2020年最初の放送ということで今回は、
「いまさら人に聞けないけど、必ず覚えておくべき災害関連ワード」を
クイズ形式で確認します!
お子さんとも一緒に考えてくださいね。

まずは、避難に関するワードです。
次の3つの情報のうち、あなたの住むエリアにどれが出されたら
すぐに避難行動を取らなくてはならないでしょうか?

 ? 避難勧告
 ? 避難指示
 ? 避難準備・高齢者等避難開始

・・・正解は、「全部」です。
避難に関する情報は、それぞれの自治体が判断して出します。
もし、あなたのご家庭に高齢の方や、障がいをお持ちの方、
妊婦さんや小さなお子さんがいる場合は、避難に時間がかかるため
「避難準備・高齢者等避難開始」が発表された段階で、
すぐに避難行動を始めましょう。
避難に不安がある方であれば、誰でも避難を初めてOKです。
一方、国が災害の警戒レベルを5段階で発表する取り組みが去年から始まり、
避難勧告と避難指示は、同じ「レベル4」になりました。
レベル4が発表された時点で、エリアに住む全員は
速やかに避難行動を取ってください、ということです。

次の問題です。
その『避難行動』とは、次のどれを指すでしょうか?

 ? 全員すぐに公共の避難場所に行くこと
 ? 避難場所には必ずしも行かず、家や近くの建物の安全な場所で過ごすこと
 ? 持ち出袋などの準備を始めること

・・・正解は?
避難場所には必ずしも行かず、家や近くの建物の安全な場所で過ごすこと、です。
例えば豪雨など、外に出て避難場所に向かうことが既に危険な状況もあります。
避難行動とは、難を避ける行動。
つまり、その場でできる最大限命を守る行動、ということです。
避難指示や避難勧告が出ても、
どこかに行くことだけが避難ではないということをしっかり覚えておいてください。

では、最後の問題です。
家族で離れ離れのときに、大きな災害が起きてしまったら・・・
電話もつながらない中、どうすればいいでしょうか。

 ?家に戻って、家族を待つ
 ?事前に決めた避難場所にひとりでも向かう
 ? その場で電話がつながるまでかけ続ける

・・・正解は?。
事前に決めた避難場所にひとりでも向かう、です。
ひとりひとりが確実に自分の命を守ることが、
2次災害に巻き込まれない重要な鍵となります。

このような感じで、お正月休みに家族みんなで
災害への備えを改めて確認してくださいね!
古賀涼子でした。

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