れたニューヨークにも基本というか、かーくんの中にベースとなるものがあるんだろうね。

諸星:そうね。やっぱりどこの街に行くにも、そこが出発点みたいな。

丸山:ニューヨークで1番好きなとこってどこ?

諸星:マンハッタンヘンジっていう年に2回ぐらいしか見られないすごい景色があって。沈む夕陽が建ち並ぶビルとビルの間の道にぐわっと射し込んでくるのよ。

丸山:「太陽にほえろ!」みたいな?

諸星:そうそう。そこに行って夕陽を眺めながら1年あったことを考えたりすると、“ニューヨークいいな”って安心するんだよね。

丸山:何なの、そのロマンチスト感。それは見てみたいね。

諸星:今まで自分は星のように輝いていると思っていたんだけど、その夕陽を見て“俺は星じゃない”と思った。“俺は太陽じゃなきゃ”って、太陽はひとつだからね。

丸山:今のところカットしておいてもらおう(笑)。

◆もう1度日本で、本腰を入れてやってみたい

諸星:マルはロス、俺はニューヨーク、これからもお互いに行き来しあえる関係でいたいよね。

丸山:かーくんは、今後ニューヨークでチャレンジしたいことってまだあるの?

諸星:ニューヨークでというよりは、もう1度日本でやってみたいなと、本腰を入れてね。

丸山:それはちょっと新鮮な話を聞けたな~。

諸星:住んでいるニューヨークは出発地点。日本って外から見てみるとすごくいい国なのよ。

丸山:そうだよね。

諸星:ここで、もう1回何かやってみたいなという気持ちは強い。その何かというのはまだ出てきていないんだけど……楽しみにしておいてください。

丸山:そのときは、ちゃんといろんな人を招待しなきゃダメだよ(笑)。


次回、11月5日(日)の放送は、今ゴルフに夢中、水泳のゴールドメダリストの北島康介さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!


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【番組概要】
番組名:「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/backnine/
番組Instagram:@ sundaybacknine_tfm/


2017.10.22

丸山茂樹ビックリ! 試合中、光GENJIかーくんが木陰に

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。10月22日(日)の放送は、諸星和己さんが登場。ふたりは30年来の友人とあって、終始和気あいあいなリラックスムードでトークを展開しました。

諸星和己さん(左)と、パーソナリティの丸山茂樹



丸山:さぁ、うるさいゲストがやってきてくれました(笑)。

諸星:マル、硬いよ。朝なんだからもうちょっと柔らかくしなきゃダメだよ~。

丸山:いいの、最初の紹介なんだから。朝からテンション高いね。

諸星:いやいやいや、普通だって。

丸山:こっちはスポーツ選手だから真面目にやるわけですよ。

諸星:マルがスポーツ選手だと思ったことがないんだよな~。

丸山:やかましいわ(笑)。

諸星:だって出会ったのは学生のときで、まだプロじゃなかったもんね。

丸山:1歳年下なんだから“マル”って呼び捨てはダメ。丸山さんだからね。

諸星:今さら丸山先輩なんて言えない(笑)。

丸山:ご馳走したときだけ「先輩、ありがとうございます」って言うじゃない。

諸星:それは礼儀としてね。

◆ふたりの出会い

丸山:かーくん(諸星)と言えば光GENJI。当時はすごかったね。出会いは僕が18歳で高校3年生、かーくんは17歳でアイドル真っ盛り。共通の知人がきっかけだったよね。

諸星:うん。

丸山:最初から先輩後輩というより同級生みたいに意気投合して。僕から見たかーくんの率直な印象は、スーパーアイドルなんだけど話をしていて親しみやすい。そんなところが好きだったな。口や態度が悪いところもあるけど、すごく心が温かくて。俺ね、子どもの頃憧れていたプロゴルフ界のアイドルのような人がいたのよ。トム・ワトソンって知ってる?

諸星:あ~、トムでしょ。

丸山:トムとジェリーみたいな言い方をするんじゃない!

