今日スタジオにお迎えしたのは、とってもキュートな23歳!
NGO・A SEED JAPANの伊藤ちひろさんです。
(トップページ、見て見て!!あのお肌・・・若い!!)
FUJI ROCKでの『ゴミゼロナビゲーション』でも有名なA SEED JAPANで、
3年ほどボランティアスタッフを務めたあと、ついにそこに就職してしまった、という、
筋金入りの「環境大好きガール」です。
でも、私が就職活動していたときって、まだ「NGOに就職」って、
ちょっと考え付かなかったかも、と思い、たずねてみると、
「そうでしょうねー。でも今だと、そんなに珍しくもないかも。」とのお答え。
時代は変わったのだわぁ、と、実感してしまった25分間でした。

でも、「環境活動」というとどうしても、『ボランティア=無給』のイメージが強くて、
そこに就職って、ちょっとぴんと来ませんよね。
だけど、NGOやNPOだって、単にボランティアスタッフが集まって出来ているわけではないのです。
きちんと中の運営を監督する、「有給スタッフ」がいるのだとか。
実は、NGOやNPOも、全く利益がなく活動している団体ではなく、
きちんと利益を上げることを目標としている団体。
株式会社などと違うところは、上がった利益を「株主」に還元するのではなく、
「社会」に還元する点、なんですって。
そしてもちろん、その団体に必要な運営を任せているスタッフには、
お給料を支払うことも可能、というわけ。
だから伊藤さんにとっては、A SEED JAPANに「就職」することは、
ごく自然な流れだったようです。
でも、そのことを聞いてハチドリ高柳、とっても嬉しくなってしまいました。
学校を卒業してからも、環境問題に取り組みたくっても、
やっぱり「ボランティア」っていう立場は何かと厳しいですよね。
でも、そういった環境問題に取り組んでいるNGOやNPOに「就職」出来るんだったら、
環境に優しい活動を続けながら、お給料をもらえるんですもの!
しかも、卒業後の進路に迷う若い学生の方にとって、やっぱり選択肢が広がるっていうことは、
すごく嬉しいことですよね。
卒業後の進路って必ずしもひとつではなくて、いろんな方向性があるってことを、
伊藤さんみたいな方の活動を通じて多くの人に知ってほしいな、と思ってしまいました。
そしてもうひとつ印象に残った伊藤さんの言葉は、
「いろんな道があってもいいし、ひとつの道に決めなくちゃいけないわけでもないと思うんです。」、
という一言。
就職しても、自分の気持ちも生き方も考え方も変わっていくので、
その時々の自分の心の声に正直にしたがって、自分の身を置く場所も変えていけばいい、
という考え方。
ハチドリ高柳も、そんな生き方を実践している一人なので、とても深くうなずいてしまいました。
ホント、それでいいと思うんですよね。
生き方も、人生も、人それぞれ。
「こうでなければならぬ」なんて道は、ないはずなのです。


それにしても、23歳の若い女の子がこんなことに気づいているなんて、すごいなぁ。。。
自分の23歳のときを振り返って、ちょっと赤面してしまったハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
2007年02月27日

木を植えましょう

今日のスタジオにお迎えしたのは、『木を植えましょう』の著者、正木高志さん。
芸能活動をされているわけでもないのに、スペイン坂スタジオの外には、黒山の人だかり!
何でも、環境活動の世界ではとてもとてもご高名な方で、ファンの方も多いのだとか。
皆さん、心底正木さんを尊敬していらっしゃる雰囲気で、とても和やかに番組はスタートしました。
そもそもこの「木を植えましょう」というストレートなタイトルの本は、
環境を守るとはどういうことか、ということを、若干哲学的に説いたお話。
「哲学的とは?」という質問に正木さんは、ちょっと考えた後に、
「例えばね、」と、ゆっくりわかりやすくお話くださいました。

例えば、私たちの手。ちょっとじっと見てみてください。
その手、何でできてますか?皮膚、筋肉、骨、血、脂肪、などなど、ですよね?
でも、その皮膚も筋肉も骨も血も脂肪も、ぜーんぶ私たちが食べたものからできているのです。
当たり前?そう、当たり前のことです。
でも、その当たり前に意外と気づかずに過ぎるのが、私たちの毎日。
だって日々の食事のとき、「このお肉が数ヵ月後には私の手の皮になるのだわ」とか、
「このお野菜は数ヵ月後に、僕の爪の一部になるだろうか」とか、考えながら食べる人、
いませんよね?
でもでも、結局はそういうこと。
私たちの身体にあるものの中で、何一つ「食べたものから出来ていない」モノはないのです。
だから、食事はそれくらい大切なことで、食べるモノはそれくらい大切なモノ。
もし、その食べ物が農薬にまみれていたり、遺伝子が組み変わっていたりしたら、
それはそのまま、私たちの身体を作っていってしまうのです。
つまり、土を汚し環境を汚し、農薬まみれの農作物を作ってしまうことは、
結局は直接、私たちの身体を汚してしまうのです。
だから、環境と私たちの身体はつながっている。
そこは、切っても切れない関係性を強く持っているものなのです。


それが、正木さんの説く、環境の哲学。
自分と環境は別のものではない。ぴったりと密接につながっている、ということ。
そう考えたら、きっと環境を汚そう、なんて思えなくなるはず、というのが正木さんの哲学です。
なるほどね・・・。
ハチドリ高柳はうなってしまいました。
ここまで簡潔に、環境と私たちの身体を密接に感じさせてくれたお話は、初めて。
スタジオの中で自分の手をしげしげと眺めながら、
この手、私が去年の12月ごろに食べた、鳥のモモ焼きとかで出来てるのかしらん?とか、
それとも、そのもうちょっと前のおなべに入っていた、お魚かな?とか、考えてしまいました。
そう考えたら、ホントに変な食べ物を口に入れることは出来なくなりますよね。
そして、変な食べ物を口に入れないためには、
その食べ物を守る環境を整えるしかないのです!
それが、私たち自身を守ることに、直接つながるんですから、ね。
あー、今日のお話は深かった!まだまだ勉強が足りません!!
正木さんの本、『木を植えましょう』をしっかりと読んで、
もっともっと勉強しなければと心に誓った、ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
2007年02月26日

アイドルのエコ!

