1月17日で阪神淡路大震災の発生から24年。
この地震は、明け方の午前5時46分に発生しました。
また、去年9月の北海道胆振東部地震が起きたのは、
午前3時7分。
地震は夜から明け方にかけて起きることを
想定するのも大切です。
そこで今回は、夜の地震や消火を体験できる
「防災館の夜のツアー」をご紹介しましょう。

東京の池袋消防署にある防災館では、
去年4月から、金曜日の夜に無料のツアーが始まりました。
災害体験は通常、明るい所で行われるものですが、
このツアーでは、地震や消火、煙の体験が
全て暗闇の中で行われます。

まずは、地震そのものの揺れの体験。
マットレスの上で横になっていると
震度6や7の揺れが襲ってきて、
暗闇の中での揺れをリアルに体感できます。
体験した後には、寝ている時の揺れからの身の守り方を
教えてもらえます。
揺れたら、ダンゴムシのように小さく丸まって、
『頭を枕や掛け布団で守る』ことが大切とのこと。
夜の地震に備えて、
枕元に懐中電灯などのライトを『家族の人数分』
用意しておくことも大事だと言うことでした。

次に消火体験では、真っ暗な部屋で
突然、火災報知機が鳴った後、
消火器を使って、火を消す訓練をします。
また煙の体験では、煙が充満する通路を
誘導灯をたよりに煙を吸い込まないよう、
姿勢を低くして避難していきます。

この体験ツアーは、所要時間が1時間40分ほどで、
毎週金曜日の午後5時と7時の回があります。
池袋防災館に事前に電話して予約すれば無料で体験できて、
予約の空き状況はホームページで確認することも出来ます。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-ikbskan/
金曜の夜であれば、仕事帰りに体験することも可能ですね。

今年は、年明けに、熊本で震度6弱の地震が起きました。
どこで、いつ起きるか分からない地震への備えを、
今年も、一緒に進めていきましょう!


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