2019.2.28

瀬古利彦が語る、男子マラソンで日本記録の更新が続いた理由

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。2月24日(日)の放送は、DeNAランニングクラブ総監督で日本陸連・強化委員会マラソン強化戦略プロジェクトリーダーの瀬古利彦さんが登場。日本マラソン界について、いろいろと話を伺いました。

瀬古利彦さん(左)とパーソナリティの丸山茂樹



◆男子マラソンで日本記録樹立

丸山:最近、マラソンの記録がどんどん速くなっていますね。

瀬古:2020年東京オリンピックがありますから、それに向かって今強化をしています。私がマラソン強化戦略プロジェクトリーダーになって、何もしていないんだけど、2人日本記録が出ました。

丸山:「東京マラソン2018」で設楽悠太選手が日本記録を出しました。日本記録を出すと褒賞金1億円ももらえるんですか!?

瀬古:マラソン選手にとっては夢のような額ですね。

丸山:瀬古さんが現役時代はあったんですか?

瀬古:多少ありましたけど1,000万円ぐらいでしたから。勝たなくても日本記録を出すともらえるんです。

丸山:でも日本記録を出せば、世界レベルで見ても上位には入れるんですか?

瀬古:2、3番には入れると思います。

丸山:すごいことですね。オリンピックで言うならメダル候補選手ということですよね。

瀬古:ここ14~15年、男子は日本記録が破られてなかった。東京オリンピックも近いし、これは(日本マラソン界にとって)危機だと。何が何でも強化しなくてはならないということで、褒賞金を出すことになって。でも、これは日本陸上競技連盟が出しているのではなくて、日本実業団陸上連合が出しているんです。

丸山:設楽選手の後、またすぐに大迫傑選手がシカゴマラソン2018で日本記録を塗り替えて3位になって、ここでも褒賞金1億円と。

瀬古:そうです。

丸山:日本実業団陸上連合は大丈夫ですか?

瀬古:まだあと1人分あります(笑)。早い者勝ちです。

◆進化を遂げるマラソン界

丸山:マラソンが高速化していますけど、瀬古さんが現役時代と何が大きく違いますか?

瀬古:練習量、練習法も違うし、ペースメーカーが我々の時代はいなかったんですよ。今は記録を出すためだけにレースのペースを引っ張る人がいるんです。それが一気に記録を後押ししています。

丸山:靴が良くなったとか、食べ物が違うとかもありますか?

瀬古:それもありますね。全てが30年前とは違いますね。

丸山:心拍機能も大事だと思いますけど、緊張しすぎてスタート前からドキドキして記録に結びつかないということはあるんですか?

瀬古:練習では強いけど、試合になると実力を発揮できないという選手もいます。大迫選手や設楽選手は試合になると燃えて、練習以上のことを出せるタイプだと思います。

丸山:どんどん日本記録が塗り替えられるなか、今後はもしかすると1時間台も出てくるんでしょうか? 瀬古さんが2時間8分27秒で、大迫選手は2時間5分50秒と。この縮まった約2分半ってどのくらいの距離の差なんでしょう?

瀬古:大体800mちょっとですね。

丸山:800mって結構な開きがあるんですね。

瀬古:見えないですよ。

丸山:練習では42.195kmを毎回走るわけではないですよね?

瀬古:1日に35~40kmぐらいは走っていますよ。1ヵ月に1,200~1,300kmは走りますから。

丸山:すごい……1ヵ月で東京~大阪間以上を走るわけですね。感覚的に何日以上空くとキツイですか?

瀬古:365日走ります。休みはないですよ。

丸山:キツくないんですか!?

瀬古:60分とか90分走るのは休養みたいなものですから。

◆2020年東京オリンピックへの展望は……

丸山:女子マラソンは金メダルを獲っていますけど、「男子マラソン界は……」と言われたり、心苦しさはありましたか?

瀬古:当然ありました。箱根駅伝に出たいい選手たちがここ2年くらいしっかりマラソンの練習をやり始めています。なぜかと言うと、我々がオリンピック出場の選考基準を変えたんです。それが、駅伝選手がマラソンの練習に取り組むきっかけになったと思う。

丸山:それ、もっと前に気付かなかったんですか?