うわさを聞きつけたファンの方が、3重にも4重にも取り囲んだスペイン坂スタジオに、
今日お越しいただいたのは、時東ぁみさん!
スタジオにご登場いただいたとたんに、ファンの方から割れんばかりの拍手!
そしてそのお一人お一人に、丁寧に手を振りかえしてあげていた、
優しい笑顔が印象的な、素敵な素敵な女性でした。
そんな時東さんのイメージといえば、やっぱり「メガネ」と「アイドル」。
秋葉原でのイベントもお忙しいはずですし、
「チームマイナス6%の活動に参加している」とおっしゃっていても、
時間的に大変だろうな、と思っていたのです。
で・も!!!
この時東さん、話し始めたら、タダモノじゃない!!
「まず、チームマイナス6%とは?」と投げかけたハチドリ高柳に、
時東さん、私の目をしっかり見つめながら、目をキラキラさせて「それはですねぇ・・・」と、
環境省のお役人さん真っ青な説明を、わかりやすくしてくださいました。
(かいつまんで言うと、地球温暖化を食い止めるための活動を、
皆で一緒に(=チームで)やっていこう、という活動です。
なぜ6%かというと、京都議定書で定められた日本の温室効果ガス削減目標が、
−6%だからです。来年から2012年までに、この目標を達成しなければいけないのです!)
でも、アイドルで忙しい、若い女の子の時東さんが、
一体どうして、チームマイナス6%に参加しようと思われたんだろう?と、
ハチドリ高柳は若干疑問でした。
そんな風に、シンプルにうかがってみたら、意外な答えが!
「私、昔からとにかくボランティア活動とかが大好きで、
老人ホームの慰問とか、小さいときからやってたんです。
この間は、防災士と救命救急士の免許も、採ったんですよ!」と!!もうハチドリ高柳、間違いなくハト(ハチドリ?)が豆鉄砲食らったみたいな顔してたに、
違いありません。
と、時東さん、アイドル、ですよね?そして、19歳のオンナの子、ですよね??
もう久々に、心底仰天してしまいました。
ちなみに、救命救急士はまだわかるけど、ぼ、防災士って何ですかっ、という質問にも、
「自然災害とかが起きたとき、ボランティアの人たちを構成したり、
チームで働くときのまとめをしたりする人です!」と、メガネきらり〜ん、の、余裕のお答え。
す、すごい・・・。この人は筋金入りの「いい子」だ・・・、と、
さわやかに感動した25分間でした。


それにしても、すごいですね。
あの若さで、あんなに可愛くて、アイドルで、でもオゴルことなく、
人の役に立つこと、また地球に優しいことを常に考えている。
こんな子がいるんだったら、日本ってまだまだ大丈夫なんじゃないか、と、
そんな希望を持たせてくれた、可愛い可愛い時東ぁみちゃんでした。
ちなみに、時東さんが去ったあとのスタジオは、(私を含め)スタッフ騒然!
「すごい!可愛い!しかもいい子!」とか、「あんな妹ほし〜い♪」とか、
一人残らず全員が、きれーいに「ぁみたんファン♪」に。
私も、すっかりファンになってしまいました。
あんな素直ないい子が、しかもアイドルっていう立場で環境問題に取り組んでくれたら、
これはもう、日本にとってとてつもなく大きな力ですよー。
ハミングバードも、時東ぁみちゃんのこれからの活動、陰ながら応援させていただきますね!
投稿者: 高柳恭子
2007年02月26日

上品なエコ!

今日のスタジオにお迎えしたのは、アーティストの倉木麻衣さん!
テレビでお見かけしたときからわかってはいたけれど、実際お会いしてみると、
こんなにちっちゃい身体のどこからあの存在感と歌声がっ?と思うほど、
小さくて小さくて細くて、・・・可愛い!!
私でも、「お嫁さん抱っこ」出来てしまうのではないかと思うほど、華奢な方でした。

そんな倉木さんが語ってくれたのは、ご自身のエコ活動の歴史。
何でも学生の頃から、ちりとりとほうきを持って、通学路を掃除しながら通学するのが、
学校の課外活動として定められていたそうなんです。
「だから、環境活動って、結構当たり前だと思ってました。」と話してくれました。
でも、そんなエコっ子倉木さんも衝撃を受けたのが、ケニアの副環境大臣で、
ノーベル賞も受賞した、ワンガリ・マータイさんとの出会い。
「指にピンクのマニキュアをしていて、とってもおしゃれな方でした。
でも、もう体中から優しさとか包容力とかがにじみ出ているんです!」と、
思わず身を乗り出して話してくれちゃったほど、感激なさったんだそうです。
「だから、私も出来ることからやろう!と思って、
マイ箸を持ったりしてますよ。」とおっしゃっていました。
(そして倉木さん、Hummingbirdともコラボレーションして、「MAI はし」、作ってくださいました!
そのプレゼントは、HPのトップから応募してくださいね♪)
そんな倉木さんが自然を感じるのは、『におい』から。
日本には四季があって、その四季折々に違う香りがするから、
そんな四季のある日本を素晴らしいと思うし、その自然を守りたい、と心から願うのだそうです。
そして、そんな日本のモノを大事にする心が、
自然と「和」なモノを選ぶ傾向につながっているのかも知れません。
インタビューを受けていた倉木さんの後ろの椅子に、倉木さんの荷物がのっていたのですが、
その中に、なにやら風呂敷包みが・・・。
しかもその風呂敷、薄いブルーに淡いピンクの桜の模様で、とっても素敵!
大きさ的には、まさに「おべんと箱」的な四角い包み、失礼とは知りながら、
「あれ、何ですか?」とうかがってみました。
すると、「あ、CDです♪」と、さらり。
「仕事柄CDを何枚も持ち歩くことが多いので、それを風呂敷で包んでるんです。」ですって!


