2017.11.30

丸山茂樹×上地雄輔「ゴルフには“せこさ”も大切」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。11月26日(日)の放送は、前回に引き続き、“遊助”こと上地雄輔さんが登場しました。
上地さんと丸山はプライベートで一緒にゴルフをするほどの仲。ふたりが北島康介さんと一緒にコースを周ったエピソードからトークがスタートしました。



◆ゴルフは“マネジメント”が大切

丸山:今年は康ちゃん(北島康介)とゴルフを一緒にやったよね。俺から見ると醜い争いだったけど(笑)。

上地:コラ! 最初はそういうもんでしょ(笑)。

丸山:最近、ゴルフはどう?

上地:康介がどんどんうまくなっているので、焦っているんです。

丸山:そうなのよ。彼、最近80台出しているから。

上地:聞きました。どや顔しているんだろうな、と想像がつくようなLINEが入って。康介、練習をちゃんとするタイプなんです。(僕も)追いつきます!

丸山:コンスタントに100は切れるようになってる?

上地:まだなんです。100のラインにピタッと寄り添ってます。

丸山:雄輔くんはパワーがあるからいい球は飛ぶんですよ。だからゴルフの“せこい部分”も覚えたほうがいい。

上地:せこい部分!?

丸山:例えばどこでもドライバーは打っちゃだめ。360~370ヤードの短いコースだったら、ドライバーは打つ必要ないでしょ?

上地:打ちたーい!

丸山:広いコースとか、OBがないようなコースならいいのよ。でもそういうところに限ってタイトだったり池があったりするじゃない。

上地:でもドライバー打たないと、僕がスポーツをしていたことを知っている人とか、キャディさんとかに「え、お前ダサくない?」って感じで見られません?

丸山:そうやって格好つけているところがいけない(笑)。

上地:期待に応えなきゃって思っちゃうんですよ。

丸山:スコアメイクを選びたいのか、“上地雄輔の一発”を見せたいのか、どっちなの?

上地:本音をいえばスコアをちゃんと出したいんですけど……。一番最初のショットを打つときに(同じようにプレイしている)おじさんたちが集まってくることがあるじゃないですか。そのときに「彼、野球やってたから飛ばすよ」という声が耳に入ってくるんです。

丸山:そうなると、「アイアンは持てないな」ってなるね。

上地:でしょう? ヘマしてもいいから、「その声に応えたい」って気持ちが出ちゃうんですよ。

丸山:ゴルフはね、その悪魔の声に足を引っ張られるんだよ……。そこでマネジメントに徹する勇気があるかどうかがスコアメイクにつながるということも、頭の中に入れておいてくださいよ。

上地:はぁ~、すごい。

丸山:昔はあったけど、今の時代は全部ドライバーってことはない。だからマネジメントが大事ということも、今後ゴルフをやる人には覚えてほしい。ただ、パー5とかでワンオンできるようなところだと「格好よく見せたい」という気持ちはわかります。

上地:でしょ? 男性だと、身体が小さい人でも飛ばす人は飛ばしますよね。

丸山:あれはダウンスイングのフェースの角度が大切。開いてきたのを閉じたり、被ってきたものを開いたりする動きは条件が悪い。ダウンスイングの手が右足のちょっと手前くらいまで下りてきたときにどんなフェースの向きなのかが絶対条件なの。

◆ゴルフは世代に関係なく楽しめる

丸山:雄輔くんが感じるゴルフの魅力って何?

上地:18ホールまわると、メンバー内にプロの方がいても僕がオナーになることがあるんです、奇跡的に。でも野球だと、例えば松坂が18打席投げて奇跡的にホームランを打つ素人さんはいないんです。そこが魅力ですかね。

丸山:野球の世界だとプロ野球選手と野球をすることはなかなかないけど、ゴルフはプロゴルファーと1日中プレイすることがあるね。おじいちゃんからお父さん、息子、孫までみんなが楽しめる幅広いところはゴルフの魅力だよね。

上地:本当にそう。

丸山:野球とは違うと感じる?

上地:全然違う! 言葉は悪いですけど、野球をやっていたころはゴルフに対して「止まってるボールを打って何が楽しいんだ」って思っていました(笑)。

丸山:みんな必ずそれをいいます。

上地:止まってるボールを打つほうがめちゃくちゃ難しい。

丸山:“世界一のスポーツ選手”といわれたマイケル・ジョーダンも「ゴルフが一番難しい」といってるんですよ。僕は「こんなすごい人までそんなことをいってくれるんだ」って、18歳のころから大ファン。

上地:23番好きですもんね。

◆個人競技ならではの苦悩

丸山:僕はチームプレーの経験がない。団体競技ってどうなの?

