台風15号による被害がとても大きい中、
どうしたら支援できるだろうと考えていらっしゃる方も
多いのではないでしょうか。

物資や募金、ボランティアなど、色々な形がありますが、
実はいま、このタイミングだからこそ、
被災しているエリアに直接行って物を買ったり、
食事をしたりすることが重要になっています。

そのひとつが、農産物を買って支援。

都心からアクアラインを渡って1時間40分ほどの
千葉県南房総市三芳村(みよしむら)に
「裕成園(ゆうせいえん)」という農園があります。
お客さんのほぼすべてがリピーターと言う中、
お客さん自身が被災して買いに来れないなどの理由で、
とても厳しい状況となっていました。
裕成園の2代目、軽込亮(かるこめ・あきら)さんのお話です。

 全部でハウスが10個、ぶどうのハウスは2つで750坪。
 ガラスの屋根が全体で2割ほど割れただけで
 ぶどうは生きているところがありました。
 欲しい人がいたら少しでもお金にしないと生活できないので、
 今まで通りの値段で出すことにしました。
 ほかにもハウスがカーネーションとトマトときんかん。
 マンゴーはやられてしまいました。
 ぶどうは今年、花が咲くのが遅かったので、まだたくさん残っています。
 来てくれないと廃棄処分になってしまいます。
 種なし巨峰とふじみのりは、1000〜2000房残っています。

裕成園のすぐそばにある「道の駅三芳村 鄙の里」の直売所でも、
軽込さんのぶどうや、同じようになんとか被害を免れた農家の
農産物が販売されています。
でも、買う人がいないと、それらは全て廃棄処分となってしまい、
農家にお金も入りません。
経済活動が止まると、復旧・復興も進まないんです。
千葉県の観光協会なども、
この三連休は千葉に遊びに来て欲しいと呼びかけています。
まだ予定を決めていない方はぜひ、千葉へ。
遊びに行くことも、大きな支援です。

なお、「道の駅三芳村 鄙の里」では
美味しい食事も食べられて、素敵なお土産も買うことができます。
高速Wi-Fiも飛んでいて、本当に快適ですよ!

★裕成園 0470−36−2830
※道の駅三芳村 鄙の里から徒歩3分

★道の駅三芳村 鄙の里
https://www.hinanosato.jp/

古賀涼子でした。

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