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『強運なお酒で復興支援』


これからの季節、美味しいものに日本酒が挙げられます!
(・・・よね?私だけではないはずです・・・)
熱燗をきゅっと飲むのもいいですし、
逆に暖かい部屋で冷酒を飲むのも、また素敵。
コガ個人的にはビールも好きなんですが、
一番好きなのは、実は日本酒だったりもします。

さて、そんな私の話はさておき、
『越の誉(こしのほまれ)』という日本酒、ご存知ですか?
有名な日本酒なので、日本酒は飲まないという方も
名前は耳にしたことがあるのでは。

この『越の誉』を作っているのは柏崎市の原(はら)酒造さん。
そして、実は今年7月に起きた新潟県中越沖地震で
原酒造さんは7000坪の敷地に立つ建物の3分の2が
『瓦礫になった』そうです。
幸い、従業員の方はご無事でしたが、沢山のお酒がダメに・・・。
そして撤去は、やはり1本でも多くのお酒を救いたいと言う思いで
瓦礫を注意深く取り除く作業を行なったために
1ヶ月以上もかかったそうです。

でも。
撤去作業中、瓦礫の下から奇跡的に
無傷のお酒のタンクが発見されました!
震災に負けなかった、強運なお酒!!

そして原酒造では11月12日(月)から
限定8000本で、この強運なお酒を一般販売することになりました。

売り上げ1本につき30円を柏崎市に寄付する
『越の誉 復興祈願酒』。

そこには、原酒造の社長、原吉隆さんのこんな願いが込められています。


『会社はこの9月から仕込みを始めることができて、
 10月からは通常出荷もできるようになりました。
 でも、復興はまだまだこれからという状況・・・
 柏崎市も、建物だけじゃなく地盤そのものから
 割れてしまっているので、建物の建て直しが難しいんです。
 でも、地震に負けたくない!
 なんとか、我々が元気な姿を全国に発信して
 商品が少しでも柏崎のみんなを元気付けられればとの想いから
 柏崎の復興ののろしとして今回、この復興祈願酒の販売を決めました。
 新しい歴史を作ると言う強い気持ちをもって頑張っていく考えです!』
 
取材裏話ですが、『通常出荷ができるようになりました』との言葉の後、
原さんがほうっと一息、本当に無意識でしょうが
安堵のため息をつかれたのが、とても印象的でした。
でも、その後にはまだまだ厳しい現実を語る言葉。
正直な話、中越沖地震の被災地の状況は
いまは殆ど報道されることがありません。
でも、私自身もそうなんですが、今回お話を伺って
まだこんなに復興は進んでいないんだ!と驚いた方、
決して少なくはないと思います。

お酒を1本購入すると30円の寄付金、
限定8000本なので、全部売れれば24万円の寄付・・・
人によっては、24万円では復興の足しには
殆どならないじゃないか、と思う方もいるかもしれません。
でも、金額以上に、被災地の方々がご自身たちの手で
なんとか元気を取り戻そうとしている、
その事実こそが復興への大きな力になるんではないでしょうか。
私は、そう考えます。

私も購入するので、届いたら写真をアップしますね!
もちろん、飲んだ後のうまうまレポートも・・・


原酒造 0257−23−6221

http://www.harashuzou.com/new/index.html



ちなみに、『越の誉 復興祈願酒』は一升瓶で2625円です!