2018.3.25

鈴木亜久里が語るバブル時代「オーガスタでプレイ後、別のゴルフ場へジェット機で移動」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。3月25日(日)の放送は、前回に引き続き、元F1ドライバーの鈴木亜久里さんが登場。鈴木さんの現役時代の話や大好きだというゴルフについて伺いました。

鈴木亜久里さん(右)と、パーソナリティの丸山茂樹



◆プレッシャーが大きかった

丸山:亜久里さんのなかで、とにかく過酷だったレースは?

鈴木:ル・マン24時間レース(※1車両につきドライバーの登録は3人まで)はドライバー3人で24時間走るんだけど、プレッシャーが大きかった。

丸山:亜久里さん的に、F1とル・マンのどちらに魅力を感じますか?

鈴木:もちろん速く走るんだけど、走り方がまったく違う。ル・マンは、ドライバーは機械と一緒。「1周3分50秒で走ってください」と指示されたら毎周3分50秒で走る。機械の一部として、自分の個性を出さない。速く走ろうとか余計なパフォーマンスを出さない。

丸山:へぇ~。

鈴木:言われた通りにただ淡々と走る。言われた以外のことをしてミスすることが一番最悪。ドライバーが毎周(同じタイムで)ノーミスで走ったら自分たちは何km走れるか計算できて、周りのチームと比べてどうかと。

◆トロロッソ・ホンダに注目

丸山:そろそろF1の開幕シーズンを迎えますが、亜久里さんが注目しているレーサーやチーム、テクノロジーなどはありますか?

鈴木:ホンダはこれまでマクラーレンとチームを組んでいたのを、今年からトロロッソというチームに変わるので、トロロッソ・ホンダという新しい組み合わせでレースをするので、注目しています。エンジンの仕上がりもいいと聞くけど、相変わらずメルセデスとかフェラーリは強いけどね。

丸山:日本のエンジンって壊れないと聞くけど、メルセデスやフェラーリもすごいんですね。

鈴木:特殊な世界で、乗用車を作る技術とは全然違うから。ホンダは1度F1をやめちゃったでしょ? やっぱり開発し続けているチームと何年間かブランクがあるメーカーとの違いはある。遅れた数年間をキャッチアップするのは大変だと思う。

◆バブルでいい時代でした(笑)

丸山:亜久里さんはすごくゴルフが大好きですよね?

鈴木:大好きだけど、これほど思い通りにいかないスポーツはないね(笑)。

丸山:海外でプレーしたことは?

鈴木:ありますよ。

丸山:好きなコースはあるんですか?

鈴木:僕、オーガスタ(ナショナル・ゴルフクラブ)は2回やったんですよ。

丸山:嘘でしょ!? アマチュアの人でやったことがある人は数人しか知らない。ビックリ!

鈴木:泊まってやりましたよ。森のなかにコテージもあるし。

丸山:さすがワールドワイド。(オーガスタに)いる人って大金持ちの集まりで、電話番号の交換なんてできないじゃないですか。なんでメンバーと知り合いなんですか?

鈴木:F1ドライバーのときに紹介してもらったんだけどね。オーガスタでプレーしたあと「次、行こう」って言われて、その人のジェット機に乗ってハーバータウン(ゴルフ・リンクス)に行って。

丸山:へぇ~すごい。

鈴木:現役のときはバブルでいい時代でしたから(笑)。

◆世界で戦える強い選手を

丸山:今後、活動を通じて伝えたいメッセージはありますか?

鈴木:日本でずっとレースをやってきたから、自分のやってきた道にぺんぺん草が生えるのはイヤだなと。自分のことを応援してくれていた日本の若い子たちが活躍して、そしてまたその次の子たち……という循環をして、世界で戦える強い選手が日本から出てきてほしい。

丸山:僕もジュニアの指導をしていますが、亜久里さんに負けないように頑張ります。イヤですもんね、ぺんぺん草は。どの業界も(次の世代のことを)考えている先輩がいると安心感がありますね。

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【番組概要】
番組名:五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/backnine/
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2018.3.18

元F1レーサー・鈴木亜久里が明かす“バブル期”のF1事情

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。3月18日(日)の放送は、元F1ドライバーの鈴木亜久里さんが登場。
バブル時代に全盛期を迎えていたF1の裏側や、鈴木さんの現役時代の強さの秘密などの話で大いに盛り上がりました!

