今日のスタジオに遊びに来てくれたのは、みなさんご存知、ハコフグのお帽子でおなじみの、
さかなクン!
お魚らいふ・コーディネーターであり、東京海洋大学の客員助教授でもいらっしゃいます。
ご登場いただいたとたんに、スペイン坂スタジオの周りは黒山の人だかり!
その一人ひとりに、さかなクンは律儀に「さかなクンで〜す!」と手を振って差し上げるので、
集まってくださった人たちは大喜び♪
『Hummingbird』には珍しい、黄色い歓声に包まれたオンエアになったのでした。
それにしても驚いたのが、その豊富な知識。
もちろん、サカナに関する知識は莫大だ、と重々承知の上でお越しいただいたのですが、
それでも、スタッフ一同あ然とするほど、ホントに「博士」でいらっしゃいました。
例えば、青年海外協力隊で滞在していたミクロネシアで釣りにはまったハチドリ高柳が、
「○○ってサカナとか、○○ってサカナとか、釣ったりしました〜」なんてお話しすると、
「あ、そのお魚は○○○○っていう日本名で、学術名が○○○○○○○○○○で、
生息している地域は○○のあたりで、○○を食べて・・・・・・・」と、
限りない情報が飛び出してくるのです。
また、「好きなお魚を言ってください♪」とおっしゃるので、何の芸もなく「マグロ」と答えると、
下さったお名刺に、なんとマグロの絵を描いてくださいました!
そのお上手なこと!!
プロはだしで、本当に素晴らしい絵で、目を丸くしていたハチドリ高柳に、
「お魚が、あんまり可愛いらしいのでよく観察していたら、
細かいところまでわかるようになっちゃったんです♪」と・・・。
やっぱり、さかなクンの魚に対する本物の愛情があってこその、あの知識なんですね〜。
でも、やっぱりさかなクン、その大切な魚たちを守るために、海の環境を保全すること、
しっかり考えていらっしゃいます。
ご実家の千葉は館山のあたりでは、冬になると深海魚が暖かい水を求めて、
少しだけ海上のほうに上がってくるのだそうです。
それがたまに網にかかったりして、さばいてみると、
おなかの中から、プラスチックやビニール袋など、人工物が数限りなく出て来るんだとか。。。
今では、小学校の環境教育にも取り入れられるほど、深刻な問題になっているのだそうです。
ホント、それって見る機会があまりないから、知らずに過ごしてしまうことですが、
私たちが海にもしゴミを流してしまったりすると、それは確実にその海の魚たちや、
生態系に悪影響を与えてしまうのです。
そのことをしっかり認識して、さかなクンのように、
お魚を愛する気持ちを忘れないようにしたいな、と思った、ハチドリ高柳なのでした。