瀬古:気付いていたけど、いろいろなしがらみがあってね。私がプロジェクトリーダーになったんで、“選考基準を変えたら日本のマラソンが変わる!”と思ったらドンピシャで当たった。それと、褒賞金の1億円と東京オリンピックの3つで変わった。

丸山:東京オリンピックへの展望はいかがですか?

瀬古:日本人はマラソンが大好きです。2016年リオデジャネイロオリンピックの視聴率1位は男子マラソンですから。2番目が開会式で、3番目が女子マラソンなんですよ。

丸山:マラソンは、すごいですね。

瀬古:がんばらなきゃいけないと思っています。

丸山:男子マラソンでもメダルを獲れるように。

瀬古:当然獲りますよ。大迫選手以外にもいい選手がいっぱいいますから。だからトップ選手も油断できない。

丸山:これから楽しみということですね。

瀬古:選手たちもその気になっていますので、期待できると思います!

次回3月3日(日)の放送も、引き続き瀬古さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!


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【番組概要】
番組名:五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/backnine/
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2019.2.23

ゴルフ歴44年! 関根勤にとってゴルフの最大の魅力は?

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。2月17日(日)の放送は、前回に引き続き、タレントの関根勤さんが登場。ゴルフ歴44年という関根さんとゴルフにまつわるトークに花を咲かせました。

タレントの関根勤さん(左)とパーソナリティの丸山茂樹



◆ゴルフとの出会い

丸山:関根さんは、この時期ゴルフは?

関根:ガンガンに行きますよ! 昔のウェアって温かいインナーとかなかったからすごい着こんで。しかもドライバーはスチールシャフトでしょ。

丸山:話が古いな(笑)。

関根:糸巻きボールだから、寒いと全然飛ばないんですよ。だからつまんないんだけど、ゴルフをやるだけでもうれしかった。でも最近はゴルフボールは硬くならないし、シャフトはちゃんとしなるし、ウェアも汗をかくと体温が上がって防寒グッズも最高で。若い頃から比べると快適でしょうがない。あと、空いているからね。

丸山:関根さんのゴルフの出会いは?

関根:浅井企画(関根勤さんの所属事務所)に入ったときに、浅井社長がゴルフ大好きだからフルセットをすぐにくれて。「関根くん、ゴルフから人生を学びなさい」って。僕はそのとき21歳だったから、「は?」って(笑)。

丸山:ゴルフに対してのイメージが全くなかった?

関根:おじさんとか部長クラスが接待でやっているものだと。44年も前ですから。当時は若者はやっていなくて、年に2回浅井企画のコンペがあってね。

丸山:はい。

関根:ほとんど練習しないから、スライスしか打てなくて最初はつまらなかった。でも何回かやっていくうちに、少し上のスコアの人を抜くようになってきて「面白いな」って。それで、23歳のときにクラブをフィッティングしてもらって。

丸山:早いですね。

関根:10回払いで初めての月賦でドキドキしましたよ(笑)。僕はゴルフクラブの進化に一番恩恵を受けている世代なんですよ。

丸山:というと?

関根:21歳のときにスチールシャフト、その後、カーボンシャフトやチタンが出てきて。「あれ!? 前より歳取っているのに飛んでいるよ」って(笑)。だから今でも20代のときと飛距離が変わらないんですよ。

丸山:関根さんと初めて一緒に回ったのっていつでしたっけ?

関根:がん撲滅チャリティーのプロアマ東西対抗だったかな? あのとき、丸山プロとすごくやりやすかった。「好きなところに打ってください。後は俺が何とかしますから」って言ってくれて、すごく気が楽だった。

丸山:そんな時代もありましたね。今じゃ「関根さん、そこにしか打たないでくださいね」ってプレッシャーかけちゃいますから(笑)。

◆憧れのゴルフプレーヤーは?

丸山:関根さんが最初に憧れたゴルフプレーヤーは?