鈴木亜久里さん(左)と、パーソナリティの丸山茂樹



◆“走るJISマーク”

丸山:亜久里さんといえば、日本人で初めて表彰台に上がったF1プレイヤー。ドライバーとしての強さもさることながら、日本人離れした顔立ちでモテモテでした。

鈴木:30年も前の話だけどね(笑)。

丸山:ちなみに現役中のニックネームはアイルトン・セナの“音速の貴公子”に対して、亜久里さんは“走るJISマーク”。古舘(伊知郎)さんが命名したんですよね。F1の人気は今でもすごいですが、1990年前後は今以上の盛り上がりでした。

鈴木:あの頃はバブルだったからね。エンジンメーカーとか、日本から参戦しているスポンサーも多かった。

丸山:そこら中に日本企業の名前が出ていましたよね。

鈴木:鈴鹿サーキットなんて、お金持ちのおじさんたちがヘリコプターで来ていた。普通の人はサーキットから1時間くらい歩いたってバスもタクシーも捕まらないほど混雑していたからね。

丸山:今はヘリコプターで来る人はいないんですか?

鈴木:今は歩きで来る人ばっかりだね(笑)。

◆時代を背負っていた、アイルトン・セナ

丸山:そんなF1全盛期の時代に、亜久里さんはあのアイルトン・セナのライバルでした。

鈴木:いや、ライバルじゃない。一緒に走っていただけ(笑)。

丸山:セナは時代を背負っている感じがありましたよね。実際のところ、どんなタイプの人間だったんですか?

鈴木:1978年にフランスであったゴーカートの世界選手権で初めて会ったんだけど、オーラがあったよね。「この人はF1に行くんだろうな」って思っていました。

丸山:体格はいいんですか?

鈴木:いや、(身長は)175(cm)くらいじゃないかな。レーシングカーって、あんまり大きいと乗れないのよ。走りはもちろん、私生活もあんまり明かしていなかったから魅力のあるドライバーだったよね。

丸山:たしかに、秘密が多い感じでした。セナに対して、印象に残っていることってあります?

鈴木:彼はレースのことを考えている時間が長いよね。24時間、365日レースで勝つことが生活の軸になっているのを感じた。そういう部分のストイックさはすごかったよね。

丸山:当時のセナって、全世界の女性からモテてたじゃないですか。それでもストイックを貫いていたんですか?

鈴木:女性関連の噂は立ったことないね。実は彼、F1をやる前の18歳とか19歳くらいに結婚していたんだけど、それもあんまり報道されてないでしょ?

丸山:でも離婚されているんですね。F1は座席がひとつだから、助手席はいらないってことですかね。

鈴木:(笑)。チームメイトにゲルハルト・ベルガーがいたんだけど、逆に彼は遊んでばっかりだったね。

◆スーパースターが誕生しやすかった

丸山:当時セナのライバルのひとりだったアラン・プロストは、亜久里さんから見てどうでした?

鈴木:彼らはタイプが全く違ったけど、ふたりとも強かった。プロストが引退した後はセナの一強時代だったけど、そのあと(ミハエル・)シューマッハがでてきて、セナとシューマッハがかつてのセナとプロストみたいな関係になっていくわけ。時代の移り変わりを感じたよね。

丸山:今度はセナがシューマッハに対して「すげー奴がきたな」って思うわけですね。もちろん今もいろんなスーパースターがいるんでしょうけど、昔ほどの注目選手は少なくなっている気がします。

鈴木:なぜかというと、昔の車ってすごく乗りにくいわけ。ハンドルも重たいし、ギアも手で動かしていた。だから選手の力量によって、同じ車に乗っても2秒くらいの差がついちゃうの。ただ、今の車ってコンピューターに制御されているから、そこそこのドライバーならほとんど同じタイムが出ちゃう。だからとびぬけてすごい選手っていうのが出てきづらいんだよね。

丸山:そんななか、スーパースターのレーサーになる条件ってあるんですか?

鈴木:いくらオートマチック化されていようと、才能がある人はやっぱり技術力があるわけ。ただ、昔ほど大きな差としては見えなくなってきたけど。

◆鈴木亜久里のセールスポイント

丸山:亜久里さんの「セールスポイント」ってあります?

鈴木:一番は応援してくれるスポンサーの多さだね(笑)。

丸山:そこですか(笑)。ドライバーテクニックの話じゃないんだ(笑)。

鈴木:でも正直な話、応援してくれる企業が多いってことはマシンが良くなったりするんだよ。良いエンジンが積まれたりさ。ブリヂストンが「これがあれば勝てるだろう」っていうタイヤを装備してくれたり。

丸山:めちゃくちゃ生々しいけど、我々の知らない話ですね。


次回、3月25日(日)の放送も、引き続き鈴木亜久里さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

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2018.3.11

丸山茂樹、ケガをして実感した“星野仙一氏の言葉”の意味

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。3月11日(日)の放送は、元メジャーリーガーの長谷川滋利さんが登場。
長谷川さんは「野球よりもゴルフが好きかも」と語るほど大のゴルフ好き。3週目となる今回の放送では、長谷川さんのゴルフに関するこだわりや想いについて熱く語っていただきました!(2月25日放送回3月4日放送回はこちら)

長谷川滋利さん(右)と、パーソナリティの丸山茂樹



丸山:滋さん(長谷川滋利)は毎日のように練習をするほどゴルフにハマっていますけど、ゴルフの難しさってどんなところですか?