そうおっしゃったときの倉木さん、とても品がよく見えたんですよね。
忙しいとつい、手持ちのバックのほかに、その辺の紙袋か何かに、
いろんな荷物を詰め込んで家を飛び出してしまいがちですが、
それが風呂敷だなんて、倉木さん、なんてはんなりと上品なんでしょう!
そして、日本文化ってなんて素敵なんでしょう!
そんな日本に生まれたことを誇りに思うと同時に、その文化、やっぱり大切にしたいですよね。
それが、結局はエコにつながるんですもの。
倉木さんに、悠久の歴史を誇る日本文化の素晴らしさまで教えていただいちゃった、
ハチドリ高柳だったのでした♪
投稿者: 高柳恭子
体感的に、この冬1番の寒さを感じてしまったハチドリ高柳が、
今日のスタジオにお迎えしたのは、女優の香椎由宇さん。
透けるような白い肌に、大きな瞳。
その目にじっと見つめられると、女性の私でさえどぎまぎしてしまうような、
そんな神秘的な雰囲気を漂わせていらっしゃいました。
でも、ガラス細工のようなそのたたずまいとは裏腹に、実際の香椎さんはとても行動的。
どうしてもどうしても行きたかったアフリカに、たまたまお仕事で行くことが出来て、
その魅力に心から魅かれている様子が、いまだにひしひしと伝わってきました。
テレビの企画で持ち上がったそのお仕事は、アフリカの、
南アフリカ・モザンビーク・ジンバブエにまたがる、『グレートリンポポ越境公園』に赴き、
アフリカの伝説の中で生き続ける幻のライオン、「ホワイトライオン」を探す、という旅。
野生ではもう絶滅してしまったのでは、と言われ続けていたホワイトライオンが、
実はまだ生息している、という情報を聞きつけ、
その地域では「平和をもたらす神の使い」といわれるホワイトライオンを追い求めます。
そして、ついに幻のホワイトライオンに遭遇!
目の前に姿を現した4頭のホワイトライオンの、その雪のようなあまりの白さに、
「あんなに白いなんて。。。」と、驚きを隠せなかったそうです。
このホワイトライオン、実は珍しさからか、サーカスなどで使われることもあり、
世界中の特定の地域では、繁殖・飼育などがなされています。
でも、野生では本当に見つけるのが難しい、
絶滅されたといわれていた、希少な希少な品種なのだそうです。

また、この『グレートリンポポ越境公園』は、3国にまたがる自然保護区。
今もまだ、野生動物たちが暮らすその自然の土地の上に、
国境のフェンスが張られている区間があります。
「すぐ目の前に、青々とした草があるのに、
フェンスがあるために食べに行けない動物たちがいるんです。」と、
香椎さんはそのフェンスを、実際にその目で見た衝撃を教えてくれました。
そう。確かに、地球上にフェンスなんかなかったはず。
人間が勝手に、地図の上に線を引いて国境を決め、そのラインにしたがって、
実際の土地の上にもフェンスを築いてしまっただけなのです。
そのエゴが、今アフリカの環境や生態系を大きく脅かしています。
それでも、そこに一筋の希望の光が!
今、グレートリンポポではこの自然保護区を、文字通り「越境」公園にするため、
南アとモザンピークの間に横たわる、350キロにも及ぶ国境フェンスを、
取り外す試みが進行しています。
また、生態系を壊さないよう、人の手を出来るだけ入れず、
「監視」することで、その生態系を「守る」体制がとられています。
1度手を入れてしまったら、もう戻せない。
野生生物の世界は、それくらい壊れやすいものなのです。

バッファローを食べたり、地元の小学生たちと触れ合ったり、
そんな「アフリカ満喫」の旅をなさってきた香椎さん。
「また帰りたい、と思ってしまう。」という言葉が印象的でした。
また、「私たち一人ひとりが出来ることって、どんなことだと思いますか?」という質問には、
「やっぱり、私もそうでしたけど、テレビとかで見ているうちは、
本当のことってわからないと思うんです。
一人でも多くの人に、実際にその場に行って、その目で見てきてほしいと思います」と、
目をきらきらさせて、力強くおっしゃってくださいました。
そう。きっとその目で本物のアフリカの大地を見たら、
きっとこの命たちを守らなければ、と、誰もが感じられるはず。
私にとっても、一生に一度は行ってみたかった土地だけど、
香椎さんにお目にかかって、お話を聞かせていただいて、
もう、絶対絶対絶対行かなくてはいけない、いや、行くんだ!と心に誓ってしまいました。
香椎さんも、またいつかきっとアフリカの大地を踏みしめることでしょう。
そのときにどんなことを感じるのか、ぜひまたお目にかかって聞いてみたいな、と思ってしまった、
ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
2007年02月20日

思い出の海♪

今日のスタジオにお迎えしたのは、アーティストの安良城紅さん!
もう、目は大きくて顔は小さくて、信じられないような可愛らしさ♪
お人形が動いてる、といったオモムキの、超Cuteガールでした。

そんな安良城さん、生まれも育ちも沖縄でいらっしゃいます。
(たまにプロフィールで、神奈川出身と書かれているそうなのですが、
本当は沖縄で生まれて沖縄で育ったんです、とは本人談。)
育った家の、ご自分のお部屋からは、朝日が昇る海が目の前に広がり、
その青さにいつも感動しながら生活なさっていたのだとか。
でも、その本当の素晴らしさに気づいたのは、実は東京に出てきてから。
東京のコンクリートジャングルで、自然に触れる機会も、
波の音が聞こえるチャンスもとても少なくなってしまい、
息苦しさを感じるようになって初めて、沖縄は素晴らしかったんだ、と気づかれたそうです。


だから今は、その大切な沖縄の海を何とかして守って生きたい、と、
強く感じるのだと、おっしゃっていました。
また、実は今都内の大学に通っていらっしゃる安良城さん、
お友達とも、環境問題について語る機会が増えてきたのだとか。
それは特に、「温暖化」について。
どうしてかって言うと、寒かった去年買った可愛いコートが、今年は着るチャンスがない!
そんなところから、「温暖化だよね」「やっぱりまずいよね」と、話すことが増えたのだそうです。
なるほどね。若い女の子は、コートを着られないってところで温暖化を感じるのかぁ。
意外な感じ方、勉強になっちゃいました。
でも、安良城さんは「でも、だからと言って何をしたらいいか、実はよくわからなくって。。。」と、
やっぱり若い女の子特有の悩みも話してくれました。
だから、「安良城さん個人としては、何ができると思いますか?」と聞いてみたら、
少し考えて、
「うーん。車に乗りすぎてガソリンを無駄遣いするのをやめたり、
お水を使いすぎないようにしたり、コンセントをこまめに抜いたり・・・。」と!
大丈夫!!ちゃんとご存知じゃないですか!!
そう。一人ひとりにできることは、きっとまずそういう小さなところから。
でも、確実にみんなが、こういった小さなことを実行していけば、
それはとても大きな力になるのです。
家庭の中から、一人ひとりのアースコンシャス。
そんな大切なことを教えてくれた、安良城さんだったのでした。
それにしても、可愛かったぁ・・・。
投稿者: 高柳恭子
2007年02月18日

