1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災から、きのうで25年。
阪神大震災は、戦後初めての大都市直下型地震で、
6,434人もの方が犠牲になりました。

近年の地震や豪雨などによる被害の状況を見て、
いざという時の備えを進めているという方も、
たくさんいらっしゃると思いますが、今朝は、
災害時の安否確認として活用できる「災害用伝言板と伝言ダイヤル」
改めてご紹介します。

この「災害用伝言板と伝言ダイヤル」、
毎月1日と15日に体験できるようになっていますが、
ちょうど今、1月15日から21日の「防災とボランティア週間」の期間も
体験できるんです。

まず「災害用伝言板」ですが、これは携帯やスマートフォンなどから、
文字で自分の安否情報を伝えたり、相手の安否を確認できたりするものです。
方法は簡単で、携帯各社のトップ画面から「災害用伝言板」をクリックして、
安否の登録か確認を選べばOKです。

登録を選ぶと、定型の文章、例えば「無事です」や「被害があります」、
「自宅にいます」、「避難所にいます」などが出てくるので、
それらを選ぶか、自分で短いコメントを書き込んむこともできます。
その上で、登録を押すと、伝言の登録が完了します。
伝言の確認をするには、安否確認したい相手の携帯電話番号を入力して、
画面で「検索」を選ぶと、検索結果が表示されます。

一方、「災害用伝言ダイヤル」とは、
大地震などの災害によって電話がつながりにくくなった時に開設される
災害時の声の伝言板です。
「171」に電話をすると、伝言の録音や再生ができます。

方法は、まず「171」に電話をかけて、
音声案内に従って、1を押すと伝言を録音できます。
次に、自宅の電話番号や自分の携帯電話番号を入力すれば、
30秒間、自分の声を録音することができます。
また、音声案内に沿って、2を押して、
連絡を取りたい人の電話番号を入力すれば、
録音された伝言を再生することができます。

普段から、家族や周りの友人に、
災害の時は、伝言板や伝言ダイヤル171に登録するよと伝えておけば、
お互いの安否を確認するのに役立ちます。
「災害用伝言板」「災害用伝言ダイヤル171」
体験期間の今月21日までに一度試してみることをおすすめします。

音声ファイルはこちら