2020年07月18日
08:25 「大規模水害に備える コロナ禍での避難方法・避難場所」
九州の広い範囲をはじめ
岐阜県や長野などを襲った豪雨災害。
新型コロナウイルス感染の
収束が見通せない中で起きた大規模水害。
ウイルスと水害の複合災害が
もしかしたら、
あなたの住んでいる街でも起きるかもしれません。
今日は、
「水害が起きた際の避難方法・避難場所」
についてお伝えします。
まずは、
自分の住んでいる地域が
避難するべき場所であると判断したら
避難所に行きましょう!
その為には、
この番組で何度もお伝えしていますが
日頃からハザードマップを確認する
習慣をつけてくださいね。
家や働いている場所が避難する場所なのか
どうかを確認しておく事が大切です。
一方、
水害での避難方法について、
防災・危機管理アドバイザーで防災システム研究所の
山村武彦先生はこう話しています。
山村先生:
避難所に行くという行為が、場合によっては
クラスターに巻き込まれてしまう可能性もあるわけですね。
危険区域の危険なお家に住んでいる方へ対しての全員避難です。
例えば、
マンションの上階に住んでいれば、避難しなくてもいいですし、
あるいは浸水していても、わずかな浸水であれば
安全な2階の部屋に避難する。
いわば、垂直避難というのもありますよね
今回の豪雨では、
14日時点で九州を中心に河川の106の河川の
100ヶ所以上で氾濫が確認されています。
河川は、
1箇所で堤防が決壊したり氾濫したりすると
一気に低い土地が水に浸かります。
移動するのが危険だと判断した場合は、
無理に移動はせずに、自宅の2階に避難する
垂直避難で救助を待つことが大切です。
また、山村先生は
コロナウイルス感染の中での
避難場所についてこう話してくださいました。
山村先生:
避難所だけではなくて、
基本的には分散避難を考えてほしいですね。
今までは避難勧告が出たら、
避難所に避難するという認識でした。
そうではなくて、
安全が確保できたお宅は基本在宅避難ですね。
避難というのは、避難所だけではなくて、
避難する場合にもいくつかの選択肢がある
という事を認識して欲しいと思います
在宅避難の他にも、
親戚や知人の家、ホテル、
車中泊など様々な避難先に
分散して避難する事が大切です。
豪雨の被災地、
熊本県人吉市の方々にお話を伺った際に
友人家に避難しているという声や
親戚の家や旅館に避難しているという声も聞かれました。
最後に、
山村先生は
コロナウイルス感染症の中で、
今回の様な災害が起きた時も
大切にして貰いたい事があると話します。
山村先生:
日本は、古くから地震や台風に襲われてきた国です。
みんなが駆けつけて、
そして被災者に寄り添い、
助け合って乗り越えてきた国なんですね。
ところが、ウイルスになると、
密接や密着をできるだけ阻害しようとしますよね。
もちろん
物理的な距離は保ちますが
心と心の距離は、
是非密着して寄り添って欲しいと思います。
人の距離は保ちながら、
心の距離は密にして、
そして、手を取り合いましょう。
音声ファイルはこちら
岐阜県や長野などを襲った豪雨災害。
新型コロナウイルス感染の
収束が見通せない中で起きた大規模水害。
ウイルスと水害の複合災害が
もしかしたら、
あなたの住んでいる街でも起きるかもしれません。
今日は、
「水害が起きた際の避難方法・避難場所」
についてお伝えします。
まずは、
自分の住んでいる地域が
避難するべき場所であると判断したら
避難所に行きましょう!
その為には、
この番組で何度もお伝えしていますが
日頃からハザードマップを確認する
習慣をつけてくださいね。
家や働いている場所が避難する場所なのか
どうかを確認しておく事が大切です。
一方、
水害での避難方法について、
防災・危機管理アドバイザーで防災システム研究所の
山村武彦先生はこう話しています。
山村先生:
避難所に行くという行為が、場合によっては
クラスターに巻き込まれてしまう可能性もあるわけですね。
危険区域の危険なお家に住んでいる方へ対しての全員避難です。
例えば、
マンションの上階に住んでいれば、避難しなくてもいいですし、
あるいは浸水していても、わずかな浸水であれば
安全な2階の部屋に避難する。
いわば、垂直避難というのもありますよね
今回の豪雨では、
14日時点で九州を中心に河川の106の河川の
100ヶ所以上で氾濫が確認されています。
河川は、
1箇所で堤防が決壊したり氾濫したりすると
一気に低い土地が水に浸かります。
移動するのが危険だと判断した場合は、
無理に移動はせずに、自宅の2階に避難する
垂直避難で救助を待つことが大切です。
また、山村先生は
コロナウイルス感染の中での
避難場所についてこう話してくださいました。
山村先生:
避難所だけではなくて、
基本的には分散避難を考えてほしいですね。
今までは避難勧告が出たら、
避難所に避難するという認識でした。
そうではなくて、
安全が確保できたお宅は基本在宅避難ですね。
避難というのは、避難所だけではなくて、
避難する場合にもいくつかの選択肢がある
という事を認識して欲しいと思います
在宅避難の他にも、
親戚や知人の家、ホテル、
車中泊など様々な避難先に
分散して避難する事が大切です。
豪雨の被災地、
熊本県人吉市の方々にお話を伺った際に
友人家に避難しているという声や
親戚の家や旅館に避難しているという声も聞かれました。
最後に、
山村先生は
コロナウイルス感染症の中で、
今回の様な災害が起きた時も
大切にして貰いたい事があると話します。
山村先生:
日本は、古くから地震や台風に襲われてきた国です。
みんなが駆けつけて、
そして被災者に寄り添い、
助け合って乗り越えてきた国なんですね。
ところが、ウイルスになると、
密接や密着をできるだけ阻害しようとしますよね。
もちろん
物理的な距離は保ちますが
心と心の距離は、
是非密着して寄り添って欲しいと思います。
人の距離は保ちながら、
心の距離は密にして、
そして、手を取り合いましょう。
音声ファイルはこちら