台風15号による「隠れ停電」もまだ続く一方、
住宅が壊れるなどの被害があまりに多く、
ボランティアの力が重要になっています。
千葉や伊豆諸島で今後、ボランティア活動をしようと
考えている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今朝は、参加する前に必ずしていただきたい、
怪我や事故に備える保険の加入について詳しくご紹介します。

都内などからボランティア団体主催の活動にバスなどで参加する場合、
参加費用に保険料が含まれていることもあります。
また、現地の社会福祉協議会でも申し込みをすることはできますが、
時間と手間を省くためにも、事前に自分で加入しておきましょう。

ボランティアの保険には主に2種類あって、
ひとつが、直接窓口で申し込みをするボランティア保険。
もうひとつが、ネットで申し込めるボランティア活動保険。
保障内容や金額に、それほど大きな差はないとのことです。

まずボランティア保険ですが、
これは全国にある社会福祉協議会で手続きができます。
社会福祉協議会とは、非営利の民間団体で、
全国におよそ2000もあって、運営方針もそれぞれ異なります。
このため、事前に保険料を振り込んだ証明書を
持っていかなくてはならないところや
その場で現金で払えるところなど様々ですし、
窓口が開いている曜日や時間も異なります。
東京都の一覧は、こちら を参考に
行く前に是非、確認してください。
ボランティア保険が適用される条件も細かく載っています。

一方、ボランティア活動保険ですが、
今回の台風で被害を受けた千葉県と東京都、
そして以前の豪雨の被害を受けた岡山県、
福岡県、佐賀県での活動について、
特例としてネットから申し込めるものです。
クレジットカードで保険料を払うと
メールで支払い完了の通知が送られてきて、
それを現地に持っていけば、スムーズに活動に参加できます。

少し複雑なボランティアの保険の仕組みですが、
あなただけでなく、お手伝いする先の方、
被災された方を守るための保険でもあります。
必ず加入して、ボランティア活動を行ってくださいね。
古賀涼子でした。

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