空で技あり!空師さん

今日のスタジオにお迎えしたのは、「空師(そらし)」という、変わったご職業の方。
空師ってなんだろう?どんな方がいらっしゃるんだろう?と、ワクワクしてお待ちしていました。
スタジオに現れたその「空師」熊倉純一さんは、もうどこから見ても、
「カッコイイ親方っ」な方。
オトコっぽさ満点の、ちょっぴりベランメエなその語り口と、一本気でまっすぐなその心意気に、
ハチドリ高柳は、もう胸キュン(←死語)だったのでした。

そんなドキドキ高柳に熊倉さんが語ってくださった、「空師」のお仕事、
一言で言うと、狭い家々の間や障害物があるところに立っている木を切らなければいけないとき、
根元から切らずに木に登り、上から少しずつ枝払いや伐採をしながら、
最終的にはその木を、「材木としてちゃんと使えるように」切ってあげるお仕事。
上からクレーンで幹をつったまま、下のほうで幹をすっぱり切ったり、
高い幹に登って命綱ひとつつけただけで枝を払ったり、とにかく危険と隣り合わせのお仕事です。


何でも熊倉さんは、中学生のときに近所に「空師」の方がいて、
その方のお仕事をお手伝いしているうちに、「空師」から離れられなくなってしまったのだとか。
以来15年間、「空師」ひとすじのベテランでいらっしゃいます。
最初は熊倉さん、神社の木を切ったりしている親方をごらんになって、
「あ、木を切るなんてこんな悪いことして、絶対タタリがある、絶対なんか悪いこと起こる」と、
思われたんですって。
でも、だんだんお仕事をしていくうちに、
「木には、切らなければいけないものもあるんだ」ということや、
「切ってあげるほうが幸せな木もあるんだ」と言うことに気づき、
徐々に気持ちが変わっていらしたのだそうです。
また、熊倉さんは木を切るとき、必ず心の中で手を合わせ、
「切らせていただきます」と挨拶なさるのだとか。
そうすると、木のほうもちゃんとそれをわかって、「お前だったら切ってもいいぞ」と、
言ってくれているような気までするんだそうです。


「気のせいかも知れませんけどねっ。」と、照れたように頭をかいていらした熊倉さん、
でも、その瞳には木に対する愛情があふれていました。
だから熊倉さん、例えば個人宅の木を切ったりしたときには、
「必ず、また新しい苗を植えてくださいね。」とお願いされるのだそうです。
そうすれば、木はとてもサステイナブルな資源。
石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料に乏しい日本は、
昔から、この日本の貴重な資源「木」を、とても上手に使ってきました。
木は、切ってもまた植えれば、長い年月をかけて育ってくれて、
私たちの生活をさまざまな形で支えてくれます。
ただ切ってしまう「森林伐採」はダメだけど、計画的な「植林」と「間伐」は、
森を育てる、大切なプロセス。
その違いを、私たちもきちんと知っておくべきなのかもしれませんね。
今日、熊倉さんのお話をうかがいながら、改めて「木」の素晴らしさに気づいてしまった、
ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
2007年02月18日

甘いチョコはこれだ!

今日はいよいよバレンタインデー!
ハチドリ高柳も、気合を入れてピンクのセーターでお出迎えです♪(仕事後の予定はありません)
そんな気合ムンムンのスタジオに遊びに来てくださったのは、
私も大好きなお店、『People Tree』の胤森(たねもり)なお子さん!
アルパカのセーターが素敵な、ふんわり優しい雰囲気をまとった女性でした。


そんな胤森さんに教えていただいたのは、まずフェアトレードの仕組み。
チョコレートが、おそらく1年で1番売れるこの時期に、
チョコレートの原材料カカオが、どんな風に作られ、輸入されるかを、
しっかり知っておこう、ということです。
ちなみに、『People Tree』のチョコレートに使われているカカオは、
主に南米の、ボリビアという国で作られています。
ボリビアでは、カカオを作っている農家はそんなに大きくありません。
家族単位で細々と、そして一生懸命カカオ生産に精を出しているのです。
大切なのは、そのカカオ農家を守り、支援していくこと。
彼らに適正な価格を示し、「必ずこの値段で買い取るから、がんばって作ってね」という、
約束(=契約)をすることです。
それも、一回買ったら終わり、というのではなく、
「○年は、絶対に買い取るからね(=長期契約)」という約束もすることです。
その部分を買取側が保証することで、農家の人々は安心して、
カカオ生産だけに力を注ぐことができます。
そうして、絶対的な売り上げが保証されていれば、わずかの収入増のために農薬をまいたり、
人件費の削減を図るために児童労働を強要する必要もなくなる、というわけです。
すると、買い取る側としても、農薬などにまみれていない、
おいしくて純粋なカカオが手に入る、という、両者にとって、
需要と供給のバランスがあった、優れた取引法。
それが、フェアトレードの仕組みです。
そして、私たちひとりひとりが、その仕組みにどんな風に参加できるかっていうと、
そういう商品を選んで、買うことで、しっかりと参加することができるのです。


同じチョコレートを選ぶにも、今まではカカオがどこの産地のもので、
どうやって作られているかなんて、知りませんでしたよね?
でも、それをきちんと知って、「生産方法が優れているもの」を選ぶことで、
貧しい生活にあえぐ人たちを、遠いこの日本から支援することができるのです!
それって、すごくいいことだと思いませんか?

