このところ、大気の状態が不安定で
急な強い雨に外出先で足止めされてしまうことも。
そして、各地で竜巻注意情報も出されました。
この時期、突然の雨や雷に加えて、気を付けなくてはいけない
「竜巻」について、今朝は身の守り方を確認します。

まずは、竜巻が身近に迫っている時の予兆についてですが、
一番分かりやすいのが、黒くてモクモクした雲が近づいてきた時です。
これは、発達した積乱雲で、
雷の音が聞こえたり、ひやっとした冷たい風が吹いたり、
大粒の雨やヒョウが降ったりします。

また、竜巻に遭遇した人からはこんな声もあがっています。

 ◇ 雲の底から地上に伸びる漏斗のような形の雲を見た
 ◇ 飛散物が筒状に舞い上がるのを見た
 ◇ ゴーといういつもと違う音がした
 ◇ 気圧の変化で耳に異常を感じた

・・・このような場合は、危険が迫っています。
竜巻は1秒間に25mも移動した例があるので、
すぐに身を守る行動を取りましょう!

まず屋外にいる場合ですが、頑丈な建物の中に避難します。
もし中に入れない場合は、頑丈な建物の物陰に入ってしゃがむなど、
できるだけ身を小さくして下さい。
なお、物置やプレハブは飛ばされる危険があるので避けましょう。
電柱や太い樹も倒れることがあるので、そばから離れます。

では、建物の中にいる場合。
窓やカーテンを閉めたら、窓の近くから離れましょう。
ガラス窓は割れることがあります。
2階建て以上の家の場合は、1階の窓のない部屋に移動して
丈夫な机やテーブルの下に入るなど、
やはり身を小さくして、頭を守ります。
シャッターがついている家や店舗では、シャッターを下ろしましょう。

竜巻は1年間に平均25個程度の発生が確認されています。
決して他人ごとと思わず、身を守る方法を
この機会にしっかりと覚えておいてくださいね。 


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