2008年04月03日

久しぶりの朝日♪

今朝は、4月から始まったTOKYO FMの新番組、『クロノス』に出演し、
先日出張で行ってきたケニアの温暖化の話や、ワンガリ・マータイさんのお話をするために、
朝5時半に出社しました。
すると、むにゃむにゃと眠い目に飛び込んできたのは、こんな美しい朝日!!

TOKYO FMの7階にある私たちのスタジオ、アースギャラリーからは、
皇居越しにとてもキレイな朝日が見えるのです。

そういえば最近、朝日なんか見てなかったなぁ。。。
ケニアやミクロネシアに行かなくても、私たちの毎日の日常の中でも、
必ずお日さまは昇っていて、そして沈んでる。
そんな当たり前のことを、忙しい日常でついつい忘れてしまったり、考えなかったりしますよね。

なんだか、夕日に見えてしまうくらいにオレンジ色の朝日。
本当にキレイでした。
ちょっと自分の中心軸が真ん中に戻ったような感覚。
寝不足ではあったけど、なんかちょっと得した気分になった、ハチドリ高柳でした。

そうそう、朝早く起きる方は、新しい番組『クロノス』(月〜金 5:00-8:30 一部地域を除く)、
八代英輝さんと中田美香ちゃんがさわやかにお伝えしてします。
ぜひ、聞いてみてくださいね!

投稿者: 高柳恭子
2008年04月03日

14歳の頃、何してた?

大人になってしまうと、小さい頃に描いていた夢や、なりたかったもの、やりたかったことなど、
いつの間にか忘れてしまいがちですよね。
でもその頃っていつも、「大きくなったら○○をやりたいな」って考えていたと思いません?
その夢を、なんと14歳で実現してしまった人がいるんです。
14歳で太平洋を横断してしまった、冒険家で環境教育家の、高橋素晴(すばる)さんです!


(やはり何か大きなものを見てしまったような、深くて優しい瞳。現在26歳だそうなんですが、
もう2児のお父様でいらっしゃいます♪)

14歳で太平洋横断って、とにかくすごい偉業だと思っちゃうんですが、
どんな風に全てを慣行なさったんですか?

「まずは親に感謝してますね。学校にもあまり行ってなかったですけど、
それを怒ったりしなかった。自分が興味があることに没頭するのを許してくれたんですね。
お金もかかりましたよ。ヨット、借りなきゃいけなかったですし。
コースは、東京の夢の島を出発して、サンフランシスコのゴールデンゲートまでを、
55日間かけて横断しました。よく、怖くなかった?って聞かれるんですが、
嵐とかにあってるときって、やることがあまりにたくさんありすぎて、
怖いと思ってる暇がないんですよ。逆に、凪でヒマだと、このまま着かなかったらどうしよう、とか、
死んじゃったらどうしよう、とか、色々考えちゃって、怖かったですね。」

す、すごい。その感情を14歳のときに経験して、しかも乗り越えてきたなんて!
そして、今26歳になって、明日から何かまた、旅に出るんですよね?

「アースキャラバン2008というプロジェクトに参加します。
沖縄から北海道まで、日本全国を旅しながら、子供たちに環境教育の授業をしたり、
クリエイティブな人やモノ、コトに出会っていこうと思ってます。
子供たちには、とにかく好奇心を忘れないでね、って伝えたいと思います。
自分の好奇心がある方向に向いてるのに、逆の方向に勉強とか学校とか、
やらなきゃいけないものがあると、とかくそっちに引っ張られてしまいがちだし、
親もそっちに子供を誘導しがちだけど、やっぱり好奇心を伸ばすってことを忘れないで欲しい。
それが、一番大事で、一番基本になることですから。」

おぉ。やはり14歳でだいぶ人と違うものを見てしまったんだな、という感じがしました。
こんな大人な意見、私たちの世代でもなかなか言えないですもの。

そこで編集長がひと言。
「僕、生まれ変わったらスバルくんの子供になりたいなぁ。」
・・・・・・・・・え、その結論・・・?と思いかけましたが、よく考えたら・・・・・・・・。
「私もです。」
ということで、最後は、「スバルくんの子供にして♪」という、
わけのわからない子供返りをしてしまった、私たちだったのでした。
それにしても、素敵な人だったなぁ。
投稿者: 高柳恭子
地球のことを考える日、「アースデイ」まで、あと20日ほどとなりました。
ハチドリ高柳も、この日に武道館で行われるコンサート、
『コスモ アースコンシャス アクト アースデー・コンサート』の準備で、忙しくなっています。
今年から、よりアクティブな環境への取り組みとして、
このコンサートを『グリーン電力』で行うことを決め、
ハチドリ高柳はもろもろの契約作業などを進めています。
でも、ふと気づきました。
私も、『グリーン電力』について知らないことがたくさんあるし、
リスナーの方たちも、名前は知っていても、どういう仕組みで買えて、どんな電力なのか、
知らない方が多いんじゃないかな・・・。ということで、お招きしてしまいました!
日本自然エネルギー株式会社の、河村えびねさんです!!


(えびねさん、って素敵なお名前ですよね。日本のランの花の名前で、
植物や自然が大好きな、お父様が名づけられたんだそうです♪)

まず、基本的なことなんですが『グリーン電力』って、どんな電力のことを言うんですか?

