東京FMアナウンサーの手島千尋です。
今日から防災フロントラインを担当する事になりました。
災害や地震が起きた時に、皆さんに役立つ情報を
分かりやすくお届けしていきます。

4月は新しい生活を始める方やお引越しのシーズンでもありますよね。
そこで、東北大学・災害科学国際研究所の今村文彦先生に、
地震から命を守る家具の配置、そして備えておく物」について
お伺いしました。
家具の配置する際に、安全な方向方角はあるんでしょうか?

今村先生:これは揺れる方向がいろんな状況があるので、
一定に対しても備えても十分ではない。
いろんな方向から来ても倒れない様にするというのが大切です。
あとは揺れた後にドアが閉まってしまって外に逃げることが
できない状況もありますので、ドアの周りにいろんな物を置かない
という事がポイントになると思います。

今は、転倒防止という事で金具だったりサポートの器具があります。
または、床から天井までフィックスすれば空いている所は、
ダンボール箱で埋めていただいても良いかと思います。

震度5くらいの地震で家具などが倒れる恐れがあると言います。
最近では、震度5の地震は珍しくありません。
新生活を始める方でなくても、今一度、自分の家の家具は転倒しないかどうか。
ドアの周りにものがないか確認しましょう。
今村先生は、家具の安全な設置が終わったら、家で必ず備えて欲しいものがある
と話します。

今村:非常食等も用意してもらいたいですね。
基本的には3日間なんですが、首都直下とか広域で大きな地震
になりますと1週間といのを目安にしたいです。
基本的には水が必要です。
食べ物に関しては、いろんな長持ちするものがあって、
栄養もバラエティーがあり、いい物もあります。
大切なのは持病などをお持ちで薬ですね。
それが大切になる状況になる場合もある。
必要な物を非常落ち出し品、非常食のチェックリストということで
準備していただければと思います。

今は、様々な非常食が開発されています。
水やお湯を注ぐだけで食べられるアルファ米は、
白米に限らず、ピラフやチャーハン、五目ご飯など
たくさんの種類があり、加熱機能付きのご飯パックも市販され、
ガスや電気がなくても温かい食事をとる事ができます。
何を買えば良いのか迷われている方は、非常食のセットもありますので、
新生活を始められる際に、購入して非常時に備えましょう。

また、家の周りがどの様になっているのか歩いて、
地震や災害があった時の避難経路を確認しましょう。
合わせて、ハザードマップを見ておく事も大切です。

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