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Athelete News
21.10.02
「最後に決める」のは僕の仕事
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今週の「Athlete News」は、東京オリンピック・アーチェリー男子団体の銅メダリスト、武藤弘樹選手をゲストにお迎えしました。

武藤弘樹(むとう・ひろき)選手は、1997年生まれ、愛知県出身。
東海中学からアーチェリーを始め、東海高校では、3年の時に、世界ユース選手権ジュニア男子団体で銅メダルを獲得。
慶応大学に進学後は、2018年アジア大会、19年世界選手権に出場。
5年連続でナショナルチーム入りを果たされました。
大学卒業後の去年、トヨタ自動車に入社。
そして、東京オリンピックのアーチェリー男子団体では、最後の1射をど真ん中に決め、見事銅メダルを獲得、この種目で日本に初めてのメダルをもたらしました。

今回はリモートでお話を伺っていきました。



──銅メダル獲得、おめでとうございます!

ありがとうございます。

──ちょっと前にソフトボールの元日本代表の長望未さんに出演していただいて、その前に「ノゾミののぞきみスポーツ!」で、武藤選手がゲスト出演している回を見たので、勝手に親近感を持って応援していたので、メダルを獲得されて本当に嬉しかったです。

ありがとうございます!

──そんな劇的な勝利となった、オランダとの3位決定戦について伺いたいんですが、オランダはやっぱり強いチームなんですか?

そうですね。ワールドカップとか世界選手権とかでもずっと上位に食い込んでくるような強いチームですね。

──ランキングでもオランダの方が(日本より)上?

そうですね。僕ら日本チームも新型コロナウイルスの影響であまり外の試合に出ていなくて、世界ランクがすごく下がってしまったんですけれども、 それでもやっぱりオランダの方がかなり上でした。

──試合の方は、オランダに若干先制されていくような形で進みましたけれども、延長戦にもつれ込んで最後の1射。逆転には10点が必要な場面で登場した。これはプレッシャーがかかったんじゃないですか?

やっぱりプレッシャーはもちろんありましたし、「勝ったらメダル」という大変な場面ではあったんですけれども、僕は3番手で(最後に射つのは)決まっていたことなので、最後に僕に“10点を射って勝ち”という場面が回ってくるのは(ある意味当然のことなので)、“練習どおりにやればいいか”と思ってやりましたね。

──逆に、“おいしい場面が回ってきたな”ぐらいの?

まあ、おいしい場面でももちろんあったんですけど(笑)、それを考えている余裕もなく、「もうやるしかない!」みたいな感じでしたね。

──アーチェリーは「制限時間」があるんですね。チームで、“制限時間の使い方”みたいな話はされたりするんですか?

一応していて、普通に僕らが時間を気にせず射ったら2分よりちょっと早いぐらいで終わるので、あまり急がず、ゆっくりしすぎず、いつも通りやればいいかな、みたいな話をしています。

──射つ順番というのは、どういう風に決めるんですか?

僕らの中で話し合って、河田(悠希)選手は(チームに)勢いをつけてくれる選手なので、勢いをつけるために河田選手が1番手で、2番目は安定感のあるエースの古川(高晴)選手、3番目は…僕はまぁ、時間がなくても射てるので(笑)、僕が最後という形になりました。制限時間がギリギリでも、僕がなんとかするだろう、みたいな感じで(笑)。

──結果的には大トリになって、メダル獲得の瞬間ですものね。

そうですね。あそこで10点を射抜くのは、僕の仕事ではあったので。あれができなきゃ、あそこで3番手をやっている意味はないかなという感じだったので。

──カッコいい! 「それが自分の仕事」って言い切れるというのはすごいですよね。
試合を見ていて、射ちながらチームメイトと色々話したりとかしているじゃないですか。どういうことをお話しされてるんですか?


僕らは風とかがすごく大事なので、先に射った選手が風を読んで、「どれぐらい矢が流れたよ」みたいな情報とか、お互い射った感触とかを話し合ってますね。

──風の大きさの専門用語みたいなものがあるんですか?