関根:ゲーリー・プレーヤーが好きでね~。

丸山:黒豹だ!

関根:全身黒のウェアで揃えたんですよ。でもゴルフ場には着て行けなかった。「アイツ、ゲーリー・プレーヤーのまねしている」って言われちゃうから。右膝をキュッと入れてからバックスイングをしていました(笑)。

丸山:海外で回りたいコースとかは?

関根:ハワイやロサンゼルスで回ったことがありますけど、マスターズ・トーナメントが終わった後を回ってみたいね。

◆ゴルフの一番の醍醐味は……

丸山:最後に、関根さんにとってゴルフの最大の魅力は?

関根:一生できるところですかね。ラグビーやサッカーは60、70代だとキツイでしょ!? なかには、やっている人もいるけど、それは20代のときにすごい体力があった人がたまたまできているだけだと思う。普通の体力で60、70代できるスポーツって球技ではやっぱりゴルフじゃないかな。

丸山:なるほど。

関根:ゴルフは自己責任じゃないですか。野球だとエラーすると、昼食のときに「気にするな」って言われて、チャーハンが美味しくないとかね(笑)。ハンデももらえてそれなりに勝負できる。夫婦でもできるし、最高だよね。

丸山:ゴルフが一番大好きな人のコメントですね。

関根:映画や舞台を観るのも好きなんですけど、コメディーを観ちゃうと「この人上手いな」とか「俺、そこまでできていないな……」とか仕事の頭から100%離れないんですよ。でも、ゴルフだとキャディーさんに「関根さん、ちょっと大きすぎますよ」って言われても「ゴルフは素人だから勘弁してよ、キャディーさん」って(笑)。

丸山:頭が空っぽになれると(笑)。仕事を忘れられて、そういうリフレッシュできる時間があるから、また仕事にスイッチできるわけですね。

2月24日(日)の放送は、元マラソン選手で日本陸連のマラソン強化戦略プロジェクトリーダーをつとめる瀬古利彦さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!


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2019.2.22

関根勤が初めてやった“ものまね”は?

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。2月10日(日)の放送は、タレントの関根勤さんが登場。関根さんに、芸能界入りするまでの道のりについて伺いました。



◆関根勤が“ものまね”に目覚めたきっかけ

丸山:テレビの画面を通して観る関根さんは、「ものまねの人なんだ」とずっと思っていたんですけど、ジャンル的にはものまねなんですか?

関根:そう、入りはものまねです。ものまねを中心としたコントとか。

丸山:小堺一機さんもそうですか?

関根:うん。「ぎんざNOW!」(TBS系)というテレビ番組で5週勝ち抜いてチャンピオンになって(芸能界に)入ったんです。

丸山:輪島功一さんや千葉真一さんのものまねがたまらなく大好きで(笑)。関根さんがやるたびに、僕もまねをしていました。その後、輪島さんとCMで共演することがあって爆笑しちゃって。関根さんが、最初にものまねをしたのは誰なんですか?

関根:記憶に残っているのは、中学のときかな。田村正和さんがまだ20代半ばくらいの頃に出ていたTBSのドラマ「冬の雲」を、兄貴と2人でまねしていたんです。だから僕のやる田村さんって古いんです。みんなは「古畑任三郎」(フジテレビ系)の田村さんだから。

丸山:オーディションに行こうと思ったきっかけは何だったんですか?

関根:おふくろが西郷輝彦さんの大ファンで、「星のフラメンコ」をよく聴いていたから、曲を覚えちゃったわけ。あるとき、音楽の授業でカスタネットが配られて。何の気もなしに、隣にいた林くんに「おい、西郷輝彦だぜ」って言って歌いながらカスタネットを“タンタンタン♪”叩いたら、笑いながら転げ回って「もう1回やって!」って。それまでは見て笑う側だったんだけど、初めて笑わすことができたのが快感でね。

丸山:そんなきっかけがあったんですね。

関根:それで、日曜に番組を観ては練習して、月曜に林くんの前でやったら、それほど似ていないんだけど腹を抱えて笑うわけ。それを毎週やっていたら、ものまねのパターンやコツがつかめてきて、オリジナルで千葉真一さんとかができるようになった。ゴルフで言うと、基礎ができるようになってドローやフェードが打てるようになった、みたいな。

