子供たちの夏休みも折り返しですが、
まだ読書感想文に手を付けていないというお子さん、
そしてその姿をハラハラ見守る親御さん、
きっと多いことでしょう。
そこできょうは防災士でもある
TOKYO FM アナウンサーの古賀涼子がお勧めする
ある図書館をご紹介します。

子供向けのものから
市販されていない専門性が高いものまで、
いま、災害や防災の本は沢山ありますね。
実は、そんな本だけがぎゅっと集められた
専門の図書館があるんです!
その名もずばり『防災専門図書館』。
国会議事堂の近く、
千代田区平河町にある日本都市センター会館の8階に
「ひっそり」存在しています。
・・・と言うのも、建物自体はとても大きいんですが、
図書館がある8階まで上がるエレベーターは
一番奥まったところにあって、
閲覧スペースには6人も座ったらいっぱいになる机が
2つしかありません。
・・・と聞くと、行く意味あるかな?と
感じるかもしれませんが、この図書館、凄いんです!

まず蔵書の数ですが、災害・防災に関するものだけが15万冊!
しかも、綺麗に色が残る江戸時代のかわら版の原本から、
戦中、終戦直後、そして最近の地震や豪雨に至るまで、
図書館が開館した昭和31年から集められた
あらゆる災害関連の本や資料が揃っています。
そして閲覧スペースが広くないのは、この図書館が基本は閉架式・・・
つまり本のタイトルや中身を司書の方に伝えることによって、
バックヤードから本が出される仕組みだからなんです。

なお、災害に関するものであれば、
漫画や絵本も軒並み網羅されています。
私もよく利用するんですが、
災害について取り上げられている本で
この図書館にないものはない!と感じています。

また、閲覧室では蔵書の一部を
自由に手に取ることもできるほか、
防災グッズの展示、貴重な映像資料も観ることができます。
司書の方が優しく丁寧に相談に乗ってくれるので、
読書感想文や自由研究でテーマ決めに悩んでいる方にも
ぴったりです!
開館は平日の9時から17時まで。
夏休みだからこそ行ける図書館でもありますね。
本当にお勧めの「防災専門図書館」、
ぜひ親子で一度、訪れてみて下さい!
https://www.city-net.or.jp/library/library-guidance


音声ファイルはこちら