長谷川:ゴルフはメンタルの部分が難しいよね。例えばバーディを3回出しても次のホールでトリプル(ボギー)を出したら貯金が全部消えちゃうわけ。どうやって良い精神状態のまま18ホールをまわるかがすごく難しい。

丸山:どのスポーツをやっていた方も必ずそう言いますよね。良いスコアが出てるときに限って最終ホールで緊張しちゃったり。

長谷川:だいぶマシになりましたけど、大きな大会になるほど調子が出なくなったりするんですよ。

丸山:全米アマチュアゴルフ選手権(※全米ゴルフ協会の主催で毎年アメリカで開催されるアマチュアゴルファーの最高峰を決定するトーナメント)の36ホール目はどんな感じだったんですか?

長谷川:あのときはゾーンに入っていました。何も考えず、気付いたら終わっていた感じ。

◆夢は一緒にシニアツアー出場

丸山:野球だけじゃなくてゴルフでもその領域にいけたってことは、シニアツアーのチャンスも来たんじゃないですか?

長谷川:だから(早く怪我を治して)戻ってきてよ。

丸山:夢は一緒にシニアツアー出場ですからね。ほかに道具に対するこだわりとかはないんですか?

長谷川:野球のときからミズノとはつながりがあるから、クラブはずっと使っているけど、特にアイアンが好きなんだよね。最近また新しいのが出たんだけど「これ以上柔らかく作れるの!?」ってくらい優しくて、誰でもまっすぐ飛ばせる気がする(笑)。

丸山:僕はキャロウェイを使っているんですけど、ウッドは体積が小さいのが好きなんですよ。

長谷川:400ccくらいがいいんでしょ? もっというと350ccがいいよね。

丸山:なんせ古い人間なんで、新しい道具にはなかなか慣れないんですよね(笑)。

◆難しいところがゴルフの魅力

丸山:特に好きなコースってあります?

長谷川:そりゃあリビエラ(ロサンゼルスのザ・リビエラカントリークラブ)ですよ。でも敷居が高すぎて、なかなか入れない(笑)。

丸山:あそこは緊張しますよね。「服装は大丈夫かな?」とか「携帯鳴らないようにしなきゃ」って。

長谷川:イチローくんもあそこで結婚式しましたし、みんなが知っている格式高いコースだよね。

丸山:今年は挑戦したいツアーとかあります?

長谷川:まずはカナディアンツアーのQスクール。通過は難しいだろうけど……。行く末はシニアツアー。やっぱり僕みたいなアマチュアゴルファーに足りないのは、4日間やり抜くメンタル面の体力だよね。

丸山:それは最近怪我で現場を離れてから、すごく感じるようになりました。昔、星野仙一さんに「マル、一生現役でいる気持ちでいなきゃいかんぞ!」って言われたことがあるんですけど、今になってやっぱり現場を離れちゃいかんなぁってつくづく感じます。

長谷川:じゃあ一緒に勉強しましょうよ!

丸山:良いですね! 一緒にやりましょう! ゴルフにどハマりしている滋さんですが、ゴルフの何がここまで滋さんを魅了するんですか?

長谷川:やっぱり難しいところだよね。上達すると“あそこに打っちゃいけない”ってコースの落とし穴とかもわかるようになるじゃないですか。いろいろ考えながらプレイするのが難しいし、楽しい。

丸山:じゃあチャレンジングなコースのほうがワクワクするんですか?

長谷川:リビエラも難しいからワクワクする。たまに自信を取り戻すために簡単なコースをまわることがあるけど、それだとやっぱり満足感がないんだよね。「同伴者じゃなくて、コースと戦う」ということを意識しているんだけど、うまくコントロールできないところも面白い。大きい試合に出るほど“新たな自分が出会えるかも”“もっと自分を高めてくれるかも”という期待もあるから、無謀だけどPGAのマンデートーナメントなどにもチャレンジしてみたいね。

長谷川滋利さん(左)と、パーソナリティの丸山茂樹




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2018.3.4

エンゼルスの先輩・長谷川氏が予想する「大谷翔平選手の活躍」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。3月4日(日)の放送は、前回に引き続き、元メジャーリーガーの長谷川滋利さんが登場。

長谷川滋利さん(右)と、パーソナリティの丸山茂樹



今回は長谷川さんも現役時代にかつて所属していた米MLBのロサンゼルス・エンゼルスに大谷翔平選手が入団したことを受けて、野球の話をメインにトークがスタートしました。

丸山:滋さんから見て、エンゼルスはどんなチームですか?

