今日のスタジオにお迎えしたのは、俳優の鶴見唇吾さん!
見てましたよ、「翔んだカップル」!!(年がバレちゃう。)
お目にかかると、あの頃と全く変わらないさわやかさ。
ゆったりとした語り口と、そこはかとなく漂う品の良い空気。
お育ちのよろしい感じがちっともイヤミじゃない、とても素敵な男性でした。


そんな鶴見さん、そのさわやかさとは裏はらに、とてもアクティブなんだそうです。
その証明が、今度の5月に鶴見さんが参加される『佐渡ロングライド210』。
これ、佐渡島を一周する、210キロのロングラン・自転車レースなんです!
ま、レースといっても、順位を競うわけではありません。
12時間という制限時間の中で、とにかく完走すればOK。
でも、210キロって、想像をはるかに超えた距離ですよねぇ。。。
そううかがうと、「そうですね。東京からだと、熱海の往復くらいが210キロかな。」と、
鶴見さんはあっさりとおっしゃいました。
えーーっ?東京−熱海間の往復を、12時間で、自転車で走っちゃうのーっ??
もう、びっくりしすぎて質問がトンじゃいました。
でもこの大会、去年は80歳を超えた方も参加され、完走されたのだとか!
すごい。人間って、がんばればホントに何でも出来るのかも!
ものすごく、勇気をいただいてしまいました。


さて、そんなレースに参加される鶴見さん、他にも、
サーフィンやダイビング、シーカヤックにスキーと、色々なスポーツを経験されています。
でも、よく見ると、どれもみんな自然の中でやるスポーツ。
グランドでサッカー、とか、体育館でバスケ、とかではないようです。
「どうしてですか?」とうかがったら、意外な過去を話してくださいました。
渋谷生まれの青山育ち、という、究極のCity Boyの鶴見さん、ご両親から進められ、
小さい頃にカブスカウトやボーイスカウトに参加されていたのだそうです。
マッチしかないところで、木の枝を組んで火をちゃんとおこし、飯盒でご飯を炊く、とか、
山の中で「サバイバルナイト」のような経験をする、とか、幼い頃からの自然体験が、
その後の「アウトドア好き」につながったようです。


でも、実はお好きなのは、「アウトドア」ではなく、「サバイバル」のようです。
「最近の、道具を全部持って、テントでキャンプするアウトドア、とかって、
いまいちちゃんとアウトドアしてる感じがしないんですよ」とおっしゃってました。そして、今イチバンはまっているのが、自転車、というわけです。
自転車の一番の魅力は?とうかがったら、「とにかく自然を感じられるところ」と、
なるほど、なお答え。
街中を走っていても、風のにおいで季節を感じたり、山に登ると下と上で気温が違ったり、
そんな自然を感じられるのが、何よりも楽しいのだそうです。
それにしても、210キロってなー。。。とめげていた私に、
「楽しく走るには、何キロ走ったかがわかるメーターみたいな機械を、
自転車につけるといいですよ」と、アドバイスをくださいました。
そっか。走った距離が目に見えれば、すごく楽しく走れるかも!
210キロはきっと無理だけど、この春から、ちょっと自転車を始めてみようかな、と、
本気で考えてしまった、ハチドリ高柳だったのでした。