しかも、もうひとついいことは、このフェアトレードのチョコレートって、本当においしいこと!
今日来てくださった胤森さんは、板チョコをいくつも持ってきてくださったのですが、
ハチドリ高柳は、番組中に胤森さんとお話しながらモゴモゴ、
番組が終わって、胤森さんとお別れしてからもムグムグ、
次の番組がスペイン坂で始まってからもモシャモシャ・・・。
んー、おいしー♪
本当に、今まで私が食べていたチョコって、何だったの?と思うほど、
とろけるような濃厚さが、とてつもなくおいしいのです。
胤森さんは、「マガイモノが一切入っていないので、
私たちのチョコは26度で溶けてしまいます。だから、夏場は売れないんです。」と、
びっくりするような発言を。
ってことは、夏場でも元気にスーパーに並んでいるチョコたちは・・・。
うーん。これは、またちゃんと考えなくちゃいけないことが増えちゃいましたね。
フェアトレードの甘〜いチョコレートをおいしくいただきつつ、
ちょっぴりビターな物思いにふける、ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
2007年02月13日

水の惑星

3月上旬並み、という、相変わらず温暖化を実感する暖かさの今日のスタジオにお迎えしたのは、
アグネス・チャンさん!
歌手、エッセイスト、教育学博士でもいらっしゃるという、マルチで多彩な才能をお持ちの方です。
先日の手術からまだ日が浅い、ということでちょっと心配していましたが、
うかがうとご本人は、「もう大丈夫です♪」とのこと。スタッフ一同、胸をなでおろしました。
それにしても、目の前にしたアグネスさんは、もうちいちゃくて細くて、
本当に繊細なガラス細工のようなおもむき。
アフリカに飛んでいったり、アジアでエイズ孤児を抱っこしたり、
お子さんを産んでからアメリカの大学院に入りなおしたり、といったバイタリティーが、
一体どこからあふれてくるのか不思議になるほどの、華奢な方でした。

それでも、やっぱり学問的な知識がある方は違う!
ハチドリ高柳がどんな質問を投げかけても、それに対して膨大な知識に裏打ちされた情報を、
わかりやすく簡潔に、そして熱心にお答えくださるのです。
中でも私にとって、1番印象に残ったのが「水の惑星」のお話。
水の惑星。もちろん、地球のことです。
アグネスさんがアフリカに行ってご覧になってきたことなのだそうですが、
もうとにかく、アフリカでは本当に水が足りない。
その大きな原因は、地球の温暖化です。
温暖化が進んでしまうと、雨が降らないところは徹底的に降らない、
降るところは徹底的に降ってしまう。
その「降らない」土地の代表が、アフリカの大地なのだとか。
もう目に見えて砂漠化が進み、ちょっとの風で砂嵐になってしまう深刻な状態。
そこでは、水不足のために子供たちがどんどん息を引き取っています。
また、生きながらえた子供たちも、遠くの井戸まで水を汲みに行く役割を果たしているため、
学校にも行けず、教育を受けることもできません。
体力もないため、病気に対する抵抗力も非常に弱く、常に死の危険と戦っているのです。その原因になっているのが、私たち先進国の人々が出す、CO2などの温室効果ガス。
地球の温暖化の原因となってしまっているこのガスなどが、
遠いアフリカの子供たちを苦しめています。
便利な生活を享受する自由と引き換えに、幼く弱い子供たちが命を落としてる、
と言っても過言ではないのです。
となったら、私たちは何かしなくてはいけませんよね。
「私たち一人ひとりに出来ることは何だと思いますか?」というストレートな質問に、
アグネスさんはふんわりと微笑みながら、こんな風に答えてくれました。「やっぱりね、無理はできないと思うの。
寒がりな人は暖房を止められないし、ドライブが好きな人は車に乗るのもやめられない。
でも、自分ができる範囲でやればいいと思うんですよね。」と。
例えば、暖房は止められなくても、お買い物を減らすことはできるかもしれない。
車に乗るのはやめられなくても、夏のクーラーを減らすことはできるかもしれない。
そんな風に、自分にできることから始めればいいんじゃないか、と。


「しかもそれは、とってもお金の節約にもなるんですよ。」と、嬉しい情報もくれました。
自分が出しているCO2を、25%カットできたらそれはすごいエコなことだけど、それと同時に、
「1ヶ月に10万円使っていたのを、光熱費のカットってことで8万円に、
それからもっとがんばって7万5千円にできたら、自分も得するでしょう?
そのお金で、また好きなこともできるし♪」と、素晴らしい提案をしてくださいました。
そっか。ただCO2を減らすだけじゃなくって、例えば暖房を節約したり、
ガソリンを少し控えたりするってことは、結果的にお金も節約できるんだ!
それができたら、自分の生活にも余裕が生まれて、そして地球にも優しい、
ものすごく一石二鳥なアクションですよね。
これなら、毎日嬉しく行動に移すことができそう♪
やっぱり世界を見ている方は、目の付け所が違うのだわ、と、一人深くうなずいてしまった、
ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
2007年02月11日

CO2が増えてる!


今日のスタジオにお迎えしたのは、NPOレインボーの岡本功さん!
NPOレインボーと言えば、環境に関する活動を非常に多角的に行っていらっしゃることでも、
有名なNPOです。
どんな方がいらっしゃるのか、ワクワクしていました。
現れた岡本さんは、穏やかで、とても優しいおっとりとした方。
柔らかな語り口に、皆が癒されてしまった25分でした。
でもでも!長く環境問題に携わっていらっしゃるだけあって、その中身は非常にシビア。
中でも、京都議定書で決定された、日本の温室効果ガス削減目標について、
きっちりと説明してくださいました。
京都議定書で定められた、日本の温室効果ガス削減目標は、−6%。
「チーム・マイナス6%」なんて言葉、聞いたことありませんか?
来年2008年から2012年の間の4年間で、
1990年に比べて温室効果ガスを6%減らさなければいけない、というのが、
京都議定書で定められた、日本の公約。
なのに、今現在日本が排出している温室効果ガスは、なんと8%も増えているのです!
つまり、来年からの4年間で、14%も減らさなくてはいけなくなります。
これは、とてもとても大変なこと。

一人ひとりの力は、もちろんとても大事。
でも、政府の取り組みも、また企業の姿勢も、同じようにとても大切なのです。
だって、削減目標があまりにも遠くにありすぎて、
もしかしたら、一人ひとりの力だけじゃ、間に合わなくなってしまうかもしれない!
その解決方法のひとつ、と言われているのが、環境税の導入。
温室効果ガスの原因と言われている、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料に、
税金をかけて、その使用を抑制しよう、というもの。
今よりも化石燃料が高くなれば、人々は使うのを控えるようになるだろう、というわけです。
その賛否はもちろん両論あると思いますが、
かなり強硬な手段でもとらないと、目標が達成できそうにないのも事実。
幸せな未来と、今のちょっとの我慢。
あなたは、どちらを選びますか?
投稿者: 高柳恭子
2007年02月08日