長谷川:引退した選手に対しても優しい、ファミリー的な球団って感じです。僕は5年しか所属していなかったのに「若手を育てるコーチとして来てほしい」とすごく良い待遇で迎えてくれて。たぶん大谷くんも「良い球団に入った」って感じると思いますよ。

丸山:メジャーと日本の野球の差ってどんなところだと思います?

長谷川:よく“メジャー=アメリカの野球”と勘違いされがちだけど、メジャーって実際は世界中から優秀な選手が集まっているリーグ。だから“メジャー=世界の野球”なんだよね。メジャーは世界水準のレベルだから、日本よりも痛い目に合う確率は高いと思う。

丸山:実際にメジャーでプレイをする中で、戸惑ったところはありました?

長谷川:メジャーの人たちって、おおざっぱに見えるでしょ? でも実は基本の細かいプレイができる人が多いの。特にベネズエラ人とか、南米の人。それが一番ビックリしました。

丸山:もし滋さんが大谷くんにアドバイスするとしたらどんな言葉を贈りますか?

長谷川:大谷くんはまだ若くて、マーくんやダルビッシュほどの実績は残していない状態でメジャーに来たので、これからいろいろ勉強して学んでほしい。

丸山:ズバリ、滋さんの大谷くんの勝率はどう予想しますか?

長谷川:エンゼルスはバッティングが良いチームだから、1年間頑張って先発をキープしたら10勝は全然夢じゃない。下手したら15~20勝できるかも。

◆「ゴルフのほうが楽しい」

丸山:野球について語っていただきましたが、正直なところゴルフの話のほうが好きですよね?

長谷川:だって楽しいもん(笑)。

丸山:昨年は全米アマチュアゴルフ選手権で予選通過も果たしていますもんね。全米アマチュア選手権って、過去にはタイガー(・ウッズ)やフィル(・ミケルソン)、(ブライソン・)デシャンボーが優勝カップを手にしたすごく歴史のある大会。我々も憧れの場所ですよ。

長谷川:4年越しのチャレンジですから。捨て身でやったから、最後のほうのことは覚えていない(笑)。

丸山:今日も一緒にゴルフをやりましたけど、すごく上達していると感じました。毎朝5時からゴルフをやっているんですよね?

長谷川:朝早く起きてゴルフをして、午後は仕事というサイクル。こっちで朝の時間帯は日本人がまだ寝ている時間だから、ゴルフをしていても誰にも文句言われないのよ。

丸山:メジャーリーグって、シーズン中にゴルフができるんですよね。日本の野球選手はなぜシーズン中にゴルフをしてはいけないんですか?

長谷川:やろうと思えばできるのかもしれないけど、それで試合に負けた場合、ファンが許すかって話なんだよね。それだけ熱心に応援してくれている証拠なんだけど。

丸山:ヤンキースの選手も試合で打たれた投手は次の日「NYの街を歩きづらい」とか言いますよね。

長谷川:場所によるんだよね。野球選手を「スターだ」ととらえてくれる街と、ゴシップ好きな街とで分かれるの。田舎のチームほど(前日負けたとしても)「今日の夜の試合は頑張ってね」と声をかけられたりするよ。

◆ゴルフは誰もがチャレンジできる

丸山:個人競技のゴルフと違って、野球はチーム競技ならではの緊張感がありますよね。

長谷川:でも「打たれたらチームのみんなに悪い」と思いながら投げると大抵打たれます。そこはある程度「俺を出したあいつが悪い」くらいに割り切れるのが大事。もちろん試合が終わったら「ごめんな」って言って美味しいものをおごったりするような気づかいは必要ですけど。

丸山:そういうマインドコントロールをゴルフでも活かしたいですよね。

長谷川:ゴルフはテンションが高すぎても低すぎてもダメだから、その間を保つのがすごく難しいよね。今度しゃべらないで回ってみます?

丸山:滋さん、絶対に無理でしょ(笑)!

長谷川:できないな~。

丸山:楽しくやりましょうよ。でもそうやって、元メジャーの野球選手がゴルフの世界に入ってきてくれるのは嬉しいです。

長谷川:実力さえあればプロもアマチュアも一緒にプレイできるところがゴルフの良いところだよね。

丸山:そういう点では、ゴルフは器が広いですよね。

次回、3月11日(日)の放送も引き続き長谷川滋利さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

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