丸山:アレンジが効くようになったと。

関根:そしたら、林くんが僕のやらない学校の先生のまねとか、モハメド・アリとか原田芳雄さんのまねをやり始めて(笑)。それでクラスの人気者になっちゃったの。

丸山:へぇ~。

◆運命を変えた「ぎんざNOW!」オーディション

関根:別々の高校に通ったんだけど、しょっちゅう会っていて。飛び込みで文化祭とかに出るようになったら、仲間が集まってきて5人組になったんです。当時、グループサウンズが人気で、何で日本人なのに横文字の名前ばかりなんだと。俺たちはお笑いをやっていくんだから日本っぽい名前にしようと言って付けたのが、目黒五人衆。

丸山:ハハハハハ!

関根:今思うと全然かっこよくない。それで、19、20歳の頃、会館とかを借りて単独ライブをやっていたんですよ。だけど、みんな就職したりで解散になっちゃって。それで、「学生の趣味の世界もそろそろ終わりだな。消防官になろう」と思ったのが、大学3年生のとき。

丸山:そっちに進もうと思ったんですか?

関根:そう。それで、「ぎんざNOW!」で中高生が漫才やコントをやっているのを観て、「俺と同じようなことやっているんだ!?」と思って、ハガキで応募したんです。2週間後にオーディションに呼ばれて、場所に行ったら2組だけで。僕が2番目だったから、後ろもいないし時間があるわけ。

丸山:2組!?

関根:だから、中学のときとかにまねしていたプロレス中継とか片っ端から45分ぐらいやったの。そしたらプロデューサーが「アイツ、ネタいっぱい持っているから勝ち抜き戦にしよう!」って言って、僕のときから勝ち抜き戦になったんです。それで、僕が5週勝ち抜きの初代チャンピオンになって、そのとき浅井企画の社長が審査員にいて、「君は才能がある!」って無理矢理事務所に入れられそうになって(笑)。

丸山:なるほど。

関根:「僕なんかただのクラスの人気者ですよ。プロの世界で通じるわけがないです」って断ったんです。

丸山:最初は不安があったと。

関根:だって、いきなりコント55号と横線になるわけですから。そしたら、浅井社長が「いや、コント55号を育てた俺が才能を保証するんだから、明日事務所に来い!」って。

丸山:へぇ~!

関根:やっぱり大学を卒業して消防官になろうと思った。この世界はバケモノばっかりだから通用しないなと。でも、後悔すると思ったんです。

丸山:いろいろな人に話を聞くけど、人生って分岐点だなって思う。

関根:条件が厳しいほうに行ったんです。芸能界って一生懸命やっても才能がなければサヨナラですから。

丸山:一瞬先は闇ですもんね。年間200本テレビに出ていた人がいきなりゼロになる世界ですし。

関根:地道にやっていた人が40代、50代で売れたり、不思議な世界だよね。シニアから3勝した、みたいな(笑)。何があるかわからない。

2月24日(日)の放送は、元マラソン選手で日本陸連のマラソン強化戦略プロジェクトリーダーをつとめる瀬古利彦さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

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2019.2.16

元プロ野球・高橋尚成「もう1度ユニフォームを着たい」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE」。2月3日(日)の放送は、前回に引き続き、元プロ野球選手で野球解説者の高橋尚成さんが登場。メジャーリーグや大谷翔平選手のこと、さらには高橋さんの今後について話を聞きました。

高橋尚成さん(右)とパーソナリティの丸山茂樹



◆大谷翔平選手の今シーズンは?

丸山:先発投手って球場に行く機会は少ないの?

高橋:毎日行きますよ。みんなと一緒です。

丸山:どこかに隠れているの?

高橋:試合前の練習を必ずやって、もし試合に関係ないときは「帰っていいよ」っていう日が日本はあるんですけど、メジャーはずっと帯同です。

丸山:みんなゴルフとかやっちゃうでしょ? 佐々木(主浩)さんとか、普通に「ゴルフ予約しておいて」って電話がかかってきたよ。

高橋:本当ですか?