上地:自分のチームメイトが活躍することが何よりうれしいと感じます。

丸山:個人のことより、チームのことを1番に考えるのがメインなんだ?

上地:そうですね。

丸山:僕も小さいころにゴルフだけじゃなくていろんなことをやるべきだったかな。僕は子どものころ、ルームメイトとか友人との宿泊が嫌だった。「自分の世界を作らないといけない」と思ってたから。一応自分の息子にはバスケットとかサッカーをやらせているんだけど、ウチの息子は友達と同じ部屋で寝ることが全然平気。最初は「試合に向けた心構えがなってない」なんていってたんだけど、こういう感じのほうが将来的に伸びるかなって思うようになった。自分がしてこなかったことを息子には期待したいね。雄輔くんも、これまで誰かと一緒に寝たりしてきたでしょ?

上地:そうですね、寮生活だったので。

丸山:今でも友達と一緒に寝るのも平気?

上地:全然平気。

丸山:そうでしょ? 僕はなんか苦手なの。どうしたらいいかわからない。

上地:それ完全に個人競技の人ならではかも。

丸山:テレビ消すのも、イップス(※突然自分の思い通りのプレーや意識が出来なくなる症状)になっちゃってできない(笑)。

上地:そんなイップスあるか(笑)!


次回、12月3日(日)の放送は、元ボクシング世界チャンピオンの長谷川穂積さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

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【番組概要】
番組名:五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/backnine/
番組Instagram:@ sundaybacknine_tfm/
2017.11.22

上地雄輔、丸山茂樹から「スコアを縮めるために大事なこと」を教わる

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。11月19日(日)の放送は、“遊助”こと上地雄輔さんが登場! 丸山とはプライベートでも親交があるという上地さんは元高校球児。野球とゴルフと競技は違えど共感し合えるところは数多くあるようで、仲睦まじいトークで番組を盛り上げてくれました。



丸山:雄輔くんとの出会いは、レジェンド(「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」)などのゴルフの大会や、知り合いのお店で出会ってそれから仲良くなって。

上地:プライベートでもゴルフを一緒にまわらせていただいて。

丸山:雄輔くんのライブに行かせてもらったりね。雄輔くんといえば、横浜高校で甲子園を目指す高校球児として、大ちゃん(松坂大輔)とバッテリーを組んだことも。

上地:マルさんは、大輔とも?

丸山:ゴルフしたことあるよ。すごいのは、とあるプロアマゴルフで、(ラウンドしたのが)ロジャー・クレメンス、松坂大輔、で俺だから。

上地:何それ!?

丸山:すごくない? 俺の一生の記念ですよ。それがまたふたりの飛ばす距離がハンパじゃないのよ。

◆アマチュアが気をつけること

上地:すごく素人の質問なんですけど、どこを一番見るんですか?

丸山:コースマネージメントと詰めなんだよね。最後の詰めがうまいかどうか。ツメって寿司に塗るやつじゃないよ。

上地:わかります(笑)。

丸山:アプローチ、パターだからね。このふたつはすごく大事。それが上手くなったらスコアなんてすぐに縮まるから。アマチュアの人は最小限のミスで抑えることが大事。ゴルフってミスが絶対に出るけど、ミスを極力減らしていく戦いだから、安全パイでいく勇気も必要なんだよね。

上地:スイングの綺麗さよりもそれが大事ですか?

丸山:本当はね。でもスイングが綺麗なのっていいじゃない。

上地:いい! 野球でもバッティングやピッチングとか。

◆横浜高校が強豪校の理由

丸山:横浜高校がチームとして強い秘訣って……やっぱり監督?

上地:監督は大事です、やっぱり。あと、横浜高校は相手の隙をつくのが上手いというか。

丸山:そうなの? それは監督の采配も関係ある?

上地:監督だけでなく、部長もデータとかすごくて。

丸山:やっぱりデータって大事なの?

