来週月曜日3月11日で、東日本大震災の発生から丸8年。
この震災をはじめ、
平成と言う時代には本当に沢山の災害が発生しました。
そんな30年間に起きた災害を振り返る企画展
「平成の災害と赤十字」がいま、
芝大門にある日本赤十字社で開催されています。
今回はこちらをご紹介しましょう。



この企画展では、パネルと写真の展示に加えて、
赤十字が被災地での救護活動で使った物を見ることもできます。



まずパネルの展示では、平成元年から1年ずつ、
その年の世界のニュースと、
日本で起きた主な災害がまとめられています。
あらためて、こんなに沢山の災害が起きたのかと驚きます。
写真展示では、阪神淡路大震災で炎に包まれる街や
東日本大震災の津波被害、去年の西日本豪雨など
息を飲む姿が切り取られているほか、
被災地で活動する人々の様子も多く展示されています。
また、平成3年の雲仙普賢岳噴火以降の災害を
記録映像で見ることもできます。

さらにこの企画展は、実際に触れることができるのも特徴です。
例えば、阪神大震災で使われた物と同じ炊き出しの釜や
熊本地震の避難所で配られた
エコノミークラス症候群を予防する
ストッキングを手に取ることもできますし、
去年の北海道胆振東部地震の避難所で使われた
段ボールベットの寝心地を体験することもできます。



「平成の災害と赤十字」の企画展は入場無料、
3月いっぱいの平日9時30分〜夕方5時まで
芝大門にある日本赤十字社の本社1階で開催中です。

平成を災害という視点で振り返ると、
次の時代に備えるべき課題が見えます。
一方で、残したい・伝えたいものも見えるはずです。
あなたの備えに是非、つなげて下さい。

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