お出かけ日和も多い、気持ちのいい季節になってきましたね。
みなとみらいや中華街といった横浜は
こんな季節にふらりと遊びに行くにはぴったりの場所です。
その横浜で、4月6日からとてもユニークな博覧会が開かれています!
その名も『地震エキスポ』。
 
http://www.plus-arts.net/jishinexpo/
 

パンフ.jpg
 
なんだなんだ、堅苦しい会か?と思われそうですが、
実はこれ、地震や防災を『楽しくお洒落に体を使って学ぶ』イベントなんです!
横浜みなとみらい線の場車道駅のすぐそばにある
白亜のビル『BankART1929Yokohama』と、
赤レンガ倉庫近くの『BankART Studio NYK』の2会場を使って、
一見アートイベントかと思うような展示をしつつ
防災や地震について考える、この博覧会。
コガも14日(土)に伺って、
目から鱗をぽろぽろと落としてきました!
 
まず、『1929』の会場は3つの階を利用しての構成。
1階では、おしゃれで「え!?これも!?」というような
日常使いができるお洒落な防災グッズのセレクトショップが!
例えば、軍手。
手袋に付けられている滑り止めのゴムは
ぽちぽちが並んだだけのものが多いんですが、
ここでセレクトしている軍手『新日本軍手』は、
ゴムの部分がお洒落な模様に!
生地の色も黒がベースだったりと普段使いも得意げにできて、
かつ日常の延長で災害に備えるという目的も叶えてくれます。
 
<新日本軍手ってこんなにお洒落!> ↓
http://shinnihongunte.hp.infoseek.co.jp/
 
それから、食事に関する展示も。
料理研究家で、ご自身も阪神淡路大震災の被災者である
坂本廣子さんが紹介する、
実際に役に立ったもの・食材を中心に展示・販売していたりします。
ちなみに、展示では意外にも、使いにくそうな『乾物』がずらり。
お豆に寒天草など・・・
坂本先生いわく、例えば寒天だと
いざと言うときに少量のお水で
切り干し大根やわかめと一緒に戻して、
寒天を手でほぐして食物繊維たっぷりのサラダにすることも
できるんだとか!
お豆は空腹をしのぎ、栄養価も高いので
子供の被災者にはとても有効、なんていうお話も伺いました。
 
そのほか2フロアでは、真っ暗な部屋の中で
阪神淡路大震災がおきた直後の緊迫した様子をそのままに残す
AM神戸(現ラジオ関西)のリアル過ぎる放送を聴くこともできたり、
近年の大震災の写真パネル展示を観ることもできます。
 
コガは個人的に、AM神戸の当時の放送を聴いて、
衝撃を受けてしばらく動けなくなりました。
自分が担っていることの責任と大切さを改めて感じて、
胸がいっぱいになってしまって・・・。
でも、首都圏に『そのとき』が来たら、
必ずみなさんの命を守る放送をするんだ!
そんな決意も改めてしっかり胸に刻み込みました。
 
そして、もうひとつの会場『NYK』では
ベニヤ板や、なんとYシャツ・Tシャツ、
さらには新聞紙やゴミ袋を使ってのシェルター展示を見ることが!
アイデアひとつでどんなものでも作れるんですね。
  
人によっては、これは地震をテーマにしたアートのイベントでは?と
感じる方もいるかもしれませんが、
災害に備える上で一番大切なのは『備えをはじめるきっかけ』です。
へえ、こんな面白いことも!?
そう思うだけでも、確かな1歩だとコガは思います。
地震エキスポ。5月6日までの期間中、
横浜みなとみらい線の馬車道(ばしゃみちえき)駅すぐそばで
午前11時半から夜7時まで開かれていますので、
あなたが災害で失いたくない大切な人とぜひ一緒に、
遊びに行ってみてください!