今日スタジオにお越しいただいたお客様は、工学博士で中部大学教授でいらっしゃいます、
武田邦彦さんです!
ご存知でしょうか?
最近、『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』という、ちょっとショッキングなタイトルの本が、
話題になっていることを・・・。
その著者の方でいらっしゃいます。
環境業界にかなりのアンチテーゼを突きつけ、衝撃を与えたその本の著者、ということで、
ハチドリ高柳もお目にかかるのがちょっぴり怖いような、でも楽しみなような・・・。
そして・・・・・!

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(武田先生、とっても良い方なんです!でも、お話は今までの私の環境論を、
全て覆すようなものばかり。あまりのショックに相当へこみました。編集長は嬉しそう。。。)
武田先生の著書には、『リサイクルしてはいけない』『エコロジー幻想』など、
他にも衝撃的なタイトルの本がいっぱい。
まずは恐る恐る、「あの・・・リサイクルしてはいけない、とはどういう・・・?」と聞いてみました。
すると先生、「あのね、ペットボトルなんかをリサイクルしようとすると、
普通のペットボトル3本分の石油がかかっちゃうんですよ。」と、ばっさり。
えっ・・・ハチドリ高柳は、ものすごくがんばってリサイクルしてますが・・・、と思ったら、
「あれはね、よく燃えるんです。燃やしちゃえばいいんですよ。」なんて、衝撃発言!
「だって、燃やしたらダイオキシンが出ますよねっ?」と勢いよく突っ込んでみたんですが、
「だって、ダイオキシンは人間に対して、毒性が低いんですよ。
ダイオキシンで死んだ人って、聞いたことありますか?」と、ケロリ。
ひーーーーーーーえーーーーーーーーっ。。。
今まで私が聞いていた知識って、なんだったんでしょう???
若干ショックすぎて、番組の進行を忘れてしまいました。
そこで編集長は満面の笑み。
「いつも高柳さんに押されてたけど、そういう見方もあるんだねっ!」と、ホントに嬉しそう。
ま、確かにひとつの見方ではありますが、これもちゃんと武田先生が分析した、
科学的なデータに基づいているものなので、それもひとつの事象として、
冷静に受け止める必要はあるんですよね。
物事は、両面から見なければいけない、ということを、身にしみて感じた気がします。。。でも、武田先生は、決して「だからリサイクルする必要はない!」と、
おっしゃっているわけではありません。
「結局ね、人がモノに執着しすぎているから悪いんですよ。
愛する人と一緒に飲む1杯のコーヒーに2時間を使ったら、
その間はモノのことなんか考えないですよね。
そういう精神的に満足する時間がないから、物欲の塊になったり、
モノばっかりほしがったりするんです。
ペットボトルだって、飲むたびにわざわざ買わなくたって、
同じボトルを水筒だと思って、何度も使えば良い。
そうすれば、捨てる必要もリサイクルする必要もなくなるんです。」と。なるほどねー。
先生の教えの根本のところには、『愛』があったんですね。
そう思うと、急に武田先生のお書きになった本が読みたくなってきました!
『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』。
どうしてなのか?ここらで一度読んでみて、勉強したいと思います!
先日のピーター・バラカンさんもおっしゃってたもの。
「報道は、片側からだけしたのではいけない。
必ず、両サイドから精査してみなくては。」って。
その第一歩として、ハチドリ高柳、勉強します!!