ひとりが犠牲となった草津白根山の噴火から、
1月23日で1年が経ちました。
草津温泉などの周辺観光地はこの1年
大きなダメージを受けましたが、
いまは賑わいが戻りつつあるとのことです。
一方で、火山列島の日本・・・
2019年1月26日現在、
警報レベルの火山は7つもあります!
そこで今回は改めて、
火山にまつわる情報の種類をお伝えします。

気象庁は火山の被害を少しでも減らすため、
全国111の活火山について5段階の警戒情報を発表していて、
これを「噴火警戒レベル」と言います。

このうち、草津白根山や、
福島と山形の県境の吾妻山などは現在、
レベル2の「火口周辺規制」。
また、鹿児島県の桜島と口永良部島は現在、
レベル3の「入山規制」。
つまり、山に入ることが規制されます。
そして、このレベル2と3は「警報」にあたります。

一方、レベル4の「避難準備」とレベル5の「避難」は
人が住んでいる地域に直接関係してくるもので、
2015年5月の口永良部島噴火の時に
初めて発表されました。
この4と5は、「特別警報」として扱われます。

でも、火山なんて自分には関係ない、登山しないし・・・
と思う方もいるかもしれませんが、
それではスキーや温泉、観光はどうでしょうか?
気象庁が噴火警戒レベルを発表する
活火山111のすぐそばには、
箱根と言った身近な温泉から、
蔵王や那須と言ったゲレンデ、
もちろん富士山も含まれていて、
実は決して他人ごとではないんです。

そこでお勧めなのが、
噴火した山の周辺の人ピンポイントで気象庁から発表される
「噴火速報」に対応したアプリをスマホに入れておくこと。
『Yahoo!防災速報』や
日本気象協会の『噴火速報アラート』では、
位置情報も利用しながら、
自分のいる場所に噴火の危機が迫った時、
警報音やポップアップで教えてくれます。

意識しないまま
山に行くことも多いこの季節だからこそ、
火山への対策、是非して下さいね。

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