「世界のグルメを食べつくせ!」ってことで、食と旅をテーマにお届けしている、
今週の『Daily Planet』。
『Hummingbird』も負けじと、「食育」をテーマにお届けしています。
そこで、今日お越しいただいたゲストは、皆さんご存知、フレンチ界の巨匠、
東京・四谷の『オテル・ド・ミクニ』のシェフ、三國清三さんです!

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(フランス暦も長い三國さん、私の最悪の発音のフランス語も、ちゃんと直してくださいました♪)昨今、ご飯をお母さんが作らなくなったり、
家族でご飯を一緒に食べなくなっている子供たちが、とても増えているのだとか。
そんな中、フランスの三ツ星レストランのシェフたちが1985年前後に始めた活動が、
「グードゥラスメンヌ(=食育)」なのだそうです。(←この発音を直していただきました。)
そして三國さんも、1999年から「キッズシェフ」という活動を、全国で行っていらっしゃいます。
その「キッズシェフ」とは、「味覚の授業」を、各地の小学校で行うもの。
三國さんは、「味覚は12歳までに作られてしまうんですよ。だからそれまでに、
甘い、塩辛い、苦い、すっぱいの4種類の味を、舌に覚えさせることが重要なんです。」
とおっしゃっていました。
びっくりしたのが、「味覚を開いてあげることで、五感も開けるんですよ。」という、
三國さんの言葉。
子供時代は、おいしいモノを食べさせてあげることで、視覚・触覚・嗅覚などの、
五感が全て開くのだそうです。
そしてそれが子供の心も開かせてくれ、そうすることでキレたり、陰湿ないじめをしたりする子供が、
減っていくのだとか。
食事って、ホントに大事なんですね。


そして、三國さんの授業では、もちろん実習も行います、
魚をおろしたり、イカの皮をはいだり、今までやったことがないことをやる子供さんも、
終わるとほとんどが、
「今度はおうちに帰って、お母さんとお父さんに作ってあげるんだ!」と言ってくれる、と、
三國さんは嬉しそうに話してくださいました。
また、「そういう経験をつむことで、人からやってもらうばかりではなく、
やってあげることの喜びを学んでいくんですよね。」ともおっしゃっていました。また、この「キッズシェフ」の授業には、さらにスペシャルな特典がついています。
子どもさんたちが大きくなる10年後、この「キッズシェフ」の授業を受けた証明書を持って、
三國さんの『オテル・ド・ミクニ』に行くと、三國さんのお料理をいただけるのだとか!
スゴイ!私も、そんな授業が受けたかった〜。。。


それにしても、私も早くあこがれの『オテル・ド・ミクニ』にお邪魔しなくっちゃぁ。
入社して以来12年間、ずーっとあこがれ続けているのに、結局行けていない、
ホントにあこがれ中のあこがれのレストラン。
三國さんにも、「待ちすぎだよっ」と突っ込まれてしまいましたし、
そろそろ、お邪魔してみようかと思っています♪ちょっと贅沢ですけど、ね。
そしてそんな三國さん、最近本をお出しになりました。
「体の中からきれいになる ミクニごはん」。
女性には特に嬉しい、野菜たっぷりのメニューがいっぱいです。
本屋さんで見つけたら、ぜひ手にとってみてくださいね!

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(写真も色鮮やかで素敵♪「おいしくアンチエイジング」なんて、ちょっと気になるタイトルも♪)