諸星:あの人スゴいと思うよ。あの年齢で全英オープンでも上位にいてさ。

丸山:よく知ってるじゃない。

◆丸山がラジオをやってみたかった理由

諸星:ところで、なんで急にラジオやり始めたの? 自分の解説に活かそうと……ここは喋りの練習場所じゃないからね。

丸山:違うよ。俺は朝ゴルフに行く人たちに聴いてもらって、ゴルフに役立つことを話したくてやりたいと思ったわけ。かーくんはひとりでニューヨークに行ったり、突拍子もないことばかりやるよね。

諸星:敷かれたレールを行くという考えがないのよ。後輩とかの参考になればいいかなっていう気持ちもどこかに持ってる。

◆ふたりだけの絶妙な距離感

丸山:俺たち30年の付き合いになるけど、30年続いてる理由って何だろう……距離感がいいのかな?

諸星:毎日べったりいるわけじゃないし。

丸山:やっぱり俺の寛大さということかな。

諸星:先に言ったね。

丸山:俺のことを“マル”や“お前”って言ったり頭をはたいたりするけど、俺はニコニコ笑ってるというね。

諸星:それはスゴいね。ぶっちゃけいろんなことを言うけど、心の中では好きだってこと。

丸山:おっ、いいこと言ったね。

諸星:これしかない。だって嫌いな人とは付き合わないもん。

丸山:若い頃「ちょっとハワイ行ってくる」って言って、僕から小遣い取るんですよ。そんなアイドルいます?

諸星:(笑)。

丸山:「マル、小遣いちょうだい」って(笑)。でもそういうところ含めて“可愛いなぁ”っていつも思う。年下なんだけど、ある意味肩を並べて話すときもあれば、プロになった僕のことも尊敬してくれているし。お互いが誰に何を言われようと、俺たちは気が合うよね。

諸星:楽だよね。

丸山:ロスやニューヨークとかいろんなところでも会うし。PGAツアー中、木の陰に“あれ!? 何か見たことある人がいる”“いや、でもこんなところにいるはずがない”って思ってたら、かーくんがギャラリーに紛れてて。

諸星:観に行ってね。

丸山:ああいうのって嬉しいよね。

諸星:あのとき、田中秀道選手に「秀道頑張れよ~!」なんて声援を送ってたら、どこから聞きつけたのかマルが怒っちゃって。「何で俺のところこないんだ!」って(笑)。

丸山:木の陰にいたもんね。

諸星:やっぱり俺が行くと気を遣うと思ってさ、隠れて観てたわけ。

丸山:そういう思い出もありましたけど。これからもお互いにいい年の取り方をしていきましょうよ。

諸星:はい、ちゃんとします(笑)。

丸山:ちゃんとしてください、ほんとに。お願いしますよ(笑)。

次回、10月29日(日)の放送も、引き続き諸星和己さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

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2017.10.15

丸山茂樹が考える「世界に通じるゴルファーの作り方」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FM「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。10月15日(日)の放送は、前回に引き続きゴルフプロコーチの内藤雄士さんが登場。今回は“世界を目指す”をテーマにトークを展開しました。

内藤雄士さん(右)と、パーソナリティの丸山茂樹



◆世界で活躍できる次世代の選手育成

丸山:前回同様、マルと雄士でよろしくお願いします。世界に通じるプレイヤーを育てるということについて、どんなことを思っていますか?

内藤:今、松山英樹選手が世界で活躍していて、日本のゴルファーとしてはとても嬉しいことですけど、次に続いていく選手が出てくるのかどうかが興味深いところで。やっぱりマルのようなレジェンドに引っ張ってもらって、次の選手を育てる環境づくりを頑張ってもらいたい。

丸山:うん。

内藤:マルが実戦で得た経験を伝えていくということをしっかりとやっていけば、必ず才能のある選手は伸びていって、石川遼選手、松山英樹選手の次に続く選手が出てくると思う。

丸山:180(㎝)オーバーでポテンシャルのある選手を育てたいなと思うんですよね。

内藤:世界だと180オーバーは当たり前で、今は190をオーバーしている選手もたくさんいますし。平均飛距離が300ヤードを超える選手がPGAツアーでも40人以上いるという現状ですから。例えば、アメリカのメジャーチャンピオン、ジョーダン・スピースひとりを取ってみても、野球ではピッチャーをやっていて、高校ではバスケのスター・プレイヤーで、尚且つゴルフもやって。家族はバスケのほうに進んでほしかったみたいですけど。大学のバスケコーチたちは彼がゴルフをチョイスしたことにすごく落胆したという話を聞きました。

丸山:何なのそのオシャレな話は? 今の話を聞いた俺が落胆したよ(笑)。

◆スポーツの選択肢を増やすことが重要?

