ここ1週間ほど、本当に寒さの厳しい毎日が続いていますね。
ついつい暖房の温度を上げてしまいがちですが、やっぱり気になるのはエコの問題。
最近は、日本でも環境のことをちゃんと考えている人が多くなってきましたから、
暖房を使うときにも、なんとなく気が引けてしまう人もいらっしゃるかもしれません。
そんなわけで、今日はエネルギーの問題をお話してくださる方をお迎えしました。
タレントで工学博士でいらっしゃいます、北野大さんです!


(いらっしゃった北野さんは、目が本当に優しいんです。語り口調も穏やかで、とても素敵♪)

テレビなどで大活躍されている北野さん、柔らかな語り口と楽しいパフォーマンスで、
「オモシロイ」というイメージをもっていらっしゃる方も多いと思いますが、
「分析化学」という難しい分野で博士号を取得、専門は環境化学でいらっしゃいます。
そんな北野さんに、エネルギー問題を語るときに必ず出てくる、
「省エネルギー」と「新エネルギー」についてうかがいました。

「まず、新エネルギーって言うのは、最近よく言われている、
石油や石炭などの『化石燃料』に変わる、新しいエネルギーのことなんですね。
風力発電や太陽光発電、バイオマス、原発などもそのひとつです。
要するに、限りある資源である化石燃料から、他のエネルギーに転換していく、
ということですね。
そして省エネルギーというのは、化石燃料を出来るだけ使わないように、
自分のライフスタイルを少しずつ変えていく、ということです。」

なるほど。どちらも化石燃料を使わないようにするのは変わらないですが、
私たちがすぐに出来るのは、省エネの方、と言えそうですよね。
では、どんなことをすればいいのでしょうか?

「やっぱりね、自分がすごく我慢するのはダメですよね。続かないから。
例えば、冬だったら暖房の設定温度をちょっとだけ上げてみる、とか、
使っていない部屋の電気を消す、とか、見てないテレビは切る、とか、
無理がない範囲でやっていくことだと思うんですよね。
つまり、ライフスタンダードは変えずに、ライフスタイルを変える、ってことです。」

うん、うん。そうですよね。無理するのって、やっぱり長続きしないから、
継続するためにも、無理のない範囲で楽しくやるってことが大事だと思います。

そして今度、そんな省エネをがんばっている人たちをより応援するために、
「省エネコンテスト」なるものが開催されるのだそうです。
なんと北野さん、審査委員長をおつとめになるのだとか。
どんなところが、審査のポイントなんですか?

「あのね、やっぱり、なるほどって思わせてほしいですよね。あと、楽しいこと。
例えばね、この間見たところ、『お鍋をやる』っていうアイデアがあったんですよ。
いいですよね。お鍋をやれば、暖房を切っても大丈夫ですよね。加湿器もいらない。
家族がひとつの部屋に集まるから、他の部屋の電気は切れる。団欒も出来る。
一石なんちょうにもなるんですね。そういう、楽しいアイデアが欲しいですねー。」

そっか!お鍋って省エネだったんだ!!
確かに、楽しいしおいしいし、エコにもなるし、ホントに素敵!
冬の間は、もっともっとお鍋を楽しんだら、そのままエコにつながるんですねー。

そんなアイデアを持っている方は、コンテストに応募してみたらいかがでしょう?
楽しく実践するエコ、いろんなアイデアが集まるといいですね♪

http://www.eccj.or.jp/contest08/index.html