アーチェリーは的が円形なので、的を時計の方向に例えるんですね。「右の○点を狙ったよ」じゃなくて、右だったら“3時”なので、「3時の8点を狙ったよ」とか、方向をもっと細かく言うんです。「右上」じゃなくて、「2時」とか「1時」とか。

──じゃあ、最後の1射の前も、お2人から情報を言われたんですか? 何て仰ってました?

それがですね、あまり記憶がなくて(笑)。もちろん話は聞いてはいたんですけど、すごく集中していて、ちょっと記憶から消えちゃってますね(笑)。

──これは、矢を射った瞬間に、「あ、これはいったな!」みたいな感触はあったりしましたか?

ありました。僕らは、射った瞬間に射った自分のフィーリングで「当たった」とか、外したとしても、例えば「何時の何点」みたいな、射った方向とどれぐらい(狙った的から)離れているかぐらいまで大体わかるんですけど、それプラス、飛んでいく矢の軌道が見えているので、“これは入ったかな”というのはすぐにわかりましたね。

──でも(的は)70m先にあるんですよね。10点満点の円はどのくらいの大きさなんですか?

ちょうどCD1枚ぐらいですね。(70m先からだと)もう米粒とか、米粒より小さいかもしれないですね(笑)。

──10点を取ってメダルが確定した時の心境というのは?

素直に嬉しかったですね。僕が最後に良いプレーをして勝った、というのももちろんそうですけど、何よりも、とりあえず目の前の相手に僕のプレーをしっかり出して勝てたというところ、そして、僕ら3人とコーチの4人チームでずっとやってきて、それでしっかり結果が出せたというところがすごく嬉しかったですね。

──また、チームメイトの河田選手とは、中学の頃から意識していた同い歳のライバルだったわけですよね。その河田選手とともに臨む東京オリンピックというのは、やっぱり格別の思いがあったんじゃないですか?

そうですね。メンバー選考でメンバーが段々限られていく中で、僕も残っていて河田選手も残っていて…というところで、“ああ、このまま2人で出れたら面白いし、嬉しいな”と思っていました。

──この究極の場面で10点満点。それを可能にした理由は、自分ではどう分析されてますか?

もちろん僕がたくさん練習して準備をしてきたというのもあるんですけど、やっぱり後ろにいてくれたチームメイト2人、そして普段の練習からも含めずっと一緒にいてくれた(キム・)サンフンコーチ、そして田中(伸周)監督など、本当にいろんな人の支えがあって、あの1本が生まれたと思っています。僕1人の力じゃないし、選手3人とかの力じゃなくて、チームジャパンとして戦った結果生まれた1本だと思うので、本当にみなさんのおかげです。

──「のぞきみスポーツ!」で、試合の時はチョコレートを必ず食べるって仰ってましたが、今回の東京オリンピックでチョコレートは召し上がったんですか?

ちゃんと持って行ったんですけど、あまりに暑すぎて、持って行ったら溶けちゃうなと思って。選手村にはずっと置いてあったんですけど、(試合会場には)持って行けなくて。部屋で食べたりはしてました(笑)。

──さて、この番組ではゲストの方にcheer up songを伺っています。武藤弘樹選手の心の支えになってる曲を教えてください。

LiSAさんの「マコトシヤカ」という曲です。歌詞の中に「let's go! ガンバレいけそうじゃん! まだやれそうじゃん」という部分があって、もちろん試合の前とかも聴いたりしましたし、試合前の練習とかでも“きついなぁ”とか…“辞めたい”とまでは思わないですけど、辛い時もあったんですけど、でもその曲がかかったりすると、“もうちょっとやらなきゃな”って思って、本当に頑張れました。

──東京オリンピックでは、選手村に入られてたんですよね。そのお部屋でも、LiSAさんの曲を聴いたりしていたんですか?

そうですね。もともとLiSAさんの曲がすごく好きで、元気が出るというか、頑張れるというか…そういう明るい曲が多いので、大好きです。


今週のゲスト、武藤弘樹選手のサイン入り色紙を1名様にプレゼントします!
ご希望の方は、番組公式ツイッターをフォローして指定のツイートをリツイートしていただくか、
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