内藤:アメリカ人プレイヤーでツアー2勝をあげているゲーリー・ウッドランドもバスケをやってたし。

丸山:彼なんかNBAのドラフトにかかってますからね。

内藤:そういう選手がたくさんいて、最終的にゴルフをチョイスしてる。だから、今他のスポーツをやっている人に、「ゴルフやってみれば?」って選択肢に幅やチャンスを与えてあげることを“丸山茂樹ジュニアファンデーション”でやっていけたら面白い。

丸山:ポテンシャルの高い選手を育てて世界に送り出したいと、最近そういうことばかり思ってる。松山選手は今世界ランク3位?

内藤:そうですね。

丸山:世界ランク1位になるというチャンス。僕はね、十分あると思うんですよ。でも世界ランク3位までいったことがないから……。

内藤:自分が?

丸山:そう。だから、最近語るのちょっとしんどいなって(苦笑)。だってスゴすぎない、3位って?

内藤:スゴすぎますけど……でもそれはマルが語らなかったら誰が語ってくれるの?っていうところはあると思う。

丸山:よくそういわれるんですけど。松山選手のことに関して話せることがなくなってきているなと。だってスゴすぎるからさ。

内藤:松山選手は、まだまだマルに聞きたいことが山ほどあると思いますよ。

丸山:直接聞いてくれればもちろん何でもいうけど。極端な変化というのをもっとつけたほうがいいのかな。例えば今、素振りしないじゃない。あれを1回ぐらい素振りしてイメージを出してからスッと打ってみるとか。スタンス幅も広くて重心も下げるじゃない。そういうのもリッキー・ファウラーみたいに、スタンスを狭くして重心を高くしてみるとかね。

内藤:アマチュア時代のときみたいな。

丸山:あんまり変えないじゃない?

内藤:松山選手はアマチュア時代はスタンスが狭くて棒立ち気味で打ってた。

丸山:そうでしょ。だから、そこに戻してみるとか、何か変化があっていいのかなと思うんだよね。でも現場でいえませんよ……世界3位だもん(苦笑)。

◆ゴルフ界のレジェンドたち

丸山:僕がいた90年代はジャンボ尾崎さんの姿を見て、90年代後半から2000年代はタイガー・ウッズの絶対的な王者の強さというか。最近の世界王者って椅子をすぐ他に渡しちゃうじゃない。

内藤:全体的なレベルはものすごく高いんだけど、タイガーとかジャンボさんのような圧倒的な強さっていう選手は今いないですね。

丸山:僕だけが思っているわけじゃないと思うけど、タイガー・ウッズのあの強さのときのほうが、今の強さよりちょっと上な気がしない?

内藤:やっぱり今でも、2000~2001年の頃のタイガー・ウッズに勝てる選手は、歴代でもいないんじゃないかなという人は多いですよね。

丸山:やっぱり90年代のジャンボ尾崎さんと、2000年代のタイガー・ウッズのプレイを目の前で見られたことは、ゴルフ人生の誇りであり幸せなこと。

内藤:でもタイガーとガチンコで渡り合ったわけじゃないですか。

丸山:やめて。指1本でおでこを押さえられてパンチを出してたようなものだから(笑)。

内藤:松山選手がメジャーでバンバン勝てば、彼に憧れて他のスポーツをしている人もゴルフに目がいく。親御さんが自分の子どもに何のスポーツをさせようかといったときに、ゴルフを選ぶという流れが起きるんじゃないかと。

丸山:でも、結局一番大事なところって僕は言葉だと思う。自分が後悔しているとするならば、もっと英語ができたらもっと深い友達ができて、もっと深いところに入れたんじゃないかって。だから、日本の社会も英語という世界共通の言葉ともっと真摯に向き合って、子どもたちに教育をしてもらいたいな。そうすれば、英語でスピーチもできる錦織圭くんみたいに、さらに世界で大活躍するような日本の選手がどんどん出てくるんじゃないかなと思う。


次回、10月22日(日)の放送は、諸星和己さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

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2017.10.8

丸山茂樹も舌を巻く“世界の青木”の記憶力

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。10月8日(日)の放送は、ゴルフプロコーチの内藤雄士さんが登場。今回は、丸山のスイングチェックではなく、お喋りをチェック(?)しに来てくれました。

