4月からの新生活がスタートして、
ようやく一息ついている方もいると思いますが、
思わぬ大雨がふったり、季節外れの寒さだったりと
気候の変化が激しいですよね。
もうすぐ長い連休で、家族と過ごす時間も増える中、
災害時どうするとあらためて考えてもいいのではないでしょうか。
そこで今回は、家族みんなで改めて確認しておきたい
ハザードマップについてご紹介します。

ハザードマップとは、
ある災害に対してどれくらいの被害が想定されるかを
地図上に色分けなどで落とし込んだもので、
各自治体が出していて、種類もいくつかあります。

まずは、洪水ハザードマップ。
その地域で大雨などが降って洪水が発生した場合、
最大どれくらい水に浸かってしまうかを示したものです。
西日本豪雨で大きな被害が出た岡山県倉敷市真備町では
事前に倉敷市が発表していたハザードマップの浸水想定と
実際の被害がほぼ一致していました。

続いて、津波ハザードマップ。
こちらを確認すると、
実は自分が避難所だと思っていた場所が標高が低く、
津波避難では不適切だと分かることもあります。
災害の種類によって、避難場所も変えなくてはいけないんです。

そして、土砂災害ハザードマップ。
土砂崩れなどが起きたら、どの辺りまで被害が及ぶか分かります。
崖や山がすぐそばになくても、実は危険なケースもあります!

このほかにも、自治体の土地の特性によって
火災のハザードマップや、高潮のハザードマップなどもあります。

ただ、ハザードマップは自治体それぞれが出しているので
より広い範囲を確認しようとすると、
あちこちの自治体のHPを見なくてはいけません。
そこでお勧めするのが、
国土交通省の『ハザードマップポータルサイト』です。

https://disaportal.gsi.go.jp/

ここに行けば、日本中のハザードマップを丸ごと見られるほか、
いろいろな種類のハザードマップを地図上で重ねることもできるんです。
新生活スタートのこの時期だからこそ、
ぜひ一度、あなたの生活する場所のハザードマップを
確認して下さいね!



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