今朝は、「あかちゃんとママを守る防災ノート」についてお伝えします。
このノートは、内閣府と国立保険医療科学院が作ったもので、
東日本大震災で被災したお母さんや妊婦さんから聞いた話を元に
作成されています。
この防災ノートには、
親子向けの避難バックで必要なものや、マメ知識など、
妊婦さんや赤ちゃんに役立つ情報がたくさん詰まっています。
ママだけでなく、多くの人に役立つ情報もまとめられているので、
今朝は、この「あかちゃんとママを守る防災ノート」の中から、
2つご紹介しましょう。

まず1つ目は、「連絡について」。
災害が起きた時に、自分が、子供のそばに
必ずしもいられる訳ではありません。
ママ友の携帯電話の番号やメールアドレスは、
携帯の中にしか保存されていない、ということありませんか?

もし、自分に何かがあった時に備え、
子供のことをお願いできる人を書き出しておきましょう。
ママ友やご近所さん、管理人さんや町内会の方、
幼稚園や保育園など、いざという時のために、
電話番号を書き出しておくと、電話が通じなくなっても、
別の方法で連絡できたり、誰かに伝えたりすることができます。

次に、「備蓄用品」についてです。
妊婦さんやあかちゃんがいるお母さんたちは、
通常の備蓄用品にプラスして、備えておきたいものがあります。
まず、母子健康手帳と健康保険証。
これは、常に携帯して、
大切なページは、スマホのクラウドなどに保存しておくといいでしょう。
母子手帳が濡れたり、流されてしまった時に有効です。

そして、大切な「ミルク」。
今までは、粉ミルクが主流でしたが、去年3月から、
日本でも販売が始まった乳幼児用の液体ミルクを準備しておくと便利です。
粉ミルクと違って、お湯が必要なく調乳済みなので、
衛生面も安全に保つ事ができます。

その他、離乳食や、おむつ、おしり拭き、ガーゼ、抱っこ紐、
スタイやスプーン、紙コップ、そして、おもちゃなどを、
備蓄用品としてプラスして備えておきましょう。

この「あかちゃんとママを守る防災ノート」は、
内閣府のホームページからダウンロードして自由に使う事ができます。

妊婦さんも、お母さんも、この防災ノートを使って、
何か起きる前に、自分がどれくらい防災の知識を知っているか、
備えているかチェックしてみてください。

また、災害が起きた時、妊婦さんや赤ちゃんのために、
特別な避難所の整備などをしている所もあります。
東京都の文京区や大田区では、
妊産婦と新生児に特化した避難所が整備されています。

災害が起きた時の赤ちゃんやお母さんのケア、
取り組みは、住んでいる地域によって異なります。
まずは、自分の住んでいる街がどの様な防災対策をしているのか
把握することも大切です。


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