この週末に大掃除をする方もいることでしょう。
せっかくなので、大掃除と一緒に地震対策もしませんか?
今回は、家具の正しい固定と配置方法をご紹介します。

国民生活センターが、全国20代から60代の男女1万人に
アンケート調査したところ、
「地震が来たら危険だと思う家具や家電があるが、
 固定していない」
という人が、全体の5割近くにも上りました。
理由で一番多かったのが「面倒だから」。
・・・もしかすると、あなたも同じ状況かもしれません。

ちなみに、国民生活センターが行ったテストでは、
こんな結果が出ています。
固定していない食器棚は震度6弱相当の揺れで倒れますが、
突っ張り棒で固定すると震度7相当でも倒れませんでした。
また、固定していない冷蔵庫は6強で
前に大きく移動しましたが、突っ張り棒で固定すると、
同じ揺れでも動かなかったんです。
突っ張り棒、本当に効果的ですね!
ただ、震度7だと冷蔵庫は
突っ張り棒が外れてしまったということで、
重い家電はやはり壁や床に金具などで固定することが
重要だとも分かりました。

では、家具の地震対策のポイントです!

まずは、配置を見直すところから始めましょう。
長い時間を過ごす寝室や、外に逃げるための玄関などには、
倒れそうな家具は置かないようにします。
もし寝室に背の高い家具をどうしても置く場合は、
出入り口をふさがず、
かつ寝ているところに倒れて来ないよう、
家具の脇にベッドを配置するといいでしょう。
<配置のポイント 詳細はこちら>
http://www.fdma.go.jp/html/life/kagu7.html 

そして、何と言っても『家具の固定』。
賃貸マンションなどで壁に穴があけられず
突っ張り棒を使う時は、効果を高めるコツがあります!
家具の天板の手前ではなく、なるべく壁に近い奥側に
左右1本ずつ取り付けて下さい。
こうすることで、より倒れにくくなります。
<固定のポイント 詳細はこちら>
http://www.fdma.go.jp/html/life/kagu14.html#kotei_hoka

L字型金具や突っ張り棒は、ものにもよりますが、
千円前後から購入できます。
穴を開けないタイプの固定金具も新しく登場しているので、
自分の生活に合わせて選んでくださいね。

1年に一度、大掃除と一緒に家の地震対策を見直す。
『わが家の新しい恒例行事』にしてはいかがでしょうか?

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