2019年05月04日
08:55 みどりの日、なぜ明治神宮の森が防災に強いのか
きょう5月4日は『みどりの日』。
自然に親しむとともに、その恩恵に感謝し、
豊かな心をはぐくむ日とされています。
東京都心も実はとても緑が多いですよね。
中でも、森と呼べるほど豊かなのが、明治神宮です。
そしてこの明治神宮の森、
『防災に強い』と言われていることをご存知でしょうか?
明治神宮の森はおよそ100年前、
人の手によって作られました。
木の高さが異なる4つの層
=「高木層」「亜高木層」「低木層」「草本層」になっていることが
防災に強い上で重要だと言うことなんですが・・・
どう言うことなのでしょうか?
明治神宮の森を研究している
西野文貴(にしの・ふみたか)さんに伺いました。
一番高い樹は20〜25mの「高木層」と「亜高木層」
その下、3mくらいの縁の下の力持ちの「低木層」
そして「草本層」と言う、
森林構造がきちんと出来た森になっています。
これがなぜ防災に強いかと言うと、
一番重要なのは地面の中にあります。
東日本大震災の時に残った木々は
直根性、深根性といって
根がとても深く、また地面に真っすぐ根を下ろしていて、
それが津波からも耐え抜きました。
4層構造の明治神宮の森も
色んな木々の根が深く根付いていて、
ちょっとした地震や火災から守ってくれるため、
防災に強い森と言えます。
明治神宮の森の中には『タブの木』もあります。
「タブの木一本、消防車1台」と言われるくらい
水分を多く含んでいるので、
この都市域で火災が発生した場合、守ってくれるんです。
明治神宮の森が防災に強いポイント・・・
実は【根】にあったんですね!
大きな木は根が土の中に深く入り、
低い木は横に広く入るそうです。
揺れにも、火災にも、そして津波にも強い鎮守の森。
防災と言う観点からも、未来に大切に残していきたいですね。
音声ファイルはこちら
自然に親しむとともに、その恩恵に感謝し、
豊かな心をはぐくむ日とされています。
東京都心も実はとても緑が多いですよね。
中でも、森と呼べるほど豊かなのが、明治神宮です。
そしてこの明治神宮の森、
『防災に強い』と言われていることをご存知でしょうか?
明治神宮の森はおよそ100年前、
人の手によって作られました。
木の高さが異なる4つの層
=「高木層」「亜高木層」「低木層」「草本層」になっていることが
防災に強い上で重要だと言うことなんですが・・・
どう言うことなのでしょうか?
明治神宮の森を研究している
西野文貴(にしの・ふみたか)さんに伺いました。
一番高い樹は20〜25mの「高木層」と「亜高木層」
その下、3mくらいの縁の下の力持ちの「低木層」
そして「草本層」と言う、
森林構造がきちんと出来た森になっています。
これがなぜ防災に強いかと言うと、
一番重要なのは地面の中にあります。
東日本大震災の時に残った木々は
直根性、深根性といって
根がとても深く、また地面に真っすぐ根を下ろしていて、
それが津波からも耐え抜きました。
4層構造の明治神宮の森も
色んな木々の根が深く根付いていて、
ちょっとした地震や火災から守ってくれるため、
防災に強い森と言えます。
明治神宮の森の中には『タブの木』もあります。
「タブの木一本、消防車1台」と言われるくらい
水分を多く含んでいるので、
この都市域で火災が発生した場合、守ってくれるんです。
明治神宮の森が防災に強いポイント・・・
実は【根】にあったんですね!
大きな木は根が土の中に深く入り、
低い木は横に広く入るそうです。
揺れにも、火災にも、そして津波にも強い鎮守の森。
防災と言う観点からも、未来に大切に残していきたいですね。
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