上地:大事です! 例えば、すごいピッチャーがいたら、攻略するためにそのピッチャーの癖や性格、キャッチャーがサインを出すときの雰囲気や構え、それを見ている内野手とか全部データでひとりひとり丸裸にします。

丸山:えっ!? じゃあバッターボックスに立っている瞬間、ピッチャーの仕草とかも絶対に見ているわけだね。

上地:極端な話、ピッチャーではなくセカンドしか見ていないときもあります。セカンドを守っている選手からはキャッチャーのサインが見えるので、それを見た表情をチェックしたり……。

丸山:意外と心理ゲームなんだね。どの競技の監督もカリスマ性のある人って魅力的だよね。箱根駅伝で三連覇した青山学院大学の原晋監督もユニークだし、いろんな監督がいるなかで横浜高校の監督(渡辺元智前監督)もやっぱりカリスマ性があったでしょ?

上地:厳しくて威厳もあったんですけど、すごくキュートでしたね。

◆団体競技で学んだこと

丸山:俺たちの競技は“メンタル”だったんだけど、雄輔くん的に団体競技で必要なのは何だと思う?

上地:高校に入ったときは15歳でしたけど、一からちゃんと礼儀を教えていただいて。

丸山:結構みんなやんちゃじゃない?

上地:いや、リスナーのみなさん、マルさんが一番やんちゃですから!

丸山:いやいや、やめなさいって! そういうことを言うのは(笑)。やんちゃ盛りの選手をまとめる監督はすごいよね。話を戻さなきゃ危なくてしょうがないよ、ほんとに(苦笑)。

上地:マルさんの、そういうところが好きなんですよ(笑)。

丸山:野球や団体競技でいろんなことを学んだことが今の音楽活動にも役立っているのかなって。

上地:(今こうして)いろんな方に可愛がっていただけているのは、監督に教わった礼儀や挨拶のおかげだと思っています。

丸山:ところで、雄輔くんから大晦日ライブのお知らせがあると。

上地:長崎のハウステンボスでカウントダウンライブをやらせていただきます。ソロになって来年で10周年目を迎えるので、新しくいろんなことをやりたい。

丸山:ライブは盛り上がりそうだね。

上地:花火も15分で1万発打ち上げるらしいので相当すごいと思います。

丸山:それは楽しみだね!

次回、11月26日(日)の放送も、引き続き上地雄輔さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

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2017.11.12

北島康介×丸山茂樹「水泳界とゴルフ界の未来」を語る

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。11月12日(日)の放送は、前回に引き続き、元競泳選手で金メダリストの北島康介さんが登場。
現在は、東京都水泳協会の理事をつとめるほか、後進の育成に努めている北島さんに未来の日本の水泳界について伺いました。

北島康介さん(左)と、パーソナリティの丸山茂樹



丸山:康ちゃんの最近の活動は?

北島:去年4月に現役を引退しまして。引退する前から子どもたちやマスターズを目指す大人たちに水泳を教える活動などに取り組んでいたんです。「KITAJIMAQUATICS」というスイミングスクールを2011年に立ち上げて、レッスンを行ったり、ここではどちらかというと僕が教えるというよりもいいプログラムを提供できる指導者を育てたりもしています。

丸山:北島メソッドのようなもの?

北島:それに近いですね。僕が日本でのトレーニングで培ったノウハウとアメリカでもやってきたので、それらをミックスして“長く、楽しく、水泳を愛してもらいたい”と。

丸山:“長く”の中には、ケガも防げるようなものも含めて?

北島:そうですね。体幹トレーニングなども取り入れて。

丸山:ケガで苦しんだ人は、どうしてもケガがキーワードになるからね。ケガをせず現役を長く続けられるようなメソッドを康ちゃんに作ってもらえたら。

北島:水泳は4種目ありますから、それぞれに合ったトレーニングをきちんと提供できるように。

丸山:ちょっと変な質問なんだけど(笑)。平泳ぎの人がクロールを語れるもの?

北島:僕は4種目泳げていたので。自慢話ではないですけど(笑)。

丸山:自慢しちゃってください!

北島:リオで萩野公介選手が金メダルを獲った400m個人メドレーの種目で、僕は日本記録を持っていたことがあって。

丸山:ごめん……今ちょっと尊敬し直した。

北島:なので、一応4種目きちんと泳げるんですよ。

丸山:失礼しました。それは思う存分語っちゃってください。僕なんかアプローチしか語れないから(笑)。「KITAJIMAQUATICS」最大のこだわりは?

◆水泳を長く愛してもらいたい

北島:もちろん強くなって泳ぎも上手になってもらいたいという気持ちもあるんですけど、まずは綺麗なフォームで泳いで、尚且つそれが成績に繋がればいいというコンセプトのもと教えています。泳げるようになると水泳を辞めちゃう子が多いんです。

丸山:そうなの?

