2008年02月13日

未来最速のクルマ!

電気自動車。どんなイメージがありますか?
まだまだ未来のクルマ?充電が難しそう?実用になるかわからない?電気代がかかる?
いまだに、その現実はよく見えてこないため、
なかなか前向きなイメージを持ちにくいかも知れません。
で・も!
実はその現実は、ものすごくものすごく進んでいて、
もう実用化は目の前に来ているかもしれません!

今日は、世界最速の電気自動車『Eliica(エリーカ)』を開発された、
慶應義塾大学環境情報学部教授でいらっしゃいます、
清水浩さんをお迎えすることになっている・・・のですが!!
その前に、なんとその『Eliica』に乗せていただくため、ハチドリ高柳、
新川崎の研究室までお邪魔しちゃいました!!

研究室に一歩入ると・・・!

いたーーーっ!!!『Eliica』!!!かっこいーいっ♪♪
排気ガスも出さず、エンジン騒音もなく、必要なエネルギーはガソリン車の4分の1。
まさに、究極のエコ・カーです♪

タイヤは、各2本ずつ。全部で8本あります。その1本1本に、100馬力のモーターが付いていて、
つまりは合計800馬力!!加速はあのポルシェ911ターボを超え、
時速370kmも出せるんです。

乗ってみると、車内は広々。ハンドルの前にあるメーターは、こんな感じ。

そして、後部座席はデロリアン!!正式名称、『ガル・ウィング』って言うんですって。
「高級車に乗る方は、しゃがんだりしないでスマートに乗り降りしないと。
そのためには、このガルウィングが最適なんです。」と、清水先生。

電源は、普通のクルマがガソリンを入れるところに差し込むようになってます。
なんと、夜間なら100円の電気料金で100キロ走れるほどの充電が可能とか!
300円出せば、東京から名古屋までの300kmを楽々走れるようになる、驚くべき燃費!!

先生の研究室の電源はこんな感じですが、家庭用ならアタッシュケースひとつ分くらいで、
十分な大きさなんですって。

そして、大興奮で局に戻ってきてからは、スタジオで清水先生をお待ちしていました。

ハチドリ高柳、乗らせていただいた『Eliica』に、すっかり惚れてしまったんです♪
ちなみに、私が手に持っているのは、先生がお書きになったご本です。

「うーん、この『Eliica』を開発するのに、僕は28年かかったんですが、
正直、本当に商品化してみんなに普及するまでには、もう少し年月がかかりそうですね。
でも、1年に10万台売れるくらいの大量生産が可能になれば、
値段はガソリン車よりも安くなりますから、あっという間に広まる可能性はありますよ。
20年前に、携帯電話やデジカメをイメージできた人はほとんどいなかったでしょ?
そして、この『Eliica』が普及すれば、世界中のCO2を80%くらい削減できます。
アル・ゴア氏がおっしゃっていた地球の未来のために、ぜひ『Eliica』に乗る人が、
増えてほしいですね。」

ほーんと!まさにアル・ゴア氏がおっしゃっていた未来を、現実のものに出来そうな、
未来系のクルマです!!
こんなにかっこいいんだから、みんなにすぐ受け入れてもらえそうなんだけどな♪

ひょっとすると、私たちの子供たち世代がクルマを運転するようになる頃には、
この『Eliica』が一般的になっているかもしれません!
そんな未来の車社会を夢見て、一人ニヤニヤしてしまう、ハチドリ高柳だったのでした。

だって、やっぱりカッコイイ♪じゃーん。

そして、清水先生はそんな未来の世界の様子を、
わかりやすく本にまとめていらっしゃいます。
『温暖化防止のために〜一科学者からアル・ゴア氏への提言』。
私でも読むことが出来た、本当に噛み砕いた易しい言い回しのご本です。
本屋さんで見つけたら、ぜひ手に取ってみてくださいね!
投稿者: 高柳恭子
もうすぐバレンタインデー。
男性はソワソワ、女性はワクワクするこの日、やっぱりもらってもあげても嬉しいのは、
チョコレートではないでしょうか?
日本ならではのこの習慣、でも、チョコレートって実は、
ちょっぴりビターな現実をはらんでいるんです。
今日はそんなお話をうかがうために、
『チョコレボ実行委員会』の星野智子さんをお迎えしました!


(いつお会いしてもとってもオシャレな星野さん。今日もお帽子が素敵です♪)

人と地球に優しいチョコレートを広めたい、という思いを共有する人たちで構成された、
非営利の団体、『チョコレボ実行委員会』。
チョコが大好きだった星野さんは、その発起人でいらっしゃいます。
でも、ホントはスウィートなはずのチョコ。ビターな現実って?

「実は、チョコレートの原料のカカオのほとんどは、ガーナやコートジボワールなど、
貧しい西アフリカの国から輸入されています。そこでは、14歳以下の子供たちが、
学校にも行けず、カカオがチョコになることすら知らずに、1日中働かされているんです。
中には直接農薬に触れたり、高い木の上で作業させられたり、危険な労働も多く、
しかも近くの国から売られてきている子供たちも大勢います。その数は、推定25万人以上,とも言われています。私たちが普通に買えるチョコレートに、
そのカカオが使われていない、という保障は、実はどこにもないんですね。」

ひどい!そんな現実がまかり通っているなんて、
バレンタインで浮かれている場合じゃないですよね?

「でも大丈夫。最近は、ちゃんとそういう児童就労などがない環境で作られたカカオを、
正規の取引で輸入する、『フェアトレード』のチョコレートが増えてきました。
農薬もあまり使わず、オーガニックな生産方法ですから、身体にも地球にも優しく、
しかもフェアトレード。好きな人にあげるものだから、
そういうものを選んで欲しいですね。」

そして星野さん、たくさんのチョコレートを見せてくださいました!
そのチョコが、これ!


真ん中の下側に見える、毛糸で編んだ唐辛子みたいなのは、ホントに唐辛子入り。
エクアドルの女性たちが手編みで作った、トウガラシ君に入ってます。
そして上の方に見えるのは、私も大好きなおいしいブランド、『ZOTTER』のもの。
私が、フェアトレードのチョコレートが好きなのは、とにかくおいしいからなんです!
普通に食べるものよりもおいしく、しかも世界の裏側の誰かをいじめていないチョコ。
愛する人にチョコレートを送るこの日は、せっかくですからそんなチョコを選んで、
甘―いチョコを食べながら、ちょっぴりそんなマジメなお話をしてみるのも、
いいんじゃないかな。

バレンタインを前に、
一人でも多くの人にフェアトレードのチョコを選んでほしいと願った、
ハチドリ高柳だったのでした。
投稿者: 高柳恭子