横山由依さん、住吉美紀
住吉美紀がパーソナリティを務めるTOKYO FMの生ワイド番組「Blue Ocean」。“頑張るプロフェッショナルの女性の素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な女性をゲストに迎えて話を伺うコーナー「Blue Ocean Professional supported by あきゅらいず」。
3月21日(月・祝)のゲストは、女優、タレント、YouTuberとして幅広く活動する横山由依さん。今回の放送では、AKB48時代の活動を振り返り、4月に出演する舞台「三十郎大活劇」(演出:ラサール石井さん、主演:青柳翔さん(劇団EXILE))について語ってくれました。
横山由依さん
アイドルグループ・AKB48の元メンバーであり、2015年12月~2019年3月まで2代目AKB48グループ総監督を務めた横山さん。2021年12月にグループを卒業し、現在は女優、タレント、YouTuberとして幅広く活動しています。
横山由依さん
◆AKB48グループを卒業してから変化したことは?
住吉:春を迎え、今はどんな心境ですか? ちょっと時間を空けないと、環境の変化を実感できなかったり。そろそろ「こういう風に変わるんだ」って感じる頃だと想像しています。
横山:12年間、AKB48グループで活動していたので「どうなるんだろう」と思っていたんですけど、変わらずにお仕事をさせていただいていることが本当に幸せです。
グループで活動していた時期と比べて「時間の余裕ができるかな?」って思っていたんですけど、意外とそうでもなくて(笑)。自分の時間は増えましたが、あらためて丁寧な時間の使い方を意識するようになりました。
住吉:なるほど。横山さんは2代目AKB48グループ総監督を務められていましたが、何十人ぐらいまとめていたんですか?
横山:グループ全体で言うと300人ぐらいいたときがあります。
住吉:わお!
横山:AKB48のみで100人ぐらいですかね。
住吉:総監督の役割は、日々どんなことが求められるのですか?
横山:メンバーやファンの意見を運営の方に伝えたり、ミーティングをしたり、リハーサルでは率先して注意したりしていました。
住吉:100人越えのクラスの学級委員長のようなものを想像しました。
横山:そういう感じですね(笑)。
住吉:実際、振り返ってみると大変でしたか?
横山:大変でした(笑)。もちろんやりがいもありましたし、自分にしかできない経験をさせてもらったのでよかったんですけど、振り返るといっぱいいっぱいでしたし、余裕がなかったかなと(笑)。
住吉:もともと素質があるからの総監督抜擢だったとは思いますけども、女子の100人単位の意見をまとめるって、そうそうできることではないですよ。
横山:私は中学生のときにバスケットボール部員だったんですけども、立候補したもののキャプテンになれなかったので、もともとリーダーに向いていたかどうかっていうのは、ちょっとわからないですね。
でも、AKB48の総監督をやらせてもらって、「人と向き合うこと」はたくさんできたかなと思うんです。ソロになったので「今度は自分としっかり向き合っていかないといけないな」と、最近はすごく思っています。
住吉:(総監督の経験は)絶対に糧になっていますよ。
◆舞台の仕事に興味を持つようになったきっかけ
住吉:横山さんは以前から舞台のお仕事にも力を入れています。とあるミュージカルをきっかけに、舞台のお仕事への情熱が高まったそうですね。
横山:2019年にロケでロンドンに行かせてもらったときに、ミュージカル「マンマ・ミーア!」を観たんです。英語が理解できなかったので、内容ではなく本場の歌、ダンス、パワフルなショーという視点で観たのですが、すごくカッコよかったんです。AKB48でも劇場公演やコンサートといった、生のステージを大事にしてきたのですが、それにプラスして「お芝居や歌を生のステージでやりたいな」と思いました。
住吉:そこから舞台出演の機会を増やしたり、舞台のお仕事に力を入れるようになられたんですね。
横山:そうですね。
横山さんの舞台への情熱が高まった、2019年にロンドンで観たミュージカル「マンマ・ミーア!」
◆激動の映画界を描いた舞台
住吉:そんな横山さんが、4月2日(土)から東京・新国立劇場で始まる舞台「三十郎大活劇」に出演します。主役の紅三十郎は、劇団EXILEのメンバー・青柳翔さん、ヒロイン・おやつ役を横山さんが演じます。演出はラサール石井さんなんですね。どんな作品なんでしょうか?
横山:第二次世界大戦が起こる直前の戦前が舞台です。大部屋役者から一夜にしてスターに駆けあがる紅三十郎をめぐって、周りの人々、友情、恋愛を描いた作品です。戦争が始まっていくなかで(規制で)描けない表現や、「お国のために」というセリフが増えていく“激動の映画界”を描いています。
住吉:なるほど。今まで戦前は遠い存在のように感じていたのですが、現在のウクライナの状況を知って、ちょっとしたことで共感したり「私たちだったらどうする?」と想像したりするようになりましたよね。
横山:そうですね。
住吉:そんななかでの「三十郎大活劇」の公演、いろんなことを想像しながらお稽古されているんだろうなと感じました。お稽古の手ごたえはいかがですか? 公演まであと10日ちょっとですが。
横山:ヤバいです(笑)! あっという間に時間が流れるなって感じますけども、今回は大人計画の近藤公園さんや那須佐代子さんといった、ベテランの役者さんがたくさん出演されています。そんな素敵な先輩の役者さんのお芝居を稽古場で見ていますし、アドバイスをいただいたりもしています。私は温泉芸者役なんですけども、今までの自分とは違う、チャキチャキしたような役なので、稽古で極めていけたらなと思います。
住吉:今まで周りにいた方たちとは違うタイプの方々に囲まれる環境ですと、きっといろんなことを吸収できると思いますし、この1年でまた大きく変化されるのではないでしょうか。
横山:そうですね。本当に楽しいです。
「三十郎大活劇」の東京公演(新国立劇場・中劇場)は、4月2日(土)~4月17日(日)まで開催。大阪公演(COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール)は4月23日(土)、4月24日(日)の2日間。詳しくは「三十郎大活劇」の
公式サイトをご確認ください。
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聴取期限 2022年3月29日(火)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:
https://www.tfm.co.jp/bo/aky/