東京都は今年度から来年度にかけて、
防災リーダーとなるような人材の研修会に参加した人に
【風呂敷】を配っています。
およそ1m×1mとかなり大きくて、鮮やかな黄緑。
水を弾く加工されていて、
風呂敷の四隅を結んで袋型にすれば、
バケツ1杯分の水を運ぶこともできるんです!
また、避難の途中に突然雨が降って来ても、
被ることで雨をしのげます。

このように、風呂敷は使い方次第で
災害の時にとても役に立ちます。
そこで今回は、風呂敷を使った防災術をご紹介します!

まずは、水や食べ物を受け取った時、
まとめて運ぶのに役立つ【風呂敷バッグ】の作り方です。

一番簡単なのは、手提げ袋型。
風呂敷を広げたら、
隣り合う両端をそれぞれ、固く結びます。
こうすると、風呂敷全体で2つの結び目ができますね。
その2つの結び目、輪っかになった部分に手を通せば、
あっという間にバッグの完成です!

もし、中にいれた荷物が動いて困る場合は、
すいか包みと呼ばれる結び方がお勧めです。
広げた風呂敷のとなり合う両端を結んだら、
手前の結び目を奥の結び目の輪っかに通して持ちあげます。
こうすると、中の荷物がぎゅっと固定されて、
肩にかけて運ぶのも楽になりますよ。

このほか、授乳ケープとして使いたい時は
マントのように首に結んで、布地を前に回すだけ。
また、がれきの撤去や片づけを行なう時に
ほこりをよけられる頭巾とマスクが一体化したものも、
風呂敷を結ぶだけで簡単に作れます。

動画は こちら からご確認ください。

バッグの中に、大きめで軽く、
できれば撥水加工されている風呂敷を1枚いれておけば、
災害の時、必ずあなたの助けになってくれます。
マイ風呂敷、選ぶ時は是非
災害の時に目立つよう、
明るい色のものを選んでくださいね!


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