今日のスタジオにお迎えしたのは、NPOレインボーの岡本功さん!
NPOレインボーと言えば、環境に関する活動を非常に多角的に行っていらっしゃることでも、
有名なNPOです。
どんな方がいらっしゃるのか、ワクワクしていました。
現れた岡本さんは、穏やかで、とても優しいおっとりとした方。
柔らかな語り口に、皆が癒されてしまった25分でした。
でもでも!長く環境問題に携わっていらっしゃるだけあって、その中身は非常にシビア。
中でも、京都議定書で決定された、日本の温室効果ガス削減目標について、
きっちりと説明してくださいました。
京都議定書で定められた、日本の温室効果ガス削減目標は、−6%。
「チーム・マイナス6%」なんて言葉、聞いたことありませんか?
来年2008年から2012年の間の4年間で、
1990年に比べて温室効果ガスを6%減らさなければいけない、というのが、
京都議定書で定められた、日本の公約。
なのに、今現在日本が排出している温室効果ガスは、なんと8%も増えているのです!
つまり、来年からの4年間で、14%も減らさなくてはいけなくなります。
これは、とてもとても大変なこと。

一人ひとりの力は、もちろんとても大事。
でも、政府の取り組みも、また企業の姿勢も、同じようにとても大切なのです。
だって、削減目標があまりにも遠くにありすぎて、
もしかしたら、一人ひとりの力だけじゃ、間に合わなくなってしまうかもしれない!
その解決方法のひとつ、と言われているのが、環境税の導入。
温室効果ガスの原因と言われている、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料に、
税金をかけて、その使用を抑制しよう、というもの。
今よりも化石燃料が高くなれば、人々は使うのを控えるようになるだろう、というわけです。
その賛否はもちろん両論あると思いますが、
かなり強硬な手段でもとらないと、目標が達成できそうにないのも事実。
幸せな未来と、今のちょっとの我慢。
あなたは、どちらを選びますか?