丸山:「えっ、嘘でしょ? 今日試合ですよね?」って言ったら、「大丈夫、大丈夫。午前中行けるから」って(笑)。

高橋:あんなに毎日投げなくちゃならない人が(笑)。

丸山:大谷翔平選手は、今シーズンは二刀流から打撃の一刀流になりますが、どうですか? 手術をして、肘の影響はバッティングにはないの?

高橋:痛みがなければ、ほぼ影響ないと思います。

丸山:思いっきりスイングして、せっかく手術したところを痛めるなんてことは?

高橋:ないと思います。右投げ左打ちなので。

丸山:僕らはどうしても大谷選手のホームランを期待しちゃう。飛ぶよね?

高橋:飛びますね。ピッチャーとしてのスピードやバッターとしてのパワーが、アメリカの選手に劣っていないのは初めてじゃないですかね。

丸山:やっぱり?

高橋:あの松井(秀喜)さんでも、パワーが劣ったと自分で仰っていた。ダルビッシュ有投手や田中将大投手もスピードを主にどんどん投げていたけど、スピードを抑えてコントロールしないとアメリカでは通用しないという気持ちはあったと思います。ピッチングを変えて今の形を作ったと思うんですけど。

丸山:全然どこが変わったかわからないんだけど。

高橋:田中投手は、日本ではフォーシーム(ストレート)をどんどん投げていましたけど、アメリカではツーシームでボールを動かすように……。

丸山:それで肘が痛くなっちゃったんじゃない?

高橋:たぶん、痛くなってその形にしたんだと思います。最初はフォーシームとフォーク主体でしたけど、今はツーシームにスライダー系の球種を使いながらやっていますね。ダルビッシュ投手も肩や肘の負担を軽減するために、ちょっとスピードを抑えていると思います。

丸山:アメリカに行くと、日本の選手はみんな(肩や肘を)痛めちゃうじゃない?

高橋:日本のボールよりもちょっと大きくて重いんです。試合で投げる100球だけじゃなくて、キャッチボールしたり、ブルペンで肩を作ったりするとトータルでゲームの3倍は投げているんじゃないですか。

丸山:肘の手術がいい方向に出てくれればいいけど。

高橋:トミー・ジョン手術をして復活できたのは約80%なので結構高いんです。それで、復活した選手は大体スピードが上がっているんです。

丸山:そうなんだ!? 大谷選手がすごいのは、手術して普通だったらちょっと休むじゃない? なのにバッターで出られるというのは、彼は持っている星の下にいるなと。そりゃあ新人王も獲るよね。

高橋:それぐらい二刀流というのは難しいですよね。

◆「もう1度ユニフォームを着たい」

丸山:ヒサちゃん(高橋尚成さん)は、解説とかいろいろとやっているけど、野球人として今後の目標は?

高橋:やっぱり、もう1度ユニフォームを着たいですよね。ずっと野球をしてきた人間ですから、ユニフォームを着ているとちょっと安心するところもあるのかもしれませんね。

丸山:なるほどね。

高橋:スーツを着て野球のことを話すよりも、ユニフォームを着て野球に携わっているほうがうれしいです。

丸山:でもユニフォームを着ちゃうとなかなかゴルフができなくなっちゃうね。せっかくゴルフも良くなってきていたのに。

高橋:オフシーズンにぜひ教えてください。

丸山:練習しなそうじゃん(笑)。

高橋:そうなんですよ。練習が嫌いなんですよね。

丸山:平均は?

高橋:90いかないぐらいですかね。夢はパープレーで回りたいです。

丸山:それはちょっと調子に乗っちゃっているね(笑)。

高橋:夢は大きくしておこうかなと(笑)。

2月17日(日)の放送は、タレントの関根勤さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!

【番組概要】
番組名:五洋ホールディングス presents SUNDAY BACK NINE
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/backnine/
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今月は「パターゴルフセット」です。
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