六本木にあるミッドタウンスタジオからお届けしている『Daily Planet&Hummingbird』、
「ハミング・アンプラグド・ライブ」も3日目となりました。
今回は、参加型ということで編集長も私も、とても楽しませていただいています。
でも、今日はちょっといつもと違います。「ライブ」なのに、楽器がいらないのです。
そう。今日お迎えしたのは、「口笛奏者」でいらっしゃいます、分山貴美子さんです♪


(編集長も私も、オンエア中に一生懸命練習しました。編集長は意外と上手なんです!)

口笛って、小さい頃はたまに吹いたりしましたけど、女性で吹ける方って、
なかなかいないような気がします。(って、私だけ?)
でも実は世界には「口笛言語」と言って、
口笛のみで日常会話程度のコミュニケーションをとる場所もあるんですって。
スペイン領カナリア諸島の、シルボという場所などでは、
この口笛言語が使われているんだそうです。

そして今日お迎えした、口笛奏者の分山貴美子さんは、なんと口笛世界一!
米ノースカロライナ州で開かれた唯一の口笛世界大会で、「もののけ姫」などを吹き、
初出場で成人女性のクラシック、ポピュラー2部門を制覇なさいました。
その音色は、小鳥が鳴くような、鈴が転がるような、素晴らしい音色!
しかもなんと、3オクターブも出るのだそうです。

「音大に行っているときに、ピアノをやりながら自分の得意分野を考えていたんです。
そしたら、口笛だな、と気づいちゃって、そこから真剣に始めました。
実は幼稚園の頃から吹いてたらしいんですけど、自分では覚えてないですねー。」

そして今週の目玉、「参加型ライブ」ということで、
私たちもさっそく分山さんに口笛を教えていただくことに!

「下の歯の裏に、舌の先をぎゅっと押し付けるようにすると、より強い音が出ますよ。」

そんなコツも教えていただいたのに、私の口先から出てくるのは、
「ひょお〜」とも「へぉ〜」とでも言うような、間の抜けた空気の音。
「ジングルベルを一緒に吹きましょう♪」と言ってくださった分山さんには申し訳ないのですが、
私はまたもや「鈴」で参加させていただくことにしました。
そして演奏が始まると、分山さんの口笛の音の美しいこと!
その裏に、妙に息が混じったような口笛が混じっているのは、気にしないことに・・・。
で・でも、編集長も意外と上手!結局、セッションは大成功だったのでした!

そして今度は、改めて分山さんのソロを吹いていただくことに。
最初はアカペラの曲、そして2曲目はウクレレとの「弾き吹き」です。

分山さんは軽く目を閉じ、指でリズムを取りながら本当に気持ちよさそうに歌います。
その音色は、まさに小鳥が鳴いているような素晴らしい高音。
金属の笛かピッコロのような、驚くほどキレイな音なのです。
ミッドタウンスタジオの周りにも、あっという間に黒山の人だかりが出来てしまいました。

朝、目覚めるときに小鳥が鳴いていたら気持ちいいな、と思いながらも、
なかなかそんな環境に住めない方も多いですよね。
そんなときは、口笛を練習すればいいんだ!
そんな風に思わせてくれた、分山さんの美しき口笛の音色でした。
ハチドリ高柳も、鳴き声としてちょっと練習しよっと♪