2018.7.24

ラグビー元日本代表の伊藤剛臣、46歳まで現役にこだわった理由

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。7月22日(日)の放送は、ラグビー元日本代表の伊藤剛臣さんが登場。長きに渡る選手生活やラグビーの魅力について伺いました。



◆46歳まで現役にこだわった理由

丸山:今年1月まで現役選手でしたが、何故ここまで、長きにわたりやろうと思ったんでしょう?

伊藤:高校1年生のときにラグビーと出会って、ラグビーに人生の夢とロマンと目標をもらったんです。40歳まで神戸製鋼にお世話になって、僕自身引退すると思っていたんですけど、妻や両親からまだプレーする姿を見たいと言われて。たまたま、そのときに日本代表の後輩だった吉田尚史が「東日本大震災で甚大な被害に遭ったけど、ラグビーで釜石を盛り上げよう!」と僕のことを釜石シーウェイブスRFCに誘ってくれたんです。1部リーグに上がるための力になりたいと思って、トライアウトを受けました。

丸山:僕は40歳のときなんて(伊藤さんのような)夢や希望がなかったもん。現役だけどケガで(第一線を)退いちゃっているからね。(年齢的に)自分のケガとの闘いが苦しくなる。ラグビーは体当たりしたりするからもっと大きなケガもするだろうけど、そういう意味ではちょっと痛いところがあると逃げ腰になってしまう自分が出てくるんじゃない?

伊藤:そうですね。

丸山:それでも、痛み止めを打ちながらぶつかっていく姿はすごいなと思う。そのファイティングスピリッツは、どこから出てくるものなの?

伊藤:太鼓じゃないですけど、打たれたら響きたいですよね。

丸山:カッコイイ!

伊藤:逆に自分が打ったときも響いてほしい。ラグビーってそういうものだと思うんです。

丸山:ラグビーと言えば「One for all, All for one」という精神が知られていますけど、これは誰が作った言葉なの?

伊藤:誰だかわからないけど、ラグビーを見た日本人がこの言葉を発したらしいです。

丸山:ラグビーは、まさにチームプレーの見本とも言えるスポーツですけど、どんな団結力を必要とする競技なんですか?

伊藤:個々のスキル、自分のパフォーマンスももちろん大事なんですけど、それよりもチームメイトのことが大事なんです。その精神ですね。やはり、自分のためだけよりも、みんなのためにというほうが力が湧くと思うんですよ。それぞれの役割があってチームが成り立っているので。

丸山:選手同士認め合わないといけないと。一緒に目標を勝ち取る精神というのは、団体競技をしている人たちの凄さだなと、個人競技をしている僕からすればとても尊敬しています。

◆ラグビーの魅力とは?

丸山:ラグビーボールはトリッキーなバウンドをしますけど、地面に落ちた瞬間にどっちに跳ねるとか計算しているもの?

伊藤:全然計算していないです。ラグビーボールはどっちに転がるかわからないから「人生と一緒だ」とよくコーチに言われていましたよ。「ただ、前に向かって進め!」みたいな(笑)。

丸山:若い頃の松尾雄治さんと喋っているみたい(笑)。

伊藤:松尾さんの後輩ですから。

丸山:ラグビーの最大の魅力は?

伊藤:ボールゲームなんですけど、いわば肉弾戦ですよ。タックルとか決まったら快感なんです。ぶつかり合うのは気持ちいい。ラグビーには、パス、キック、ランとかいろんなスキルがあるんですけど、それらを駆使して15人一体となってトライを取った瞬間はすごく感動するし、快感なんです。

◆歴史的勝利の裏側

丸山:2015年のラグビーワールドカップで、日本が南アフリカに勝ったじゃないですか。あの試合は凄かったですね。

伊藤:僕は、その試合を生では観られなかったんですが、次の日に家のテレビで観て、日本が勝った瞬間に号泣しました。

丸山:いろんな勝因があったと思いますが、あの強いチームに勝つには、コーチ、キャプテン、チーム力……どこに比重があるんでしょう?