北島:小学生のときまで通ったら辞めてしまったり。だからながーく(水泳を)愛してもらいたい。ゴルフもながくできるスポーツですけど、水泳もずっとできるスポーツなので。

丸山:吉永小百合さんが1日1km泳ぐって聞いたことある。最近はダスティン・ジョンソンとか水泳をするプロゴルファーが結構いるよ。

北島:そうなんですか?

丸山:水泳は全身運動だからすごくいいみたい。

北島:水圧がかかるので、リカバリーとか代謝を良くするのにすごくいいと思います。いろんな競技の人も水に入ってリラックスしてもらいたい。もうひとつ「AQUALAB」という流水プールも代官山に作りました。リハビリの人にももちろん効果的ですし、子どもたちもここで自分の泳ぎを客観的に見てフォームチェックをしたり。

丸山:今の人たちは情報やいろんなものが揃っていて、秒数も縮まるよね。

北島:海外の選手がこういうトレーニングをしているだとか、今は世界の情報がSNSを使って吸収できちゃう。僕の時代はコーチに「これを観ろ!」ってDVDを渡されて、海外選手がトレーニングをしている映像をずっと観せられていましたから。今はいろんなトレーニング内容をすぐ手に入れられますからね。

丸山:ゴルフも水泳の世界も一緒になってきたね。

北島:共通するところがあるなと思いました。ゴルフも動画でフォームチェックしたり、軌道を確認したり……そういうところは水泳も一緒だなって。

◆若手の台頭に期待

丸山:2020年東京オリンピックに向けて、どうですか水泳界は?

北島:水泳界は今、若手がどんどん育ってきていまして、高校生たちが3年後に世界と戦える準備をしています。そういう子たちが日本の水泳界を引っ張っていってくれると思います。

丸山:金メダルの大先輩としてゴルフ界にも一言アドバイスを。

北島:同じスポーツの括りとして、オリンピックもそうですけど世界で活躍する選手たちを見るとすごく興奮できると思うんです。松山英樹選手のように世界でプレーしている姿を見て、若い選手たちにはどんどん吸収してもらいたいですし、「あそこに行きたい!」って思える選手がもっともっと出てくるよう願っています。

丸山:たぶん3年後の東京オリンピックは、我々チームとしては松山英樹を筆頭に、誰が2番目のポジションを取るかということになると思うんだけど、「代表になりたい!」という熱い気持ちを持ってやってもらいたいね。今、オリンピックというワードはすごく大きくて、ジュニアの子たちの中にも「オリンピック代表になりたい!」という子が増えているよ。

北島:プロスポーツの選手たちとオリンピックで一緒に戦えるのは、アマチュアの選手たちってすごく刺激がもらえると思います。

丸山:俺、こう見えて意外と団体競技が大好きなのよ。だから現役のときにオリンピック出てみたかったな~。あと10年、15年くらい早く始めてくれていたら……。

北島:きっとオリンピックで活躍してくれる選手が出てくると思います。

丸山:2020年はホーム開催ですから、ゴルフにも期待してください!

次回、11月19日(日)の放送は、俳優、歌手、タレントとして活躍する上地 雄輔さんをお迎えします。お楽しみに!

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2017.11.6

ゴルフにハマる北島康介、丸山茂樹にパターを褒められる

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。11月5日(日)の放送は、元競泳選手で金メダリストの北島康介さんが登場! 現在ゴルフの魅力にすっかりハマっているという北島さんに、その魅力を伺いました。

北島康介さん(左)と、パーソナリティの丸山茂樹



丸山:北島康介さんというのも堅苦しいので、普段通り“康ちゃん”“マルちゃん”でいきましょうか。

北島:お願いします。

丸山:康ちゃんと僕との出会いは2000年の頭ごろだったかな、共通の知人を介して一緒に食事してから仲良くさせてもらっています。僕がアメリカに住んでいたとき、康ちゃんがアメリカにきたら一緒にごはんを食べたりして。最近もたまに一緒にゴルフをしたり食事をする仲でね。

北島:僕が現役のときからいつも気にかけてくれていて、オリンピックで結果を出したりしたらメールをくれたり。良きお兄ちゃんとして今も親しくさせていただいています。

丸山:うれしいね~。ラジオだから顔は見えないけど、今うるっときてます(笑)。ところで、康ちゃんはどんなゴルフをするのか教えてもらっていい?