特番のお知らせ♪

ここで、特別番組のお知らせです!
今週末は3連休ですよね♪
その真ん中の土曜日に、お台場の「アクアシティお台場」で、
公開収録イベントを行うことになりました!
みなさんにお会いできるのを、楽しみにしています♪

『TOKYO FM サンデースペシャル SWEET VALENTINE in アクアシティお台場』!
日時:  2月10日(土)
場所:  アクアシティお台場 アクアアリーナ
詳細:  16:00〜 ナナムジカ バレンタインライブ
      19:00〜 加藤ミリヤ スペシャルライブそして、その模様は収録して、11日(日)の夜7時からON AIR !!
ハチドリ高柳も、ちょっぴり甘〜いバレンタインムード満点に、
みなさんとトークやライブを楽しみたいと思います!
3連休、お台場に遊びに行くご予定のある方は、
ぜひ土曜日に、アクアアリーナに遊びに来てくださいね。
また、日曜日にドライブのご予定がある方は、ぜひ夜7時は、
TOKYO FMにチューニングしてくださいね!
みなさんにお会いできるのを、楽しみにしています♪
投稿者: 高柳恭子
日中はコートがじゃまなくらいの陽気だった今日のスタジオにお迎えしたのは、
アーティストのカヒミ・カリィさん!
信じられないくらい小さい顔に、話すときにじっと見つめるその潤んだ瞳。
ささやくようなその声は歌うときの声そのままで、もう目の前に妖精が降り立ったのかと、
真剣に見入ってしまうほど、人を魅了する美しさの持ち主でした。
どこから見ても、壊れやすいお人形さんのような雰囲気なのに、
お話を始めると、意外と行動派であることも判明!
去年の秋に、なんと女性2人だけでモロッコにDVD撮影旅行に行き、
その一環で、サハラ砂漠にテントを張って、一泊なさったそうなんです!!
人里からラクダに乗って、3時間ほど歩いた先にあったのは、360度、見渡す限りの砂漠。
夜になって日が落ちたら、自分の目線から上180度すべてに星がきらめいていて、
空をドーム型に感じた瞬間だったそうです。
また、人工物が何も見えない状態に、なんだか自分が「惑星の上に立っている」とも感じ、
「地球ってやっぱり“星”だったんだ」と実感なさったとか。
「怖くなかったですか?」とうかがうと、
大きな目をきらきらさせて、
「とっても素敵な体験でした。でも、サソリがちょっと危なかったみたい・・・。」ですって!
それは危ない!!
やっぱり、自然の中での行動には、自然相手の危険がいっぱいなのです。
そして、そんな経験を経てきたカヒミさんがリリースされたのが、アルバム『NUNKI(ヌンキ)』。
タイトルの“NUNKI”とは、アラビア語で「星の中の星」という意味。
子羊座の中にある、小さな星なのだそうです。
アルバムを通して聞くと、なんだかとても『水』をたっぷり感じるような、
そんなつくりになっています。
また、歌詞を丁寧にたどっていくと、「海」「緑」「風」「花」など、
自然をあらわす単語がいっぱいにちりばめられています。
「地球って、実は大きな生き物で、私たちはそこに寄生しているだけなんじゃないか、って、
そんな気がするんです」
とおっしゃるカヒミさんの言葉そのままに、地球をとてもリスペクトし、
地球が「水の惑星」であることを思い出させてくれるような、しっとりしたアルバム。
疲れた日の夜、乾いた心に水をあげるのにぴったりな1枚です。
一度、ぜひ聞いてみてくださいね!
投稿者: 高柳恭子
バレンタインデーが1週間後に近づき、街にピンクのハートマークやチョコレートがあふれてきた、
今日のスタジオにお迎えしたのは、「チョコ・レボ実行委員会」の星野智子さん。
グレーのお帽子を斜めに小粋にかぶっていらっしゃる、
とってもスタイリッシュで素敵な女性でした。
その星野さんが立ち上げた「チョコレボ」とは、「チョコレート・レボリューション」の略。
チョコレート革命って?とびっくりしたハチドリ高柳に、
星野さんはにこやかに説明してくださいました。
実はチョコレートの原材料であるカカオは、その多くがアフリカのカカオ農園で作られています。
そのカカオ農園で現実に起きている事実は、甘いチョコレートとは裏腹に、かなり苦いもの。
10歳にも満たない就学児童が、朝の6時から12時間以上も、安い賃金で働かされたり、
農園で働かされるために、人身売買の危機にさらされる子供たちまでいるのです。
世界的な規模で人権問題に取り組んでいる「アムネスティー・インターナショナル」によれば、
そういった子供の数は、推定でなんと25万人。
子供たちは、カカオがチョコレートになることすら知らずに、
学校にも行けないまま、過酷な労働を強いられています。
日本人は、平均で1年間に2.2キロのチョコを消費する、と言われているチョコレート大消費国。
その私たちが、大好きなチョコレートが作られる環境をよく知らない、というのは、
問題かもしれません。
時折りしも、日本女性が一年で1番チョコレートを買う時期。
「チョコ・レボ」は、そんな私たちが「人と地球に優しいチョコを選ぶにはどうしたらいいか」、
という疑問に答えてくれる、とても頼もしい非営利団体です。でも、カカオの悲しい現実を知って、
ちょっぴりチョコレートに手が伸びにくくなってしまったハチドリ高柳、
「じゃ、どんなチョコを選べばいいんでしょうか・・・?」と、聞いてしまいました。
だって、大好きなチョコレートを食べられなくなるのは、女子としてあまりにもつらい!
すると星野さん、にっこりなさって、
「フェアトレードのものを選べばいいんですよ。今、いっぱい入ってきてますよ♪」と、
頼もしいお答え!
そして、バッグからざくざくと、フェアトレードのチョコを出してくださいました。
その、おしゃれなこと!!
黒いパッケージに金で文字が書かれているものや、
ちょっぴりネイチャー風のもの、そして、Hummingbirdが描かれているものまで!
(トップページの写真、見てみてね!)
また、番組後にスタッフと飛びついて軒並みいただいてみたのですが、
そのおいしいこと!!
星野さんいわく、「本物の材料しか使わず、変なもの入れてないからおいしいんですよ♪」
とのこと。
フェアトレードってことは、現地の方たちの自立支援を進めながら、
高品質のものを作っているはずだし、その方たちにも、適正な報酬を支払っているはずだから、
そのカカオは安心。
そして、ほとんどが有機やオーガニックの材料を使っているので、
そのチョコレートは本当に、地球にも優しい!そしておいしい!!