伊藤:あの南アフリカ戦で言えるのは、最後にペナルティを取って3点を狙えば同点だった。(その場面で)ヘッドコーチのエディー・ジョーンズさんは、「(3点を)狙え! 引き分けでも奇跡なんだから」と選手たちに言ったそうです。でも、選手たちは「俺たちは勝たなきゃダメなんだ」と。それで選手たちはスクラムを選択して、トライを取って逆転勝ちしたんです。そのとき、選手たちはあの世界の名将のエディー・ジョーンズさんを超えたんだと思ったけど、よく考えてみたら、そんな選手たちをエディー・ジョーンズさんが作ったんだと僕は納得したんですよ。実際にグラウンドに立ったら、キャプテンを中心に戦うわけですから。

次回、7月29日(日)の放送も、引き続き伊藤剛臣さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

また、番組では、伊藤剛臣さんのサインが入ったラグビーボールを抽選で1名にプレゼントします。
応募方法は、番組Instagramから! 「@sundaybacknine_tfm」をフォローして、伊藤剛臣さんの写真の投稿に、「ラグビーボール希望」とコメントしてください。締め切りは、7月29日(日)23:59まで。たくさんのフォローお待ちしています!


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【番組概要】
番組名:五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/backnine/
番組Instagram:@sundaybacknine_tfm/
2018.7.23

ボクシング世界王者・村田諒太の夢は「東京ドームでビッグマッチ」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。7月15日(日)の放送は、前回に引き続き、プロボクシング・WBA世界ミドル級王者の村田諒太さんが登場。彼のリング以外での魅力に迫りました。



丸山:僕が村田君に感じる魅力は“喋り”なんですよね。聞き入っちゃう。

村田:ずっとシャイでしたね。無駄にプライドが高いんですよ(笑)。(相手に)言って自分が傷つくことがイヤで……それがシャイの正体。自己防衛本能で、一番気にしているのは自分のことなんです。

丸山:俺もそっち派だから。自分が傷つくのはイヤだよね。村田君って血液型は?

村田:AB型です。

丸山:そんな感じに見えないね。B型のほうが強そうだけど、自分で感じたりする?

村田:理屈っぽいだけなのかもしれない。よく「なぜボクシングをやるの?」って聞かれますけど、今この道が“Best Way”なだけで、それ以外ない。なのに、人ってそれに意味合いや理由を付けたがる。

丸山:村田君は、どんな本をよく読むの?

村田:僕は最近、(1冊の本を)繰り返して読むんです。「夜と霧」っていうヴィクトール・フランクルが書いた本が好きなんですけど、1回、2回、3回目と読むたびに気に入る部分があって。試合前に読んだときは、試合に通ずるところが自分のなかに残っていたり。

◆村田諒太が本から影響を受けたこと

丸山:いろんな本を読んで、自分を変えたフレーズはあった?

村田:ありますね。試合前に「夜と霧」を読んだときは、すごくプレッシャーを感じていたので、“まっとうに苦しむことは、それだけで何ごとかを成しとげることだ”というフレーズがあって。

丸山:難しい言葉だね。

村田:苦しみがあるからこそ自分の内面と向き合えると思うんです。それで生まれた自分の内面の成長はすでに何かを成し得ているということ。試合前って苦しいときがあるじゃないですか?

丸山:いっぱいある!

村田:その苦しみにこそ意味があるというか……苦しまなければ見えない世界観ってあるじゃないですか?

丸山:この喋りがあれば、(現役引退後に)年間120本の講演ができるね(笑)。村田君って「好きな言葉は?」と聞かれてパッと出てくるけど、俺なんか1文字しかないもん。「好きな言葉は“夢”です」って。「子どもか!」みたいな(笑)。自分の闘いに影響のあった本や言葉はある?

村田:例えば、聖書のなかに出てくるような“タラント”の話とか、すごくいいと思います。

丸山:タラント?