北島:本当に陸上がダメで……いつも「早く水の中に戻ったほうがいいんじゃない?」ってからかわれながら(笑)。とても楽しくゴルフをしています。

丸山:コースに池があると必ずイジられるもんね。

北島:イジられますね~。

◆「向上心がハンパない」

丸山:僕から見た印象は“一方通行”の球を打つんだよね、ちょっとスライス気味の。ハマったときはものすごく飛ぶし、さすがアスリートだなって。

北島:いやぁ……スライスしか出なくてずっと悩んでます。なんでもそうなんですけど、練習量がとても大事だなと思いました。現役中は小さなことの積み重ねを大事にしていたんですけど、ゴルフも難しさを感じるというか、きちんと練習をしないと本番ではうまくいかないんだなと。

丸山:小さなことから、コツコツとやるからこそ上手くなるというのは、水泳の世界でも一緒ってことでしょ?

北島:もちろん一緒です。

丸山:康ちゃんのやっていた水泳も、我々ゴルフもどんなスポーツでも“メンタル”ってとても大事ですけど、水泳のときとゴルフのときじゃ当たり前な話、全然違うよね?

北島:全然違いますね。1日かけてプレイするゴルフと違って、1~2分で終わる水泳とでは全然違うと感じました。ゴルフは上手くいかないことも楽しいというか“次はどんなショットを打てるだろう”という期待値がどんどん膨らんでいくんです。まだヘタクソなんで向上心がハンパないです。

丸山:飛び込み台の上に立っている、あの瞬間ってドキドキしたりする?

北島:研ぎ澄まされている感じです。コース台に上がったときにはもう、“こういう結果を絶対出すんだ!”という覚悟を決めて。

丸山:すごいね。現役を終えてもこれはしているということとかある?

北島:今ゴルフが大好きなので、回転系のトレーニングとか取り入れています。水中と陸上では重心の置き方が違うので。スイングするときの回転の軸をどこに持っていくかとか、肩の動きとか考えるのも楽しいです。

丸山:スポーツ業界もどんどん変わってきていて、昔やっていたことが今はダメっていわれることがあるじゃない? どれが正しいのか悩むことってない?

北島:そうですね。自分に合ったトレーニングがどういうものなのかを、選手たちがもっと選べる時代がくるといいなと思います。

丸山:ということは、トレーナーが薦めるトレーニングに加え、自分がどんなことをしたらいいのか考えられるような施設とか?

北島:あったら最高ですね。もちろん競技に特化したリハビリであったりケアの部分も。世界の一線で戦う一流選手はケガといかに付き合っていけるかだと思うので。丸山さんも経験されているじゃないですか。

◆水泳にはない“ゴルフの魅力”

丸山:そうだね。いまだに引きずってるもん。だけど意地でも“引退”っていいたくないんだよね。

北島:超カッコイイですよね。引退のないスポーツというのはすごく魅力的だなと思います。

丸山:しかも引退といっても、宮里藍ちゃんみたいにうまく喋れないし、俺(笑)。

北島:プロゴルファーが引退するのって、僕からしたらすごくもったいないと思ってしまいます。ゴルフを始めてご年配の方とも一緒にプレイできる楽しさというのは、水泳では感じられなかったので。今すごく貴重な経験をさせてもらっているなって。

丸山:ゴルフを通じた出会いって、自分の人生ですごく大事なことがたくさんあったからね。康ちゃんも今後ゴルフでいろんな人と携わっていくと思うんだけど、それもきっと康ちゃんの助けになったり力になったりすることがあると思う。

北島:いろんな人とプレイして学ぶことがあるのは、最近すごくわかるようになりました。丸山さんにひとつ聞きたいんですけどプロゴルファーがやる定番のトレーニングとか、一般の人にもオススメのものとかありますか?

丸山:ゴルフは横回転の動きがあるから体幹重視のトレーニングが中心。あとは自分のウィークポイントをきちんと正して、いいパフォーマンスができるように持っていく。プロゴルファー全体で“体幹”という言葉はキーワードになっているかな。ちなみに、康ちゃんの得意なクラブは?

北島:一番しっくりくるのは7番とか8番とか。

丸山:康ちゃん、意外とパターがうまいよね。

北島:本当ですか!? でもパターを打つときに開いちゃうんです。

丸山:自分が開いているってわかるだけでもすごいじゃん! まだまだ、これからスコア80とかあっという間にいくと思うよ。

北島:頑張ります!

次回、11月12日(日)の放送も、引き続き北島康介さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

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