この3月11日で東日本大震災から丸8年が経ち、
被災地の復興の様子など、
様々なニュースが入ってきました。
こうした機会に改めて、防災の備えを進めていきたいものです。
都民の方は自宅や会社に、黄色い表紙の本「東京防災」が
2015年9月1日に配布されました。
でも、きちんと目を通していない方もいるはず。
そこで今朝は「東京防災」をもとに、
大地震が起きた時のシミュレーションをおさらいします。

まず、地震が発生した瞬間の行動ですが、
大地震が起きると、どうしても身体がこわばって、
頭も真っ白になります。
そこで、地震の時に取るべき行動を普段からイメージするために、
地震が起きた時にいる場所ごと、
どう行動したらいいのかをお伝えしましょう。

まず、「自宅にいる場合」はすぐに、
物が落ちてこない、倒れてこない、移動してこない場所に
身を隠して下さい。
テーブルがあれば、その下に隠れて自分の身を守りましょう。
「オフィスにいる場合」も、自宅と同じように、
テーブルやデスクの下に隠れて下さい。

「外にいる場合」は、
隠れる場所がないことがあると思います。
そんな時は、かがんで小さく丸まって、
頭をカバンなどで守って下さい。
たくさんの人がいる繁華街で、いちばん怖いのは、
地震で多くの人がパニックになることです。
まずは、自分自身が慌てず、落ち着くことを、心がけましょう。

次に、「駅のホームや、電車の中にいる場合」。
ホームにいる時は、落下物から身を守って、
ホームから転落しないよう、近くの柱に移動して下さい。
電車に乗っている時は、電車が強い揺れで緊急停車しますので、
手すりやつり革につかまり、足を踏ん張って、
倒れないようにしましょう。

最後に、「車を運転していた場合」。
地震が起きたら、ハザードランプを点灯して、少しずつ速度を落とし、
車を道路の左側に寄せます。
もし、高速道路の橋の部分や
トンネルをもう少しで抜けられそうな場合は
走り抜けると言う判断も重要になってきます。
安全そうな場所でしたら、その場でエンジンを止めて
ラジオで情報収集しながら、様子を見て下さい。

このように、どんな所で地震が起きても、
自分の身を守ることができるよう、
普段からイメージしておくことが大切になります。
「東京防災」、この機会に改めて見てくださいね。
持っていない方は、東京都のホームページで見たり、
電子書籍でも読むことができます。

http://www.bousai.metro.tokyo.jp/1002147/


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