村田:タラントは“才能”という意味で、タレントの語源と言われていて。タラントは神様からもらったギフトだから、ちゃんと使って行動してタラントを増やすことが大事だと。

丸山:へぇ~。俺もちゃんと本を読んだり、自分を見つめ直す時間を作らないとダメだなと、最近思っているんだよね。

村田:丸山さんはいいじゃないですか、僕みたいにメンタルが弱くないから。

丸山:村田君はメンタル弱くないよ(笑)。

村田:僕の同級生にすごく楽観的な奴がいて。いちいち考え込まないので、「この性格、羨ましいな~」っていつも思うんですよね。

丸山:いや、村田君は考えられる能力があるからこそ、1位になれているわけだし。

村田:本を読んで、小難しいことばかり言っている自分は、決してポジティブになれていないというか(苦笑)。

◆村田諒太「いつか東京ドームでビッグマッチを」

丸山:タイガー・ウッズに話を聞いたことがあって、「戦術はネガティブとポジティブのバランスをきちんと保つこと」って言っていたもん。ポジティブなことばかりではなくて、ネガティブな部分でいろんな危険を察知しながら、コースの戦術をきちんと立てていたからね。

村田:彼からは強気でポジティブなイメージを受けますけど。

丸山:タイガー・ウッズが若い頃は、いかなるときも強気でガンガンいっていたけど、最近の彼のプレースタイルを見ると、強気にいったときは逆に裏目に出ていたりするんだよね。ちょっとした感覚のズレや、年齢や老いも多少はあるんだと思う。

村田:何回もミスしていると疑心暗鬼になるんですかね?

丸山:そう、疑心暗鬼になっちゃう。ゴルフって負のサーバーがあって、ある状況に立たされたときに「この前、ここでこんなミスしたな」って最初にミスしたことを思い浮かべちゃう競技なんだよね。2週に渡って話を聞いたけど、村田君とは話が尽きないよ。若いのに自分にはない部分をたくさん持っていて、すごいと思う。次戦はいつなの?

村田:次はラスベガスで、9月末か10月上旬になると思います。

丸山:そうなんだ。ラスベガスで一大イベントを成功させて、村田君には第一人者として頑張ってもらいたい。

村田:東京ドームでビッグマッチができるように頑張ります!

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2018.7.10

ボクシング世界チャンピオン・村田諒太が味わった挫折とは?

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。7月8日(日)の放送は、プロボクシング・WBA世界ミドル級王者の村田諒太さんが登場。自身がボクシングで味わった挫折や、最近興味があるというゴルフについて伺いました。



◆村田諒太にとっての理想のボクシング
丸山:村田君的に理想のボクシングのイメージはどうなんでしょう?

村田:相手があってのものなので、理想を描いたところであまり無意味というか、自分のできることを淡々とやっていくことですね。

丸山:自分の決め手というのはあるの?

村田:右ストレートが一番の決め手かなと。あとは返しの左ボディと。その2つが機能すると、いい状態です。

丸山:右ストレートが決まったときって、芯を捉えたような音とかあるの?

村田:前の試合(エマヌエーレ・ブランダムラ戦)では、1、2ラウンドぐらいは右(のパンチ)を打ったときに体が少し開いているなと。感覚的なものなんですが、自分が思った位置よりも数cm低かったりするんです。ゴルフで言うところの振り遅れのような感じで。当たれば倒せるという気持ちがあるので、それを(試合中に)調整して。

◆村田諒太が経験した挫折
丸山:いろんなことを瞬時に考えたり、やっぱりスゴいね。村田君は、これまで挫折を経験したことがあるとか。その1つは、北京オリンピックに出場できなかったこと、と。

村田:国内では勝てたんですけど、オリンピックに出場するにはアジアで枠を取らなくてはいけなくて、アジア大会の予選で決勝まで進めなくて実力不足でした。あと、当時は世界選手権などで世界の一流選手と試合をしても勝てなくて……運が良ければオリンピックに出られるかもしれないけど、実力だけでいける能力は自分にはないな、と諦めていました。

丸山:でも、プロになって世界一になっているということはポテンシャルはあったわけでしょ?

