実際に災害が起きた時、
被害を最小限に抑える為には、
事前の防災対策は必要不可欠です。
年々災害が増えている今、
自分の身を自分で守る『自助』の意識を高める事が求められています。

そこで、今、
注目されているのが“マイ・タイムライン”です。
マイ・タイムラインとは、
家族構成や生活環境に合わせて作る
『自分自身の避難行動計画』の事です。

このマイ・タイムライン、
大規模な水害が発生した時、
自分や家族のとるべき行動について
“いつ”“誰が”“何をするのか”を
あらかじめ時系列で整理する事で
災害が起きた時の判断サポートツールとして期待されています。

これは、2015年9月の関東・東北豪雨が起きた時に
多くの人が逃げ遅れてしまったという事を教訓に始まったものです。

例えば、
台風が発生してから避難するまでの
マイ・タイムラインを作るとすると3日前からスタートします。
行政から発信される情報・川の水が氾濫するまで、
備えるもの、自分の行動、地域の行動などを
分けて時系列で記入をしていきます。

マイ・タイムライン作りの講習会を開いている
河川国道事務所の森野香織さんは、
マイ・タイムラインを作成する時に
心掛けて欲しい事があると話します。

森野さん
ハザードマップをきちんと確認する事で、
いざという時に必要な避難行動であるとか
垂直避難が必要なのか、水平避難なのか、
そもそも避難が必要ない人もういるのでリスクをまず知る事、
情報をどの様にとるのかを考えてもらいたいです。
どのタイミングで逃げるべきなのかを整理してもらう事が大切です

情報をどこで取れるのか頭に入れておく事は非常に大切ですよね。
いざという時に冷静に情報を収集する事へとつながりますよね。

また、
森野さんは、マイ・タイムライン作った後が大切だと話します。

森野さん
マイ・タイムラインを作る過程で
考えた事、知った事が身について命を守る為のツールになれると思っています。
帰って作っただけだとしまってなくなってしまうので、
作ったら行動してほしいなと思っています。
例えば、街歩きをしながら、
安全な避難のルートを考えるなどしてほしいと思っています。
確かに、街を歩く事によって想像する事ができますよね。

もっとこうした方がいいかもしれない。
など新たな発見も出てくるかもしれませんよね。

皆さんも、マイ・タイムライン
作ってみてくださいね♪

マイ・タイムラインを作ってみようかなと思ったら、
河川国道事務所のHPや東京都のHPから
マイ・タイムラインのシートを誰でもダウンロードする事ができます。
また、区市町村のハザードマップにつている場合もありますので、
確認してみてくださいね。


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