ゴルフプロコーチの内藤雄士さん(左)と、パーソナリティの丸山茂樹



内藤さんは、日本大学ゴルフ部在籍中に最新ゴルフ理論を学ぶためアメリカに留学。帰国後、ラーニングゴルフクラブ(LGC)を設立し、レッスン活動をスタート。1998年、小達敏昭選手のツアープロコーチをつとめ、2001年からは丸山と二人三脚で、マスターズ、全米オープン、全米プロのメジャー大会を日本人初のツアープロコーチとして帯同。現在はPGAツアーを中心にゴルフアナリストとして幅広く活動中です。

今回は、普段から交流あるおふたりならではの雰囲気で、お話いただきました。

丸山:堅苦しいのもあれなんで……いつも通り、マルと雄士で。とはいえ緊張してるから普段の自分じゃない感じがするけど(苦笑)。

内藤:マルの声はすごく聴きやすいし、伝えたいことをそのままリスナーの方に伝えてもらえたらと思う。

丸山:雄士は解説のときとか、気を付けているポイントってあるの?

内藤:まさにマルがいっていた気を遣うというか、聴いている方が耳障りになるような伝え方はしたくないとは常に思ってる。できるだけ聴き心地のいい話し方をしたいと思っているけどものすごく難しくて……永遠のテーマですね。

丸山:人に伝えるって難しい。僕は叱咤激励をきちんとしようと思っていて、選手のいいところも悪いところも今後伸びていってほしい部分を伝えたいから。それはプロゴルファーの目線だからこそいえるというか、時折キツいことをいわなきゃいけないこともあって。

内藤:僕がマルの解説で大好きなのは、例えばアナウンサーが「この選手はこの年齢でこんなに素晴らしい成績を出しています」といったときに、「彼はすごく才能のある選手だからこそ逆に厳しいことをいわせてもらうと、これまででこの勝利数じゃ足りない、もっと勝って世界に出ていないとおかしい」って、マルだからいえることだと思う。

丸山:よく気付いてくれました(笑)。僕の心のテーマとして“選手に愛を持って話す”ということを大事にしてる。

内藤:それをいわれた選手は嬉しいと思う。“もっと頑張ろう!”ってみんな思うはず。

丸山:最近の選手って表情の出し方が苦手だったりするよね。

内藤:人見知りする選手が多い印象がありますね。ジャンボ尾崎(尾崎将司)さんをはじめすごい選手がいる中で、マルはあの明るさで中央突破する姿を見ていて同い年としてすごく頼もしかった。

丸山:嬉しいな~。僕らも解説とかする立場ですけど、この人はいいなという人はいる? 僕の横にはいつも大先輩の世界のAO木(青木功)さんがいますけど、どうですか青木さんは?

内藤:僕は青木さんとマルの掛け合いは大好き。青木さんは歯に衣着せぬというか、自分の思ったことをそのままいわれるじゃないですか。

丸山:ものすごくピュアなんですよ。だから目に入ったことをそのまま喋っちゃう。

内藤:テレビを観ている人には、なかなか伝わりづらかったり……。

丸山:そこで僕がピッと同時通訳で入りますから!

内藤:そのマルのサポートも好きだし、青木さんはゴルフが本当に好きで青木さん自身が楽しんでいるのが分かる。解説する側も楽しんでないとテレビを観ている人たちに伝わってこないと思う。マルと青木さんのコンビは、すごく楽しそうにやっているから、観ているほうも楽しい。

丸山:青木さんがすごいのは、自分のゴルフの歴史を全部覚えていて……1970年代のプレイを「俺はあのとき、こうやって打ってこうだった」とか説明するわけ。青木さんのサーバーはハンパないよね。

内藤:容量がすごい(笑)。

丸山:iPhoneでいったら300ギガぐらいかな~(笑)。

内藤:まだまだ学習意欲というか興味がすごくあるし。

丸山:ゴルフが死ぬほど好きなんですよ。だって、あの年齢でラウンドリポーターって大変なのに、率先していくもん。こっちがスタジオにいて申し訳ないときとかある。「雨だから僕が外行きます!」っていおうと思っていたら「んっ、交代で行く?」なんて。

内藤:青木さんが外に出たがるという(笑)。

丸山:ちょっとモノマネ入れちゃってますけど(笑)。ものすごく現場が好きで、目の前で見て思ったことを伝えるのが好きなんだなぁって思う。

次回、10月15日(日)の放送も、引き続き内藤雄士さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

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こちらを2名様にプレゼントします。
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