村田:北京オリンピックを逃したときは、若かったのとコンプレックスが消えなかったからです。重量級(の日本人選手)は国内では勝てても、海外に出たら勝てないって。その言葉に自分自身飲まれていましたし、外国人選手を前にすると「あいつのほうが上なんだ」という気持ちで戦ってしまっていた。2011年の世界選手権で準優勝するまで、拭えなかったです。

丸山:そこを打破できたのは?

村田:準優勝した世界選手権の2回戦で、世界選手権を2連覇していた選手と対戦したんです。その選手に勝ったことで「俺はやれるんだ!」と思えて。

◆村田諒太「ゴルフをやってみたい」

丸山:村田君はゴルフの経験がないと聞いたけど?

村田:人生で10球ぐらいしか打ったことがないですね。

丸山:でも、トレーニングはゴルフ場でやるとか?

村田:そうですね。走り込みはゴルフ場でしています。

丸山:最初、ゴルフは簡単だって印象だったそうですね。

村田:初めてクラブを振ったらボールに当たったから、次に「よし、飛ばしてやろう」と思って振ったら当たらない。欲を出したり、一瞬でもボールから目を離すと当たらなかったりするので、不思議なものだなって

丸山:なんでそうなるかというと方程式があるんですよ。

村田:方程式?

丸山:ゴルフって動作が常に反比例みたいな動きなんです。上体をねじると下半身はそれほどねじらない。土台はしっかりしておいて上体だけをねじっていくからパワーが生まれる。逆に上体を残して腰のキレだけがしっかりあるからパワーが生まれる。尚且つ体重が左に乗っていくんだけど、頭は絶対にボールの右側に残っている。手が遠いところに遠心力で持っていかれるのを、グッと体の近くに引き付けていく。すべてバラバラな動きを瞬時に考えてやらなくちゃいけない。この体の使い方がわかるとゴルフはできると思う。

村田:ゴルフ、やってみたいです。

丸山:絶対面白いし、やったらうまくなるタイプだと思う。

村田:ゴルフをやったら禁断の果実に手を出してしまった……みたいになりそう(笑)。

丸山:それはみんな言うね(笑)。ゴルフの魅力はすごく奥が深くて、あのマイケル・ジョーダンも「ゴルフは世界一難しいスポーツだ」と言っているくらい。

村田:うちの(帝拳ボクシングジムの)会長も「同じコースを回っても1度たりとも同じことはない。自分との闘いのゴルフは、究極のスポーツだ」とよく言っています。

丸山:村田君にも、いつかゴルフの道にきてもらえるとうれしい。始めるときが一番大事だから、そのときは僕もお手伝いしますよ! ゴルフでケガをされると困るから、ボクシングが落ち着いたあとに、ぜひ。

村田:ありがとうございます!

次回、7月15日(日)の放送も、引き続き村田諒太さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!


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2018.7.5

武井壮が今から“プロ”を目指す3つの競技とは?

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。7月1日(日)の放送は、前回に引き続き、タレントの武井壮さんが登場。今回はゴルフについて、たっぷりと伺いました。



丸山:壮ちゃん(武井壮さん)は、ゴルフ番組(BS日テレ「武井壮のゴルフ コロッセオ ~激闘!最強アマ列伝~」)もやっているけど、ゴルフとの出会いはいつ?

武井:1997年に陸上の十種競技で日本一になったんですけど、何か次の目標を見つけようと陸上を引退して、1998年にアメリカに渡ってゴルフを始めました。

丸山:いきなり!?

武井:ド素人だったんですけど、アメリカでゴルファーを育てるキャンプをやっていて、そこの特待生を募集していたんです。応募してみたら「フィジカルがとんでもない」って、やらせてもらえることになって(笑)。

丸山:もしかして大化けするんじゃないか、的なね(笑)。

武井:陸上競技は、大学1年のときに始めて5年弱しかやっていないんですよ。でも日本一になれて。

丸山:すごいね。普通は小さい頃からやっている人が日本一になるものだけどね。高校生までは何をしていたの?

