今日スタジオにお迎えしたのは、月探査の第一人者、寺薗淳也さん!
まさに「学者肌」という言葉がふさわしいいでたちの方でしたが、
語り口調はとても優しくて、難しいお話をとてもわかりやすく説明してくださいました。


(オンエアは、9月25日の中秋の名月。キレイにお月様が見えて、ぴったりの放送でした!)

実は、2007年9月14日に、JAXA=宇宙航空研究開発機構が、
月周回衛星『かぐや(=SELENE)』を打ち上げました。
寺薗さんは、その打ち上げにも立ち会った方。
この「かぐや」って、そもそも何をしにいったんですか?という素朴な質問に、
笑顔で答えてくださいました。
「この『かぐや』は、NASAのアポロ計画以降、最大の月探査計画と言われています。
ま、要するに、月に関するありとあらゆるデータをとって、これまで解明できなかった謎を、
解明しよう、ということなんですが、なんと99%がこの『かぐや』によって明らかにされる、
と言われているんですよ。」

えーっ!それじゃあ、もうすぐ月に関する情報がかなりな勢いでつまびらかになるんですか?
そしたら、月にも住めるかも♪なんて冗談で口にしたハチドリ高柳に、寺薗さんはひと言。
「はい。もうすぐできるようになります。」

えーっ!即答です〜!!
ホントですか?いつくらい??編集長も鼻息ムンムンです。
「2020年代には・・・。」

えーっ!私たちが生きてるうちじゃないですか!!
もう編集長も私も、大興奮!!
それなら、私たちが月に住むことも、ひょっとしたら夢ではないかも・・・!

でもそう大はしゃぎする私たちに、寺薗さんがひと言。
「でもね、まだやっぱり課題はあるんですよ。
月の地震『月震』は何時間も続きますし、月の1日は、地球で言う28日間なんです。
つまり、昼が14日間、夜が14日間。
と言うことは、14日間は灼熱地獄、14日間は氷雪地獄、ってわけなんですね。
ですから、それをいかに工夫して、人間が住める環境に整えていくかが、
これからの課題ですね。」

・・・そっか。そんなに簡単なことのわけがないですよね。
でも、そのお話を聞いて改めて、私たちが暮らすこの地球が、いかに素晴らしく、
人間や動物や植物が暮らすために適した環境を提供してくれているかを、実感しました。
改めて、地球ってやっぱり『奇跡の惑星』だったんだわ、と、地球に感謝する気持ちになった、
ハチドリ高柳だったのでした。