2006年11月16日

山の息吹。

まだまだ暖かくて、なかなか紅葉の兆しが見えてきませんねぇ。。。
色づく秋が待ち遠しいスタジオにお迎えしたのは、高尾山の環境を守る活動をされているNGO,
『虔十の会』の代表、坂田昌子さん!
とてもパワフルで、ポジティブで、でも知識が豊富で、お話が上手で、
話していて楽しくなってしまう、素敵な女性でした。
京王電鉄の方がいらっしゃったときにも告白したのですが、私、
東京生まれの東京育ちとは思えないのですが、高尾山に登ったこと、ないのです・・・。
ですから、高尾山がどんなところか、鼻息フンフンでお話をお伺いしました。
なんと高尾山は、標高600mという小さな山にもかかわらず、
植物が1300種も生息する、自然の宝庫のような山なのだそうです。
ちなみに、イギリスでは全土で1600種。
高尾山の植物が、どれだけ多様性に富んでいるかがわかります。
しかも高尾山は、地下水脈がとても豊富で、あんなに低い山なのに、
滝と川にあふれているのです。
人は、水音が聞こえると安心して、目を閉じてしまいますよね。
坂田さんは、「高尾山に来ると、みんな目を閉じてしまうんですよ。
都会では、目から入ってくるインフォメーションが多すぎて、目が疲れてしまうんです」と、
おっしゃっていました。・・・確かに。
それにしても私がびっくりしたのは、坂田さんの「山は土で出来ているんじゃないんですよ。
山は、水で出来ているんです。」という言葉。
地下の水脈がすべてを支えているので、それが絶えてしまうと、まず土が乾き、
植物が死に、生物が死んでいってしまうのだとか。
だから、山はまず、水を守らなければいけないのです。
でも今、高尾山には圏央道のトンネルを通す計画があるのだとか。
その計画、なんと20年も前に決定した古ーい計画なのですが、
その工事が着々と進んでしまっているそうです。
トンネルが掘られてしまうと、水脈が分断されてしまうので、もう山は死んでしまう、とか。。。
せっかく、東京にこんなに素敵な自然が残っているのに、それをわざわざ壊していいのか?
とても考えてしまった25分でした。
山って、朝行くと朝露が、夜行けば夜露が、そして土もあちこち、しっとりとしめっていますよね。
あれって、坂田さんがおっしゃるには「山が呼吸している」んだそうです。
私たちと同じように、呼吸をして水蒸気を出している山。
その大切な水を、守ってあげなきゃいけないんじゃ?と感じてしまいました。
それにしても、まずは私も高尾山に行ってみなきゃ!
早速計画を立てている、ハチドリ高柳なのでした。
投稿者: 高柳恭子
今日スタジオにお迎えしたのは、私たちの番組『Hummingbird』のモチーフになった絵本、
『ハチドリのひとしずく』の挿絵を描いている、マイケル・ニコル・ヤグラナスさん。
カナダの先住民族、ハイダ族のご出身でいらっしゃいます。
一見したところ、今の季節にぴったりな・・・・・・そう、サンタクロースのようないでたち!
目がとても優しくて、白い髪と、顔を覆った白いヒゲを見れば見るほど、
サンタクロースに見えてきてしまったのでした。
そんなマイケルさんがお話くださったのは、やっぱり「ハチドリ」になることの大切さ。
例えば「キャンドルナイト」にしても、カナダのハイダ族が電気を切る、その人数よりも、
日本中がほんの少しの間だけ電気を切ることが出来れば、
それはもう、本当に大きな省エネになり、世界を変える大きな力になる、っていうこと。
そしてマイケルさんは、「日本は環境を守るための、リーダーになれる!」と、
断言してくれたのです!
これは、ハチドリ高柳、すごーく嬉しかった♪
日本は、人口が多い分、破壊しちゃうときも大きいけれど、
守ろう、と思えばとても大きく守れる、っていうことなのかもしれません。
それには、一人一人の意識が大切!
そう!ハチドリになることが大切なのです!!
みんなが少ーしずつ節電を心がけたり、節水を心がけたりするだけで、
日本全体が合わされば、ものすごく大きなアースコンシャスになるのです!
あなたも、今すぐ始められます。
ハチドリの第一歩、踏み出してみませんか?
投稿者: 高柳恭子