夢中で、いったいいくつのチョコレートを味見したことでしょう・・・。
明日の朝のにきびを気にしながらも、やっぱり手が止まらない、ハチドリ高柳だったのでした。
それにしても、これから彼や意中の方にプレゼントするチョコを選ぼうと思っている、
女性の皆さん!
フェアトレードのチョコの何よりの魅力は、そのおいしさ♪
マガイモノが入っていないと、チョコってこんなにおいしくなるの?と感動するほどのおいしさです。
そして、子供たちの笑顔を奪うことのない製法は、やはり人として気にしてほしいところ。
男性にチョコをあげるときそんなお話もできたら、あなたの魅力は超☆倍増間違いなし!
一度まず、自分で試食してみて(これ大事。)、そんなおいしいフェアトレードのチョコ、
ぜひバレンタインの選択肢に加えてあげてくださいね!
(詳しい情報がわかる「チョコレボ」のHPには、Eco Linkからジャンプ!!)
投稿者: 高柳恭子
今日のスタジオにお迎えしたのは、ゲームプランナーの松尾憙澄さん!
プレイステーションの人気ゲーム、『ムーン』を制作された方です。
『ムーン』といえば、我がHummingbirdのスタッフの中にも、
「大ファン」を公言する男女がいる、というほどの人気ゲーム。
それって、いったいどんなゲームなんだろう?
そして、それを作った方ってどんな方なんだろう?と、興味シンシンで松尾さんをお迎えしました。
松尾さんは、大きなめがねの奥の目がとても優しい、いわゆる「ゲーム好き」な感じとは、
かなり一線を画すタイプの男性でした。
何でも、昔はヒッピーでいらした、というご経歴を聞いて、なんとなく納得してしまうような、
可愛らしいお帽子もかぶっていらっしゃいました。
そんな松尾さんに、「ムーンって、どんなゲーム?」というシンプルな質問をぶつけてみました。
すると、「愛を集めるゲームなんです」という、不思議な答えが。
ハチドリ高柳も、昔はロールプレイングゲーム(=RPG)と呼ばれるゲームをやっていた、
隠れゲーマー。
かなりの凝り性の性格が災いし、一度ゲームを始めると他のことすべてがおろそかになる、
という自分の実態を知っているため、今はゲーム断ちをしている、といっても過言ではありません。
そんな私の中でのRPGといえば、旅をする途中で魔物を次々倒し、経験値を上げ、
仲間をみつけ、そして最後の大いなる怪物を倒すとアガリ、というゲーム。
「愛を集める」とは?と、ちょっぴり不思議に思ってしまいました。
それが、ムーンでは全く逆なのだそうです。
ゲームの中で主人公は、自分の目の前に「勇者」がいるのを、後ろから見つめています。
その「勇者」が、これまでのRPGのように次々と動物を倒して殺していくのを、
ただ見つめているわけです。
そして自分にかせられたミッションは、その動物の魂を救い、その「愛」を集めること。
愛を集めていくことで経験値が上がり、どんどん強くなり、
最後には女神の元にたどり着くのだそうです。
これはかなり斬新!
今まで、「ゲーム=殺すもの」というイメージは当たり前のように定着していましたが、
確かに、いくら自分が勇者だからといって、また、いくら相手が魔物だからといって、
それをばっさばっさと切っちゃあ殺していくことが、子供の健全な精神の発育に、
いい影響を及ぼすわけがありません。
そういった子供は、自分の望みが通らなかったときにすぐ、
相手を「倒す」ことを考えてしまうのではないでしょうか。
松尾さんは、「このゲームで最後までいった人は、
どんなことがあっても、人を傷つけるようなことはできなくなると思います。
また、子供向けのものは、例えば絵本のようなものもそうですが、
人を攻撃することを推奨するようなものであってはならないと思います。」と、
おっしゃっていらっしゃいました。確かに、本当にそうですよね。
哀しいニュースが多い最近の日本で、「いったい子供たちはどうしてしまったのだろう?」と、
かなり危機感を持っていたハチドリ高柳は、今日の松尾さんとのお話の中で、
少しのヒントをいただいたような気がしたのです。
やっぱり子供には、嬉しい感情とか、あったかい気持ちとか、愛とかを、
たっぷりたっぷり感じさせてあげることが、何より重要なんじゃないか、って。
殺伐とした気持ちとか、孤独とか、人より上にいってやろう、みたいな闘争心とかって、
できるだけ感じさせないであげたほうがいいんじゃないかって。
テレビゲームをほとんど知らず、
大きな目をいつもきらきらさせて「キョウコっ!!」って抱きついてきてくれた、
コスラエの子供たちを思い浮かべながら、ちょっぴり複雑な気持ちになってしまった、
ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
2007年02月04日

