びっくりするくらい大きな半月が、ぽっかり空に浮かんでいた今日のスタジオにお迎えしたのは、
自然写真家の高砂淳二さん!!
海の中の、青い青い写真から、イルカの大群などの生き物たち、そして風景まで、
文字通り、「地球がフィールド!」という写真を撮っていらっしゃるフォトグラファーです。
私は、実はむかーしの番組でもご一緒したことがあり、
もう何年も、お仕事をさせていただいています。
いつお目にかかっても、とても優しくてあったかくて、癒されてしまう方です♪

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(何かポーズを!とお願いしたら、ハングルースでカッコよく決めてくれました♪さすがハワイ好き!)高砂さんの写真は、自然を見事に切り取ったものが多いなぁ、というのが印象でしたが、
中でも素晴らしいのが、ハワイの自然を撮ったもの。
そしてその中でも特に私が大好きなのが、『Night Rainbow』という、
夜の虹を集めた写真集♪
夜に、虹が出ることすら知らなかった私に、衝撃を与えてくれたのです。
(ちなみに、写真で堀内編集長と私が持っているのは、
その『Night Rainbow』に『ハワイの50の宝物』。私の私物の写真集です♪)ハワイなどの中でも、人工の光の少ないところで、月が明るいところで、
雨が降ったところで、という、いくつもの条件をクリアしないと現れない、夜の虹。
一部では、『Moonbow(ムーンボー)』とも呼ばれています。
ハワイでは、このMoonbowは幸せの象徴といわれていて、見た人は祝福を約束されるのだとか。
そんな虹を、写真集が出来るほど見ちゃった高砂さんが、本当にうらやましい!
編集長ともども、よだれがたれそうな視線を向けてしまったのでした。
そんな高砂さん、最近沖縄の久米島にいらしたそうです。
以前は、「クマノミ城」といって、畳2畳分、高さ1.5mくらいの岩に、
びっしりと珊瑚がついて、そこに山のようにクマノミ(いわゆるニモ!)がいたそうなのですが、
この間行った時には、その「クマノミ城」が砂にすっぽりと埋まって、
上部30センチくらいしか出ていなくなってしまっていたのだとか!
「そのニモたちは、どうしたんですかね?」という堀内編集長の問いに、
「うーん・・・どこか他のところに移って・・・死んじゃったんじゃないでしょうかね。」と、
高砂さんも複雑な表情。
なんでも、普通夏に何度か訪れる台風によって、海底の砂も攪拌され、
いままではそんなに積もったりすることはなかったのに、
去年は台風の進路が変わってしまったのか、台風が一度も訪れず、
このような事態になってしまったようです。
地上では、海面上昇が問題になっていますが、
海底では、砂面上昇が問題になっているようです。
やっぱり、どこか地球は病気になっている、という認識を新たにしてしまいました。
でも、それもこれも、こうやって実際もぐって見ていらした高砂さんのような方が、
教えてくださるからわかる話ですよね。
また素敵な写真を撮って、それからそういう問題が起こっているところの写真も撮って、
私たちに見せてくださいね!
そして私たちはそれを見て、何が起こっているかしっかり考えたいな、と思った、
ハチドリ高柳でした。