今週、沖縄県が梅雨入りしましたが、
与那国島では50年に一度の豪雨が発生して、
住宅の浸水被害も出ました。
これから全国的に梅雨入りしていくとともに、
最近は異常気象も多発しているので、
雨の災害には一層の警戒が必要です。

そんな中、実はいまあなたのスマホに
河川の洪水や氾濫についての緊急情報が
『自動で』届くようになっていることを
ご存知でしょうか?
国土交通省からの情報が
画面にポップアップされるもので、
事前の登録なども必要ありません!

国が管理する河川
=いわゆる一級河川は全国で109水系あります。
例えば東京で言うと、荒川水系や多摩川水系など。
そんな一級河川で「氾濫のおそれがある」
または「氾濫した」という場合、
そのエリアにいる人のスマホや携帯に、
自動で3パターンの通知が届きます。

1つめは「危険な状態」のとき。
具体的には、川の水かさが「氾濫危険水位」に達して
避難勧告が出されるタイミングです。

2つめは「発生した」ときで、
川の水が堤防を越えて、避難指示が出るタイミング。

3つめが、堤防が壊れて水が大量にあふれ出たとき。
これは一刻を争う事態です。

では、スマホなどでこれらの緊急情報を受け取った時、
どうすればいいのか?
まずは、防災無線やテレビ、ラジオなどで
自治体から出されている
避難勧告や避難指示の情報を確認して、
『どこに』『どのように』避難すべきかを判断して下さい。

家族で避難場所を決めている方も多いかもしれませんが、
地震での避難場所は水没してしまう可能性があります。
一級河川の氾濫・決壊では広いエリアが浸水するので
隣りの区や市、県に避難しなくてはいけないことも。
雨の災害での避難はどこが適切なのか、
各自治体が出しているハザードマップを
家族みんなで事前に確認しておいてくださいね。
国土交通省が運営している「川の防災情報」サイトでも
どこに避難すべきなのかなど、詳しくチェックできます。

大雨が降って調べるのでは遅い、豪雨からの身の守り方。
梅雨入りする前の今だからこそ、
きちんと確認しておきましょう!



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