武井:中学は野球部で、高校は地理・歴史研究部の文科系を。大学では陸上をやって。要は自分のトレーニング理論を試したかったんですよ。十種競技という複雑で一番難しい競技で誰よりも早くチャンピオンになれば自分のトレーニング理論の実証になるし。

丸山:なるほど。

武井:今45歳になるけど、ゴルフはまだ20年ぐらいチャンスがあると思うと、生涯ずっとチャンスじゃないですか。その間どこかのツアーのクオリファイを通過しちゃえば1年間はプロとして戦える。今の僕のタレントとしての知名度があれば絶対にニュースになると思うんですよ。

丸山:いろんなプランをよく考えているね。

武井:十種競技で日本一になったけど、さほど食えなかったんです。世界に手が届かないと飯が食えないなんて夢がないと思ったんです。だったらプレーしていること自体が夢がある状況を作っちゃえばいいと思って芸能界にきて。武井壮という名を広めて、ゴルフの番組や連載を持たせてもらったり、ゴルフを仕事としてプレーできていると思う。

丸山:うん、なるほどね。

武井:プロフェッショナルな技術を持ったゴルファーではないけれど、プレーすることをプロフェッショナルとしてできる人間ではあると思うんです。

◆武井壮の思う、ゴルフの魅力と難しさ

丸山:壮ちゃん的にゴルフに魅力を感じたポイントはどこなの?

武井:あらゆる国に仕事としてプレーできる場所があるというのが1つ。競技人生が長いというところにもチャンスがある。あと、幅広い層の人たちが楽しんでいること。ゴルフにはシニアツアーがあったりして、60歳の選手が優勝して数千万円稼いだりしている。誰もが知るスーパースターとプレーできて、多くの人がエンターテインメントとして楽しんでいるというのが魅力だった。だから、どうしても若いうちにゴルフを身につけておきたかったんです。

丸山:武井壮が思うゴルフの難しさって何?

武井:僕は思ったことを思った通りにやるということをずっとトレーニングしてきたんですけど、ゴルフって思えない競技なんです。

丸山:思えない?

武井:毎回、打つ場所の形状が変わるから、正しい動作ができたとしてもミスになることがある。その程度がまずわからない。グリーンも毎回硬さや傾斜、状態が違う。思ったところにボールを落とせても全然違うところに転がっていったりもするし。

丸山:うん。

武井:僕のスポーツの概念である、自分の体を思った通りに動かせば思ったことができるということが覆されちゃう。それが僕にとって一番難儀なところで。

丸山:ゴルフの嗅覚だね。我々だとグリーンでステップしただけで大体このぐらい転がるだろうとか、アプローチがわかるみたいな。

武井:そういう経験や知識の蓄積ですよね。それが僕には圧倒的に足りない。

丸山:それはすごくいいところを突いているね。まず同じ形で打てることがほぼないからね。

武井:なかなかうまくいかないから、面白いんです。

◆武井壮が目指す、ゴルフスタイルは……

丸山:そこに気付いているということはうまくなるタイプだよ。じゃあ、武井壮的にゴルフのスタイルでこれは譲れないというものはある?

武井:目指しているのは全部がチャンスだと思うメンタリズムです。

丸山:ほぉ。

武井:ティーショットは誰よりも飛ばして、すげードライバーショットを打つなと思わせるチャンス。でも、ミスってラフにいったら、スーパーリカバリーをするチャンスだし、グリーンに乗せられなくてもチップインするチャンスだと思ったり。あと、ビリヤードとボウリングもこれからプロの資格を取ろうと思っているんですよ。ゴルフツアーのテストも受けたい。

丸山:50歳過ぎてすごく強くなって賞金王になった人いっぱいいるからね、チャンピオンズツアーで。シニアならいけると思うよ。

武井:いつかマルさん(丸山)と同組で回るのがマジで夢なんで(笑)。

丸山:もし、シニアツアーに本当に参戦することがあったら、同組にしてもらえるようにお願いしてみるよ(笑)。

武井:ゴルフは一生夢が見られるスポーツだと思うので。

丸山:ぜひ一度一緒にゴルフして、どんな様子なのかちょっと見せてちょうだいよ。

武井:よろしくお願いします。

次回、7月8日(日)の放送は、プロボクシング・WBA世界ミドル級王者の村田諒太さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!


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