細胞が反応する音

今日のスタジオにお迎えしたのは、自然音録音家でいらっしゃる、
ジョー奥田さん。
仕事仲間(?)でもあるバイノーラルマイク、「フリッツ君」と一緒に来てくださいました。
「ドイツ人」だというこのフリッツ君、なんとも可愛らしいいでたち♪(写真、ごらんあれ!)
しっかりバンダナなんか巻いちゃって、ちょっぴりおシャレにスペイン坂登場です。
でも、その実力は本物!
彼の両耳の、鼓膜に当たる部分に高感度マイクが仕掛けられていて、
全方位の高感度録音が可能なのです。
右耳から聞こえてくる音は右側から、左耳から聞こえてくる音は左側から、
本当に、人が聞くのと同じような角度で360度の自然音を録音する、という実力者!
スタジオの実験でも、右側に座っていた私の声はヘッドフォンの右側から、
左側に座っていたジョーさんの声は左側から、ちゃんと聞こえてきました。
すごい臨場感!!
この実力あなどれぬ、と、実感したひと時でした。
さて、そんなフリッツ君との2人旅を繰り返すジョーさん、元はプロのドラマーでいらっしゃいました。
でも、自然音と音楽が融合する楽曲、「アメリカの国立公園」シリーズに、
アドバイザーとして携わられたことがきっかけで自然音の魅力に目覚め、
そこから、ネイチャーサウンドアーティストとして、世界中の自然音を取り続けてきました。
中でも、どうしても忘れられないのがハワイの音をとってきて、編集作業をしていた瞬間。
あまりにも美しいその音に、「もうこの音は完璧だ、God Made Soundだ」、と、
思ってしまわれたのだとか。
それまで楽しんできた「Man Made Sound=人工の音楽」と、少し距離を置くようになったのも、
その頃から。
今は、ネイチャーサウンド一筋でいらっしゃいます。
印象に残ったのは、ジョーさんがお話くださった、
「7代先の孫たちの代まで、残る音を届けたい。」という言葉。
「2007年には、こんな音が日本に流れていたんだよ、ということを残しておきたい。」
とおっしゃるその言葉に、深く感動してしまいました。
だって、私も少しでもこの地球を、きれいなまま未来の子供たちに手渡したい、
とは思っているけれど、思い及んでいたのは、せいぜい自分の孫やひ孫くらいの代まで。
「7代先」っていうその遠さに驚くと同時に、ジョーさんの思いの深さに、
心を揺さぶられてしまったのです。

そんなジョーさんのアルバムたちは、本当に美しい自然の音があふれています。
実は、お目にかかる何日か前、
自宅でパソコンをしながらジョーさんのCD「AMAMI」を聞いていたハチドリ高柳、
突然流れてきた波の音に、一瞬その場のすべてを忘れ、鳥肌を立てたまま、
青年海外協力隊で赴任していたコスラエ島に、フラッシュバックしてしまったのです。
2年間、どこにいても聞こえたから、1日24時間聞いていた、あの波の音。
それがそのままにオーディオから流れてきて、身体の内側の細胞が全部あわ立つような、
理性では抑えきれない、何か神秘的なパワーを感じてしまいました。
そして、知らず知らずのうちに目を閉じて、その音を味わっていました。
奄美って言えば、やっぱり南太平洋に浮かぶ島。
波の音も似てるんだな、つながってるんだな、って、とてつもなく懐かしくも感じました。
でもこの感覚、決して海のそばに暮らした人だけが感じるものではないような気がします。
太古の昔、人類が海から生まれた記憶を呼び覚ましてくれる音、とでも言うのでしょうか。
聴くだけで、何かに包まれ、癒されるような感覚があるのです。
まだ聞いたことがない、という方は、ぜひぜひ一度、ジョーさんのCD、聞いてみてください。
きっと身体の奥の、深〜いところから癒されるような感覚、味わえると思いますよ。
投稿者: 高柳恭子
2007年02月01日

幸せになるには?

今日はオンエア前に新聞社の取材があって、スペイン坂スタジオの撮影をされていました。
ハチドリ高柳は、いわば「お飾り」としてスタジオでマイクの前に座っていたのですが、
外から大きなカメラでパシャパシャ写真を撮っているカメラマンの姿を見て、
あちこちから黄色い歓声とともに人が集まってきてしまい、あっという間に黒山の人だかりに!
そして、聞こえるのは・・・「ボア?ねぇ、ボア??」という女子高生たちの声。。。
・・・・・・・・・ごめんなさーい。。。。。。。。高柳ですぅ・・・・・・・・・。
遠目だと、髪型だけが中途半端にかぶっていてホントにスミマセンっ!
オンエア前から、申し訳なさでいっぱいになってしまった、ハチドリ高柳だったのでした。
そして、そんなブルーモードの私を救ってくださった救世主、今日のゲストは、
ライフスタイル・デザイナーのパトリス・ジュリアンさん!
先日ふらっと入った本屋さんで、たまたまパトリスさんの本を見つけ購入していた高柳は、
そのパトリスさんにお会いできると聞いて、ずっとワクワクしていたのです♪
実はもう、20年以上も日本にいらっしゃるというパトリスさん。
フランスの外交官として同じく20年以上世界中を旅していらしたパトリスさんが、
最終的にどうして日本を選ばれたのか、その辺が高柳には興味津々でした。
するとパトリスさん、「こんな面白い国は他にない!」と。
「お寺や神社のような古きよき文化も残っているのに、渋谷なんかはもう、
ありとあらゆるタイプの人種がいて、アミューズメントパークみたい。
そんな両面を持ち合わせている国は、他にはない!」ということなのです。
ちょっと嬉しいですよね、そんな風に日本をほめてもらえると。
ずっと日本に暮らしていてしまうと、見えにくくなってしまう「良さ」があるんだなーと、
改めて再認識してしまいました。また、環境に優しく暮らしていくなら、
「まずは自分をとてもリスペクトすること」が大切なのだそうです。
自分を大切にできれば、その周りの人のことも大切にできて、
そして毎日を楽しく暮らしていけば、仕事も楽しくなる。
すると日々に余裕が生まれ、自然に地球にも優しい人になれるのだとか。
確かに、自分に余裕がない状態で「地球に優しく!」といわれても、難しいですよね。
とってもシンプルに、まずは自分を大切に、毎日を楽しく暮らすことが重要なのかもしれません。
そして、いつも楽しく毎日を暮らしているように見えるパトリスさんに、
「幸せになるにはどうしたらいいの?」と、とても漠然とした質問もぶつけてみました。
そしたら、「自分が幸せであるかを、考えないこと。」という、禅問答のような答えが返ってきました。
日々のふとしたきっかけで、私たちはつい、「今の私、本当に幸せなの?」とか、
「私、このままでいいの?」とか、突き詰めて考えてしまいがちですよね。
でも、まずはそれをやめることが、幸せへの第一歩なのだそうです。
「幸せかどうかを考えなければ、いつも幸せでいられる」というのが、パトリスさんの教え。
それには、今、この瞬間にやっていることに、全力で集中することが大切だ、ということです。
昨日も明日も考えず、毎日、日々是一生懸命。
確かに、一瞬一瞬を大切に生きていったら、妙な悩みからも解放されそうです。
しかも、これなら今日からでもできる!
そう。あなたも今日から、「今この瞬間を大切にする暮らし」、実行してみませんか?
パトリスさんみたいに、ほっこり幸せな毎日が訪れるかもしれませんよ!
投稿者: 高柳恭子