災害が起きて停電した時でも
『公衆電話』は使うことができるって、ご存知でしたか?
実は、電話回線から電力が供給されているため、
停電した時でも硬貨を入れると
普段通り電話をかけられるんです。
甚大な被害の時には通話無料となるケースもあります。
また、災害時には避難所などに
「災害時用公衆電話」と言うものが設置されて、
無料で使うことが出来ます。
公衆電話は災害が起きてスマホや携帯、
ネットが使えなくなった時、
連絡を取るための貴重な通信手段となります。

でも、家や職場の近くで公衆電話がどこにあるか・・・
このスマホ時代、よほど意識しないと気が付かないのも現実です。
公衆電話の設置台数が最も多かったのは1985年度で
その数およそ93万台だったんですが、
2017年度は16万台にまで減ってしまいました。

そこで改めて確認しておきたい、公衆電話の場所。
市街地ではおおむね500メートルから1キロ四方に
1台は設置されています。
NTT東日本のHPで、
地図上で見ることも出来ます。

住所だけでなく、駅から探すこともできて、
屋内にあるか屋外にあるか、
終日利用できるかそうでないかも分かるようになっています。
いざという時のためにぜひ一度、確認しておいて下さい。

なお、NTT東日本が先日、
北海道胆振東部地震の被災者400人を対象に、
「電話やメール、ネットやSNS以外で思い浮かぶ連絡手段」
を聞いた所、「思い浮かばない」と答えた人が6割を超え、
「公衆電話」と答えたのはたったの1割でした。

また、全国の小学生の子供の保護者40人を対象に
アンケート調査をしたところ、
公衆電話を使ったことがない小学生はなんと8割!
そもそも公衆電話の存在を知らない子どもも3割に上りました。

存在感がなくなりつつある公衆電話ですが、
災害時にはとても頼もしい存在です。
お子さんと一緒に、場所と使い方を確認して下さいね。
公衆電話用の硬貨をいつも取り分けておくこともお忘れなく!

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