「そうですね。風力発電やバイオマス発電、太陽光発電など、
自然に由来する方法で発電した、電力のことです。
環境に負荷をかけない形で発電されているので、『地球に優しい電力』といえますね。」

あ、いいですね!それって、使ってみたい人がたくさんいると思うんですけど・・・。

「でも、まだ残念ながら個人の方に使っていただけるほど、普及してはいないんです。
それでも、最近はどんどん企業の方などに使っていただけることが増えてきました。
この電力は申告制なので、1000kwh単位から、好きなだけ買うことが出来ます。
例えば、今回のアースデーのコンサートであれば、2時間のコンサートに使われるであろう、
おおよその電力数=7000kwhを買っていただきましたよね?
そうすると、私どもの会社から、『グリーン電力証書』という証明書をお出しします。
つまり、この7000kwhの電力に関しては、グリーン電力で発電しましたよ、という、
証明書なんですよね。TOKYO FMさまの場合は、100%風力を買っていただきましたが、
例えば、バイオマス50%と風力50%、のように、
お好きな電力を混ぜて買っていただくことも出来ます。
もちろん、風力発電所から直接電線を引っ張って、武道館につないだりするわけではなくて、
要するに、その電力分をお金で換算して証明している、ということなんですよね。」

なるほど。でも、それなら逆に、どの企業やイベントでも、簡単に始められますよね。
私たちのコンサートも、そんな風に「風力発電」の電気で開催できるんですもの♪

ただ、やっぱりまだ課題は、いわゆる「自然まかせ」の発電方法なので、
自然の影響を大きく受けてしまうこと。
風が常に吹くかわからないし、お日様が常にぎらぎらしているかわからない。
そんな状況のもとでの発電は、「安定供給」という意味では、
まだ改善の余地がある、ということなんです。

確かに、自然って人間の思うようにはならないですものね。
でも、それを「当たり前」って思えるかどうかで、私たちの環境に対する思いって、
ずいぶん変わってくるような気がします。

私が2年暮らした島では、風が吹けば電気が落ち(木が倒れて電線が切れる!)、
雨が降れば水道が止まりました。(川のゴミで水道管が詰まる!)
毎日、スイッチさえ押せば必ず電気が付く、という日本の生活を、
当たり前だと思わないようにしたいな、と思った、ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子
お花見の季節、ついつい外で宴会なんかあると、飲みすぎちゃったりしますよね。
でもそんな時でも、朝起きたらちゃんと自分のベッドで寝てた、なんてこと、ありませんか?
それって、どういうメカニズムなんでしょうか?
今日はそんな不思議に答えてくださる方をお迎えしました。
日本大学総合科学研究所教授でいらっしゃいます、泰羅雅登先生です!


(ご自身もとってもお酒が大好き♪という泰羅先生、ということで、
みんな、何かしらの飲み物を持ったフリして、杯(?)、ポーズ!)

先生は、『記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?』という、
なんともハチドリ高柳の心をひきつけてやまない、ご本を出版されました。
では、ずばり!なぜ、記憶がなくなるまで飲んでも、家にたどり着けるんですか?

「それはね、脳の中にある『ナビゲーションニューロン』という神経細胞があるからなんです。
人間の脳って言うのは、ある程度「習慣化」したことを記憶していて、
飲みすぎちゃってわけわからなくなっちゃっても、その神経細胞がカーナビのようにしっかり働いて、
家までご主人を導いてくれるって言うわけなんです。」

えーーーーーーーーっ!すごい!!
実はハチドリ高柳も、飲みすぎるとすぐに記憶をなくすたち。(←女性失格、との呼び声高し。)
それで、編集長にも何度ご迷惑をおかけしたことか・・・。
だけど、朝起きると必ず、キチンと着替えてベッドで寝ていて、
着ていたものはクロゼットにかかってたりまでするんです。
記憶なんて、一ミリもないんですけど。。。

「それはね、記憶なんて作られてないからなんですよ。
飲みすぎると、脳の海馬ってとこがダメージ受けちゃうんですね。
でもそこが、記憶を構築している器官なんです。
だから、みんなよく『記憶をなくす』っていいますけど、構築された記憶を忘れちゃうんじゃなくて、
そもそも、記憶自体が構築されてないんです。だから覚えているわけ、ないんですよね。」

なるほどーっ。確かに、どーーーーーーうやっても思い出せないことって、よくあります。
なるほどね。記憶そのものが、作られてなかったのかぁ。

ということで、妙に納得してしまったハチドリ高柳。
『ナビゲーションニューロン』さえあれば、
どんなに飲みすぎてもお家にたどり着けるのか、と、ホクホク♪
だけど泰羅先生は最後にひと言。

「あ、でも、「習慣化」されたところから一歩でも外に出ちゃうと、
後はもう、脳の細胞ではどうにもならないですからね。知らない駅のホームで寝ちゃってたり、
山手線何周もしちゃう、なんて人は、一度自分の習慣をはみ出しちゃった人ですから、
気をつけてください。」

・・・・・・・・・・はい。
お花見や歓送迎会などで、何かとお酒を飲む機会が増えるこの時期。
自分に合う適量を守って、楽しくお酒とお付き合いしたいですよね。
さ、今度はいつ、飲みに行こうかな・・・♪(←懲りてない)
投稿者: 高柳恭子