なんだか冷たい風が吹いて、冬に逆戻り気味の今日のスタジオにお迎えしたのは、
天然酵母パンのお店「ルヴァン」の代表、甲田幹夫さん!
一見お見かけした感じが芸術家風・・・と思っていたら、(写真、ごらんあれ!)
絵もお描きになる、アーティスティックな一面もお持ち、という多彩な方。
スタジオには、たくさんのパンをお持ちくださいました。(甲田さん、ごちそう様でした!!)

まずはこの「ルヴァン」ってお店の名前は、どういう意味なの?とうかがったら、
フランス語で、ずばり「天然酵母」っていう意味なんだそうです。
私たちが普通に、スーパーなどで買えるパンのほとんどは、イースト菌で膨らませて出来ています。
でもその代わりに、生きている「天然酵母」でパンを作った、
日本での「先駆け」が、この甲田さん、というわけ。
この「天然酵母」とは、いわゆる、麹菌とか納豆菌とかと同じように、
空中に飛散している、「菌」の一種。
もちろん生きていますし、脈々と受け継いで、育てていく必要があります。
それは、湿気や気温などに左右されたりする、とても繊細で手間のかかるお仕事。
そして、天然酵母で焼いたパンというのは、実はおしょうゆやお味噌と同じような、
発酵食品の一種なのだそうです!
これにはハチドリ高柳、びっくりしてしまいました。
パンって、クッキーやケーキのように、「焼き菓子」の一種だと思っていましたから・・・。
パンって、奥が深い!とうなってしまいました。実はそもそも、朝は常にパン、というおうちで育ったハチドリ高柳、
パンがなければ生きていけないほど、パンが大好き♪
しかも、若干しっかりキメが詰まっていて、ちょっぴり重いくらいのパンが好き。
だけど、ドイツのパンみたいなのは、ちょっと酸味が強すぎるなー、なんて、
かなりのわがままです。
だけど、今日甲田さんに持ってきていただいた「ルヴァン」のパンは、
もう私の好みにジャスト・ミート!!
特に、ちょっと酸味が強い干しブドウと胡桃が入ったパンは、
噛みごたえがしっかりあるのに堅すぎず、酸味はあるのに強すぎず、
パリパリした皮が香ばしく、本当に本当においしかった!
番組の間中、食べ続けてしまいました。


でも、このパン、他のところのパンより、だいぶモッチリ感が強いような・・・?
そううかがうと甲田さん、「それはね、国産の小麦粉を使ってるからですよ」とニッコリ。
小麦粉って、乾燥した地域で育つとさらさらと、湿気の多い地域で育つとモッチリと、
ちゃんとその地域の特性を備えた形で生育するのだそうです。
だから日本で育った小麦粉でパンを焼くと、「ルヴァン」のパンのように、
モッチリした生地になるのだとか。
これがまた、おいし〜い!!
国産ってスゴイ、って、改めて感動してしまいました。でも最後に甲田さん、「国産の小麦粉を作ってくれる農家を守りたいんですけど、
それには、お客様がそれを選んで買ってくれなければ、守れないんです」とおっしゃっていました。
そうなんです。
輸送に多くの石油がかかり、CO2をたくさん排出する外国産の食べ物を、
私たち国民が買ってしまっている限り、国産の農作物をがんばって作ってくれている農家は、
苦戦を強いられてしまいます。
だから、私たち国民が正しい目を持ち、そういったものを選んでいくことが何よりも重要!
そして、それは私たちが一番簡単に出来る、とってもアースコンシャスなアクションなのです!!
おまけに一番いいのは、そういう国産のものって、やっぱりおいしい!!!
これが一番重要ですよね。
アナタも、まずは国産のものを探して、食べてみてください。
そしたら、きっとその違いがわかって、やめられなくなっちゃいますよ♪
ハチドリ高柳は、まずは「ルヴァン」のパンから始めます!!
だって、本当においしいんですもの♪
スペイン坂スタジオから歩けるところに「ルヴァン」があることを幸せに思った、
ハチドリ高柳だったのでした。
ちなみに、「ルヴァン」は調布、富ヶ谷、長野の上田に店舗があります。
お近くの方は、ぜひ一度、お出かけになってみてくださいね♪