あす9月1日は「防災の日」ですが、
今週は九州北部を中心に豪雨となり、河川も決壊したことで
大きな被害が出てしまいました。
中でも、車ごと水に流されたり、
一面が水浸しの中、水路と分からず車で落ちたりして
命を落とした方もいらっしゃいます。
そこで今朝は、運転中の豪雨について、
避難のタイミングと気を付けたいことを考えます。

国土交通省のデータなどによると、
車に乗っている時に道路が浸水・冠水した場合、
一般的に水深10〜30cmでブレーキ性能が低下すると言われています。
水がくるぶしを超えたら、まずは車を安全な場所に移動させましょう。
そして水深30cmを超えると、エンジンが停止します。
すぐに車から避難してください。
水深50cmを超えると、車が浮いて水に流されることもあります。
このとき、ドアを開けようと思っても水圧で開かず、
閉じ込められてしまうケースも。

・・・と言うことで、水深30センチで車から避難!
これだけはしっかりと覚えておいてください。

なお、水路だけでなく、
都市部の豪雨で特に怖いのがアンダーパスです。
幹線道路や鉄道などと立体交差し、その下を通る道路のこと。
周りより低いので水が深くたまる恐れがあるんですが、
気が付かずに車で突っ込み、亡くなる事故が相次いでいます。
都内で注意が必要なアンダーパスは、なんと135箇所も!
よく使う道路にアンダーパスがないか、普段から意識しておきましょう。

国土交通省 道路冠水注意箇所マップ

古賀涼子でした。

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