Athelete News
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20.08.22
井上選手・村田選手の“強さ”とは
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今週の「Athlete News」は、先週に引き続き、ボクシングの元世界チャンピオン、内山高志さんをゲストにお迎えしました。

内山高志さんは、1979年生まれ、埼玉県春日部市出身。
花咲徳栄高校からボクシングを始め、名門・拓殖大学では、キャプテンを務め、全日本選手権で優勝。
卒業後、アマチュア4冠を達成し、2005年にプロデビュー。
2010年にWBAスーパーフェザー級王座のタイトルを獲得されました。
“KOダイナマイト”と呼ばれるハードパンチで、11度にわたり王座を防衛。
2017年に現役を引退。
現在は、フィットネス&ボクシングジム「KOD LAB」を運営されています。



──なんと本日、スタジオにチャンピオンベルトを持ってきてくださったんですよね。

WBA(のチャンピオンベルト)は地味なんですけど、黒を金で強調しているという色なので。引退して3年ぶりくらいに出したので、どこにあるのかわからず…。クローゼットの中に入ってました(笑)。

──こんなカッコいいベルトなんですから、ディスプレイしましょうよ。

あんまり“飾りたい”とか、そういうのがないんですよね。

──それこそご自身のジムに…。

ダメです、ダメです。ジムを作る時、最初はもちろん“自分が動きたい”ということで作ったんですけど、最終的には「僕色」を出したくなかったんですよ。

──でも、ジムへ来られる方は内山さんに憧れていらっしゃるんじゃないんですか?

「KOD LAB」はフィットネスジムで、プロのボクシングジムではないですから。一般的に僕のことを知らない、普通のOLの方やサラリーマン、主婦の方とかもいっぱいいらっしゃるんですよ。やっぱりジムに僕色が強いと、“ここはガチのボクシングジムだ”と思われちゃうので。そうすると、緩くやりたい人とか、特に女性の会員さんとかが来づらくなってしまうので、ジムはほとんど僕の色を出していないですね。

──じゃあ、ジムに通ってらっしゃる会員さんの中には内山さんに気がつかれていない方もいらっしゃるんですか?

僕のことを知らない方はいっぱいいますよ。体験で入って来て、「お兄さん、昔(ボクシング)やられてたんですか?」と聞かれて、「僕も昔(ボクシング)やってましたよ」って会話をしたりします(笑)。

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──日本のボクシング界の中でも、ひと際脚光を浴びている井上尚弥選手と村田諒太選手について伺います。
まずは日本ボクシング史上最高傑作とも呼ばれている井上尚弥選手。内山さんから見て、その強さの秘密は何だと思いますか? 内山さんから見た井上尚弥選手の評価を教えてください。


今は体格に合った階級で戦っているので、減量も前ほど辛くもなく、パワーを存分に発揮出来る強さがあると思います。
強さでいうと、パンチ力もそうだし身体のパワーもあります。あとはディフェンス能力だったり、打たれ強さだったり、僕からしたら全てを兼ね備えていると思います。オールマイティですね。全てにおいて抜けているんですよ。同じ階級の相手だったら、まともにパンチが当たったら一発で必ず倒れるくらい、その階級ではパンチ力では抜けていますね。

──自分がもし井上尚弥選手と対戦したらどうなるのかな、なんて想像したりしますか?

考えたりはしますよ。僕が得意なのがジャブと中間距離での戦い。井上尚弥選手は、くっ付いてからの回転も速いので、僕が自分の距離でやるには、ずっとジャブで突いて突いて(懐に)入らせないという方法でやりますね。まあ、実際にやってみないと、どういう感じかはわからないですね。
井上尚弥選手はまだ若いですし、“何処までいくのかな?”というのが本当に楽しみな選手です。

── 以前、この番組にもゲストでお越しいただいた、ミドル級の村田諒太選手。その強さの秘密はどこにあると思いますか?

僕は彼を高校生の頃から知っているんですけど、やっぱり“気の強さ”というのが昔からありましたね。

──気が強いんですか! 読書をされたりとか、知的なイメージがあるんですが。

最近はよく読書をしたりして、たまに知的な発言をしますよね(笑)。それはどこの本から抜いてきたのかわからないですけど(笑)。
昔はけっこう違った感じだったんですけど、今はもう立派な人みたくなっちゃってますよね(笑)。

──なかなか日本人があまりいない、ミドル級を主戦場としていますが。

強いですよ。やっぱり村田にはパワーがあります。パンチのパワーがあるということは身体のパワーもあるということなので、相手が疲れてくるんです。相手がパンチを打っても村田は身体を引かないから、どんどん相手をコーナーに追い詰めていくので、相手の方がポイントを取っていても疲れてくるんですよ。だから後半、相手の方がどんどんとペースダウンしていくんですよ。そこの強さは昔からで、オリンピックで金メダルを獲った時からそうでしたね。

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──その村田選手の次戦ですが、ゴロフキン選手、カネロ選手という超ビッグマッチが期待されています。これ、マッチングはどうなるんですかね?

今は世界がこういった状況なので、どうですかね? ただゴロフキン選手、カネロ選手というのは世界のトップ2なので、この2人とやったらすごいことになりますね。
最初の頃は、誰もが2人には絶対に叶わないと思ってましたから、勝ったりしたらもっとすごいことになると思います。

──対戦したとして、村田選手に勝つチャンスは?

(勝つチャンスは)あると思いますよ。僕はどちらかというと(村田選手とは)ゴロフキン選手の方が噛み合うかなという感じはしますね。
カネロ選手はゴロフキン選手とやって勝ってるので、カネロ選手の方が多分、やり辛いですね。カネロ選手は足も動くしスピードがあるので。
ゴロフキン選手の場合、ずっと打ち合いになると思うんですよ。ものすごいパンチを持ってますから。

この2人の選手との対戦が決まったら、本当にすごいことです。実現してほしいですね。村田、ゴロフキン選手、カネロ選手と、みんながちょうど良い時期なので、この強さの状態でやってほしいですね。時期がずれて誰かの状態が落ちてきてしまうと盛り上がりには欠けるので、僕は今の時期に観たいですね。

──そして何度かお話に出てましたけど、内山さんはフィットネス&ボクシングジム「KOD LAB」を経営されていらっしゃる。

あくまでも“フィットネス”がメインですね。ボクシングでエクササイズと有酸素運動。そのあと筋トレも組み合わせて、自重トレーニングだったり体幹トレーニングだったり、あとはダンベルを使ったトレーニングとかをやります。そうやって有酸素運動と筋トレを掛け合わせてやるので、ダイエット効果が抜群に期待できると思いますね。

──さて、番組では、ゲストの方にCheer Up Songを伺っています。内山さんの心の支えになっている曲を教えて下さい。

今回は、AK69の「上ヲ向イテ」という曲です。
AK69さんがすごく格闘技が大好きな方で、ある時に知り合って。僕が12回目の防衛戦の時に負けてしまった時に、「歌を作ったんだけどPVに出てくれない?」みたいな話になって、PVにも出させていただいたんです。歌の内容が、その時の自分にすごく合っていたんですよね。「負けたから? なんだそんなもん。這い上がっていくのが人生だろ」みたいな内容だったので、これを聴くと、“そうだよな。こんなことでウジウジしてられないな”と思いましたね。

──この曲は内山さんに向けて書かれた曲なんですか?

そういう気持ちでAK69さんが書いてくださったみたいですけど、すごく嬉しかったですね。この曲は本当に、落ち込んでいる人たちみんなに聴いてほしいですね。

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